会話をするとき、いろいろと経験したことが話題になることがあると思いますが、
その際に人やもの、状況などを説明するのに必要なのが描写能力です。
今日はこの描写能力について書いてみたいと思います。
この描写能力はスピーキング能力においては基本中の基本です。
会話をenjoyするために、とても重要な能力だと思います。
「休みに箱根に行ったんだ」「あ、わたしも行きたいと思っているの」
「どんなところ?」
「あ…、い…、うー…」
こんな調子では、会話も弾みません。
何を聞いても「知りません」では、けっして盛り上がる会話をすることはできない
でしょう。
どうせおしゃべりするなら、自分が知らないことを教えてくれるような友達との話
が、おもしろいのではないでしょうか。
そのような話のできる人になりたいのですが、そのためにはまずはいろいろと
経験して知っている必要があります。
そしてさらにそれをうまく相手に伝えれなければなりません。
従って描写能力を鍛えることは、楽しくコミュニケーションをする上で絶対に
必要なことですよね。
もしも海外のお客様と話すチャンスがあっても、意外と生かせていない人が多
いですね。その原因の一つに、自分が質問をすることばかり考えて、質問され
た場合の準備ができていないことがあります。
この描写能力はとても大事な能力なので、普段から少しずつ練習するように
したいものです。
その練習のやり方は、以前記事にも書いたと思いますが、
まずは写真や絵を見て、
「これは~のような絵です」
「二人の男性がコンピューターの前でスクリーンを見ながら、何かを話し合って
います」と説明したり、
「昨日こんな映画を見たんだけど」「今こんな本を読んでいるんだ」
「うちの姉はこんな性格でね…」などと、
自分が見たり聞いたりしたものや、知っている人のことなどを説明するような
練習をするのが良いでしょう。
ひとりでこつこつと続けるのは結構大変と思いますので、各自自分として続け
やすい方法を工夫していただきたいと思います。
わたしの例ですが、車を運転して信号で止まったとき、かならず回りを見て
一文言うようにしています。車を運転しない人は、いつも雑誌か何か自分の
興味のある本を持ち歩き、待ち時間などに本を開き一言つぶやくか、頭の中
でつぶやくようにしてみるのも良いでしょう。
あまりに一気に頑張り過ぎると、すぐに続かなくなってしまうので、1日1文から
始めたらどうでしょうか。とにかく習慣化することが大事だと思います。
ところで話は変わりますが、人に質問をされて「知りません」と言おうとして、
I don't know. を連発しないように注意した方が良いと思います。
I don't know. はとても突き放した言い方になるため、冷たい感じになってしま
うからです。 せめて
I'm afraid I have no idea.
などのように、(知らなくてごめん!)という気持ちをこめるようにしたいもので
すね。
記事後記:
「英語スピーキング スキルアップBOOK」妻鳥知鶴子、植田一三著(明日香
出版社)はわたしの愛読書の一つです。
その中に描写能力のことが書かれていて、とても参考になる内容でしたので、
何カ所も引用させていただいております。どうもありがとうございました。
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