2011年8月11日木曜日

ピンズラーアメリカ英語(Pimsleur English)でスピーキング練習

前回までの取り組みで、短文と接続詞による簡単な英会話ができるようになりま
した。

そこで次に考えたことは、さらにスピーキング能力をアップさせるために、良い
教材を見つけ、それを足がかりに能力アップを図ろうとするものでした。

今日はその辺の取り組みについて、書きたいと思います。

いろいろ教材が数ある中で、わたしはスピーキングに的を絞っていたので、迷わ
ピンズラーアメリカ英語を選びました。

最初その勉強の進め方はわからなかったのですが、まるまる1セッションが吹き
込まれているサンプルCDを無料配布しているとのことで、まずはそれを使って
勉強してみよう。そして良かったら購入を考えようと思い、すぐに申し込みをし
ました。

届いたあとすぐに集中して内容を聞いてみて、すぐに感じたのは
「今欲しいのはこれだっ!」
と思ったわけです。

なぜそう感じたかというと、
1)テキストを使わない     聞くと話すをメインに取り組む
2)スピーキングにウェート   ほとんどが話せるようになるための練習
3)記憶への定着率が良い  人間の忘却曲線による科学的根拠に基づく

という特徴があり、勉強は隙間時間を利用してMP3データを聞くことを中心に
して進めたいと思っていたその頃の自分において、ぴったりの教材だと感じたか
らです。

内容をもう少し具体的に書きますと、まずネイティブのナチュラルスピードでの
会話があり、その会話を聞き取ることにより、そのあとに勉強するシチュエーシ
ョンと基本構文を感じ取ります。

そして勉強をしていくための場面について、頭の中にイメージが湧き出るような
ナレーション説明がされ、それを聞いてから会話の練習が始まっていきます。

できるだけ日本語を少なくしており、かなりの部分が英語による指示になってい
ます。説明をしたり、質問をしてきて返答をさせられたり、読み上げられた英文
に対してリピーティングの要求があったりなど、ただ解説や例文を聞くだけのも
のではなく、自己参加型のレッスン内容となっています。

ヒアリングも当然必要ですが、どちらかというとスピーキング力の強化の方に多
くの時間を注ぎ込んでいる教材なのです。

上記の部分でも書きましたが、画期的なのは人間の忘却曲線の原理に従い、
忘れ始めるころのタイミングを見計らって、何度も何度も同じ設問が繰り返され
ることです。

おかげで聞いて話すだけの練習なのに、頭の中へすごくしっかりと定着させられ
るように思いますね。

設定された場所にあたかもいるような臨場感を持ちながら、自己参加型で会話
の練習として、そしてそれを適切なタイミングで繰り返すことにより、聞くことと話
すことが本当にスムーズに身についていくという感覚があります。

毎日通勤途上の車の中で続けることにより、スピーキング力がずい分延びたな
と感じました。とても素晴らしい教材だと思います。

・・が、テキストは無しでCDが十数枚の教材なので、あと少し安価ならばベスト
なのですが・・・。


記事後記:

このピンズラーアメリカ英語(スピーキング)とSIM英語(ヒアリング)は、
わたしの終生の教材になったように思います。

ピンズラーは高価な教材ですがⅣまで購入しました。何度も聞いた今は、エッ
センスを抜き出し合成して、ダイジェスト版を作って利用しています。

もちろん今でも毎日続けています。

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