さてまたしばらくグロービッシュの素晴らしいトレーニング方法について、
書いていきます。この本を読んでいくと、本当に1500語で話せるよう
になるのでは・・と思ってしまいます。
とにかく素晴らしいやり方だと思いますし、読んでいてすごく説得力が
ありますね。・・ということで始めます。
■グロービッシュの8つのトレーニング
グロービッシュ英語に上げられている8つのトレーニングがあります。
それぞれのところで英語をシンプルな表現で、簡単に話していくための
大事なコツが述べられています。
1)主語は何かを考える
2)能動態で話す
3)短い文を足しながら話す
4)イメージをやさしい英語で伝える
5)グロービッシュ単語で「状態」を表現する
6)グロービッシュ単語をフル活用する
7)知っている単語を加工する
8)間違えやすい英単語に注意する
とても重要で効果的なことばかりだと思います。
■主語は何かを考える
今日は前々回の記事でも少し書きましたが、「主語は何かを考える」に
ついて書いていきます。
それでは質問です。
「英語で文を組み立てるときの一番のポイントは、何だと思いますか?」
・
・
そうです。「主語を決めること」です。
日本語と英語では主語の役割が少し違うことがあります。
例を上げると、
「今日は暇だなあ」
ここでの主語は「今日」ですね。日本語では「テーマ」が主語になること
がよくあります。ではこれを英語にするとどうなるでしょうか?
I am free today.
です。「今日」を主語にして Today is free. とは言いませんね。
ここでのポイントは、
「動作をする人や物」を主語にする
です。このように覚えておくと英語が発想しやすくなります。
■主語が省略されるケース
さらにもう1つの日本語の特徴として、「主語が省略されやすい」という
ことがあります。
「わぁ、いいにおい」
「今朝、寝坊しちゃってさ」
これは英語ではどう言うでしょうか?
主語のない日本語を、そのまま英語にしようとして、泥沼にはまっていま
せんか?
英文を作るコツは「動作をする人や物」を主語にすることです。
「わぁ、いいにおい」は「あるものがいいにおいをさせている」というこ
とですから、
It smells good.
ですね。動作をする人や物が何なのかわからない場合は、someone とか
It などを主語にすればよいのです。
「今朝、寝坊しちゃってさ」は、どうでしょう?
I woke up late this morning.
寝坊した「わたし」が主語ですね。
■今日のまとめ
主語を決めることで文の出だしが固まります。
出だしが固まれば、その後に続く動詞も自然に出てくることになります。
以上が、グロービッシュの重要ポイント(その1)でした。