2011年3月24日木曜日

◆”それ”はどうなって起こったのか?

最初文法などまったくわからないときは、少しずつ少しずつ覚えていくことになります。ノロノロのカメさんのような状態です。

ある一定期間、勉強と記憶することを継続していくと、だんだんと単語やフレーズがある程度わかるようになってきます。

またショートセンテンスなどもわかるようになってきて、文法も少しわかる(中国語の構成のしくみがわかってくると)ようになってくると、急激に理解が進み始めるときがきます。

そして同じ勉強をしても吸収量が徐々に増えて、そのうちどんどん増えていくような時が来ます。カメがウサギの状態に近づいていくわけです。

今までもやもやの雲の中だったというか、目の前に雲があってなかなか見通せなかったものが、急に雲が晴れて見通せるようになる感覚(まだ完全には晴れてはいないが、前方のものの輪郭が急に見えるようになってくる感覚)が得られる時期がきます。

そのときの覚えるスピードは最初の2倍、3倍にもなっているでしょう。
その後はやっている内容をよく理解しながら進めていけるようになりました。

と、いうことで・・・、
結構短い時間に いろいろなフレーズがわかるようになり、そしてある程度正しく言えるようになってきたとき でした。 ”それ”が来たのは。

以前はまったく聞き取れなかったので、他の人が話す内容を聞き取ろうと集中するようなことはまったくなかったのですが、突然聞こえるようになったのです。

あたかも日本語を誰かが話しているかのように、聞き取れたのです。
急に中国語を誰かが日本語翻訳して言っているかのような、錯覚に落ちてしまう状態に近いかも知れません。

そして誰も翻訳してくれているのではなく、急に意味が聞こえる(理解できる)ようになっていることに気づいて、ひどくびっくりしました。

頭の中の翻訳機のスイッチが、突然電源ONになった感じです。
翻訳のためのデータが頭の奥に少しずつインプットされて、あるレベルになったので自分の無意識がそのスイッチをいれたのかも知れません。

それ以降は人の話が急に、そしてどんどん聞こえるようになっていきました。
勉強を初めてから、ちょうど6ヶ月後くらいのときでした。

次は「話せるようになるためには、何が一番大事か」を書いて、まとめたいと思います。