南の国では5~7月あたりが夏で、そしてwetシーズンになるのですが、
日本のように雨が一日中じめじめと降り続いているというわけではあ
りません。
よく聞く「スコール」というもので、突然やってきて大量の雨が降り、
突然去っていくという感じに近いです。
天気が良くて暑い状態のときに、少しだけ風が出てきて、遠くを見ると
真っ黒な雲が見えます。
そして風が徐々に強まってきて、先ほどの黒雲がぐんぐん近づいてきま
す。
風はさらに強まり、そしてあたりが急に真っ暗になり、雨が降り出して
きます。ポツポツから徐々にザーっとなり、そのうちバシャー!!!と
なります。
それこそバケツをひっくり返したような降り方です。地上では大量の雨
が低い場所に流れこんで、あっという間に川のようになってしまいます。
そして・・突然去っていきます。あたりはサーっと明るくなり、また日が
照ってきます。
そのときにときどき虹が見えることがあります。
もしもそのときに「虹」という単語が出てこなかったなら、
あなたはどう説明するでしょうか?
(前置きが長くてすいません!)
今回はもう一度、どういう順で説明した方がよりわかり易いか、復習を
兼ねて考えてみましょう。
■考える順は
第1文を言ったときに、相手はあてもない部分から、ある範囲のことに
絞れるようになることが理想的です。
・「傘」 の場合 → 雨が降ったときに使う器具
・「三脚」の場合 → 写真を撮るときに使う器具
・「洗剤」の場合 → 洗濯をするときに使う薬剤
このように説明した場合は、簡単な1文で説明しただけですが、かなり
対象の範囲が絞れるのではないかと思います。
そうすれば、「虹」の場合はどうなるでしょうか?
例:
「雨が降ったあとに、ときどき起こる自然現象です」
で、どうでしょうか?
もしも「起こる」がわからなければ「発生する」とか、「現れる」でも問題
ないでしょう。
あるいは、
「雨が降ったあとに、その境界に起こる自然現象です」
などど言った場合、今度はその「境界」という単語が出てこなくなる
可能性があります。
ですから、できるだけシンプルな単語でシンプルに言うのが良いと思い
ます。
できるだけ一息に説明したいところですが、1文を簡単にして素早く話
せるようにしたいので、あえて3つの短文で説明しようとしています。
会話レベルが上がったなら、関係代名詞などを使って、1~2文で説明
すれば良いでしょう。
■表現例
結局、考えなおした結果は、次のようになりました。
だんだん絞り込んでいくようにしましたが、3文目は「機能」ではなく
「特徴」になりました。
・We can sometimes see in the sky after it rained.
雨が降ったあと、ときどき空に見ることができます。
・It is a natural phenomenon.
それは自然現象です。
・It is an arch of seven different colours.
それは7つの異なる色のアーチです。
■答え
rainbow [rain・bow] レインボー:虹
英英辞典:
It is an arch of different colours which you can sometimes see
in the sky after it rained.
直訳:
それは異なる色のアーチです。あなたが時々見ることができる。
空で。雨が降ったあと