2011年8月25日木曜日

◆一人でできるスピーキングの練習方法

日本の英語教育はスピーキング練習が不足していると言われています。

わたしはスピーキングというボヤッとした広い範囲の言い方ではなく、さらに
焦点を絞った言い方をすると、

★実戦で本当に重要なのは

  1. 言いたい内容から瞬時に必要な基本文を選出し、
  2. それをベースにフレーズを選び出し、
  3. センテンスに仕上げながら同時に話す

という部分だと思っています。
つまり、スピーキングの裏方である作文能力が、より重要なのです。

実は、この作文能力は相手がいないと練習できないというものではなく、
自分一人でいくらでも訓練することができます。

ある言いたいことに対して、

①即座に決められた短い時間で 英文を創作して発音する  ⇒これは英会話
そして、                   ̄ ̄ ̄ ̄
②即座に決められた短い時間で 英文を創作して書き上げる ⇒今回提案の訓練
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということで、一人でも訓練することができます。

そのやり方ですが、例えば

★パソコンを使ってやる場合

  1. あらかじめ作っておいた質問文(英文)をランダムに表示させる
  2. その表示から例えば1分以内で自分の言いたいことを作文する
  3. 英語の語順で作文しながら、順にノートに書いていく

というような訓練をやれば良いのです。

いろいろな参考書や英語関係の本より、
会話例の質問文(英文)を多数エクセルにインプットしておき、
エクセルマクロを使いボタンを押すとランダムに質問を選択して表示し、
その後一定時間経過後、終了アラームを鳴らす
ということをすれば良いですね。


★会話例の本を使ってやる場合
パソコンを使うのが面倒という人は、多数会話例が載っている本を1冊用意し、

  1. ランダムにページを開き、そのページに載っている質問文を素早く一つ決め、
  2. そしてすぐに本を閉じると同時に自分なりの返答文を作文開始、
  3. 英語の語順で作文しながら、それを順にノートに書いていく

というようにやるのも一つのやり方ですね。

いろいろなジャンルの質問をどんどんこなしていき、作文のための時間も少し
ずつ短くしていければ、自分の作文能力はどんどん向上していくでしょう。


★ここで注意すること
「あくまでも質問文をキーにして、自分のことでの返答文を作るということ」
をするようにしてください。

つまり、
「頭の中で」「英語の語順で」「自分なりの内容で」「作文をすること」
が大事だからです。

あとはどうやって続けるかですよね。
ただ勉強するだけだと、いずれ飽きてきて続かなくなってしまいます。

そのためわたしはオンライン英会話をやっています。
レッスンで話そうと思っているテーマについて、事前にケーススタディを兼
ねて練習をするようにしています。

そうするとレッスンの時にその効果を感じることができ、モチベーションが
維持できますので。



記事後記:

仕事で中国へ3年半行き、中国語が不自由なく話せるようになったことは、
以前の記事で書いたとおりです。

最近、せっかくものにした中国語を錆び付かせるのはもったいないので、
英語と同じように中国語も何かをしなければいけないなと思っています。
庶民の中国を紹介するブログでも作ろうかと・・・。

日本人にとっては、英語より中国語の方がはるかに簡単です。
やはり漢字が共通なのが大きいですね!


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