について、書きます。
日本語では、「~された」「~してもらった」など、受動態(受け身)が
実に多く使われます。
This book was written by Mr.Brown.
この本はブラウン氏によって書かれた
「1.主語は何を考える」でも述べれてていたように、日本語では
「テーマ」が主語になることがあるので、「この本は~」で文が始まるの
は自然なことです。
しかし、だからといってこれをそのまま英語に直訳する必要はありません。
■受動態のむずかしい部分
受動態は過去分詞を使いますが、その場合には少しややこしいことがあ
ります。
・1つは written のように、不規則に変化するものがあるということ。
・もう1つは -ed の語尾の発音が相手にとって聞き取りにくいこと。
・聞き手は文の構成を聞き取り、受動態だと判断して意味をつかむ必要
があるということです。
(ネィティブはそのように頭を働かす必要はないかも知れませんが)
■考え方を転換
ここは、考え方を変えた方が良いということです。つまり、
「~された」は、視点を変えると「~した」に言い換えられます。
主語を替えると、「受動態」は「能動態」になります。
すると上の文は、次のようになります。
Mr.Brown wrote this book.
とてもシンプルですよね。
能動態で話すということはややこしい過去分詞を使う必要がないため、
・不規則な動詞変化に気を遣うこともありません。
・語尾の発音を気にする必要もありません。
・聞き手もシンプルなので分かり易い。
■次の例
次の例を見てください。
「彼はみんなから好かれているね」
「He is ...」で始めても良いですが、受動態だと先ほどの説明の通りと
なるので、ここは主語を「彼」ではなく「みんな」にしてみます。
すると、「みんなが彼のことを好いているね」という能動態の文に変わ
ります。
Everyone likes him.
はい、とても簡単に言えますね。
■今日のまとめ
受動態は使わないで能動態で話すと、文意を変えずに、話し相手に
簡潔に伝えることができます。
「知っている単語で」「シンプルに」= 能動態 です。
我々非ネィティブの初級~中級者は、まずは知っている語彙を使い
シンプルな会話に努めた方が、進歩が早いように思いますね!