2011年7月10日日曜日

◆効果的な会話練習の仕方はどうやれば良いのか?

先の記事で中国語がどんどん出だすと、英語がどんどん出にくくなる
と書きました。

一方でヒアリングはいろいろな言語が混在しても、まったく違和感な
くシームレスで聞き取れました。

その原因は何なのか、どこが違うのか、それを乗り越える手だてがあ
るのか・・??。

何とかしてそのヒントを掴もうとして、いろいろな事柄を整理して考
えてみました。

その結果たどりついた結論は、
過去の経験の差、体験回数の差
つまり、
そのシーンへの遭遇回数の差
もっと言うと、
そのシーンがどれだけ強く記憶に焼き付けられているか
ではないかというところに行き着きました。

つまり、その場所、そのシチュエーションでどれだけ英語で会話した
か、どれだけ中国語で会話したか・・の差ではないかということです。

また、ただサラッと勉強し覚えるだけでなく、実際の場面で5感を使
って会話して覚えたことの方が、より強く記憶に残ることは皆さんご
存知の通りです。

ですがそれで終わりではなく、そのことがあとでより明確でスムーズ
なアウトプットにつながるのではないかということです。

つまりただ覚える、勉強するだけではなく、より行動や体験を伴って
記憶されたことの方が、よりアウトプットで優先されるのではないか
ということです。

以前、中国のその場所で苦しみながら無数に会話を繰り返した経験が
あるため、同じ場所に行き同じシチュエーションになると、努力無し
でポンポンとその場に合った中国語が飛び出してきます。

その環境に浸ることの影響が非常に強いので、英語ではなく中国語が
先に出てくるのだと思っています。

以前、中国語をまったく知らなかった場合は、日本語と英語だけで、
とにかく海外へ行けば英語モード・・だったのですが、今は英語だけ
ではなく中国語も同じレベルで機能していますので、このようになる
のかなと考えています。

英会話では圧倒的に体験回数が多い香港では、ホテルのチェックイン、
チェックアウト、レストランでのオーダー、買い物などのシチュエー
ションになると、英語が飛び出してくるような気がします。

もしもこの推察が正しいとしたら、頭の中で意識的に英語に切り換え
ることも可能でしょうが、よりスムーズに出来るようにするためには、
ただ単に英語を音読するだけではなく、擬似体験に近くなるよう強く
イメージを持ちながら進めるのが良いことになります。

さらには、その場の写真を用意して、あたかも自分がそこにいるつも
りになって音読するのが、効果的なように感じます。

つまりそのキーワードは
強くイメージして、擬似体験しながら
ではないかと考えています。

じゃあ、どうやって強くイメージするの?
どうやって擬似体験すればいいの?

・・・・・・???  → なんか方法考えてみます。

なんとかしてその検証実験をやって、
「イメージする場合としない場合に大きな差が出る」
・・・となるのでは?
いやきっとなると思います。。。
いや、・・・なって欲しいです!  (何のこっちゃー)

今までの話しとは別のところでですが、海外のエドガー・デールという
研究者の方と思いますが、同じようなことを述べている記事を見つけ
ましたので、参考に載せさせていただきます。

要旨は、14日後に覚えている確率は、
1)読むだけ   10%
2)聞くだけ     20%
3)見る+聞く   50%
4)言うだけ    70%
5)言う+体験  90%
である


・・・という理論です。
正に体験から「その通りです」と感じており、納得です。

今後、自分でその理論を活かした実験を考えやってみて、もしも良い
結果がでたならば、また記事に載せたいと思います。