英和辞書での和訳と英英辞書では、意味のニュアンスが微妙にずれている
場合が多々あります。
英和辞書だけを使っていたのでは、和訳と実際の意味とのニュアンスの違い
を誤解したまま覚えてしまい、結局は使えない語がたくさん出てきてしまう
ということになりかねません。
スピーキング力をUPさせるのに、1人でもできる最高の方法の1つが、
「英英辞書を引いて「音読する」こと」
です。
これは単に英英辞書を引いてその説明を黙読するよりも、発信力をUPさせる
上でさらに効果的なアプローチとなります。
そしてさらに効果的なのが、その英語の説明文をリプロダクション(再生産)
する方法です。
つまり、定義を一度見たら辞書から目を離し、今見たことを思い出せる限り
口に出して言って見るのです。
その反対に一番悪いのが、英和辞書の意味を読んで納得しそれで終わって
しまうやり方です。
英英音読アプローチは、何らかの事柄を英語で言う場合にも非常に効果的です。
例えば「平泳ぎ」を和英辞書で引いて、"breaststroke"と覚えるだけでは
スピーキング力のUPはあまり望めませんが、
次のように英英辞書を引いてその説明を音読すれば、日本人の苦手な
基本動詞や句動詞に強くなり、表現力がどんどんUPしていきます。
freaststroke:
a way of swimming
in which you push your arms straight ahead
and then
bring them back in a circle toward your sides,
while bending you knees toward your body
and them kicking out
泳ぎ方の一つで、
両手をまっすぐに 伸ばし、
それから
円を描いてわき腹の方へ戻し、
同時に ひざを体の方へ曲げてから
足を蹴り出す
みなさんはこの強調文字部分の日本語をスラスラと英語で言えますか?
意外と難しいのがこの「動作表現」です。
動作表現はこのように基本動詞・句動詞で言い表せることが多いのです。
以下、さらに例を2つあげます。
例1:冬眠する
sleep all the time
during the winter
例2:千里眼
someone
who claims to be able to tell
what will happen in the future
少しずつ英英辞書を使うことに慣れていき、そしてどんどん
「音読&リプロダクション」をしましょう。
そうすれば、どんな単語でも簡単な英語で説明できるようになりますよ!
・・と、「英語スピーキング スキルアップBOOK」妻鳥千鶴子、
植田一三著、に書いてあり、自分も継続トライしています。