2011年5月26日木曜日

◆香港トランジットのとき英語に救われた体験(続編)

すぐ近くで掃除をしていた人に、英語で聞きました。
「ベトナムハノイへ行くには、どう行ったら良いのですか?」
と聞くと、

「そのエスカレーターに乗りなさい」・・・と。

「前回は一度もこのエスカレーターに乗らなかったのに・・・」
と思いつつ、時間がせまってきた今となってはとにかくその人を信じて
行ってみるしかない・・との結論になり、

またまた意を決してエスカレーターに乗りました。

長いエスカレーターを乗り継いで、どんどん下の階へ降りていきました。
最下階へ行き着くと、そこには1台の電車が止まっていました。

一緒にエスカレーターに乗ってきた人はエスカレーターから降りると、
みんなその電車に乗り込んで行きます。

またもや、
「前回は一度も地下の電車なんか乗らなかったのに・・・」
と思い、
「もし乗って間違っていたら、ハノイへの飛行機に乗り遅れるな・・」
とも思いました。

もう随分時間が押し迫ってきていたからです。

いろいろ考えていても結論がでません。
仕方なく近くにいたおじさんに、また聞くことにしました。

「ベトナムハノイへ行くには、どう行ったら良いのですか?」

するとそのおじさんは、
「この電車に乗りなさい」
でした。

もう余裕がなくなっていたので、再度意を決してその電車に乗り込み
ました。

そのときわたしは、まったく香港空港の階層構造が頭に入っておらず、
その電車はターミナル移動用だということがわかっていませんでした。

そのため不安な状況が続き、どんどん追い込まれていったのです。

電車に乗っている間も不安で、もしも乗り遅れたら便のチェンジは
どうやったら良いんだろう・・などと考えている間に電車は到着。

そこからエスカレーターで上に上がると、ハノイ行きのゲート案内
表示があり、ゲートまで走って移動して、搭乗している人の列の
最後に並ぶことができました。

その時、残っていた人は7人。
あと数分遅かったら、きっと乗り遅れたんだろうなと思いました。

搭乗した機内で、もらったなまぬるいビールに氷を入れて飲みながら、
しみじみ英会話をやっていて良かったなぁーっと感じた瞬間でした。