2012年2月28日火曜日

短文会話から長文へのステップアップ方法

グロービッシュシンプルな短文で話すのに慣れてきたら、少し
ずつステップアップする練習をしていくと良いです。

■1:最初はSVO、SVC
わたしも英語を47歳から始め、最初はSVO、SVCの短文で話す
ことから練習を始めました。

  I stayed at the hotel.
  わたしはホテルに泊まった。
  I am tired...
  わたしは疲れている。

など。

■2:接続詞を使う
そして次は文の前に接続詞をつけて、2文をつないで話しました。

  I am very tired. So I can't go shopping.
  わたしはとても疲れている。それで、買い物には行けない。

という感じですね。

■3:副詞もつけて
そしてさらに文頭や文尾に副詞をつけて話しました。

例えば generally, actually, usually ....

  Actually I can't go shopping today.
  実のところ、わたしは今日は買い物に行けない。

など。

■4:補足するフレーズ
そして次は when や while, duaring, instead of, despite of など
を使って、本文を補足するフレーズをくっつけて話す練習をしました。

  When I got to the station, the train was already gone.
  駅に着いたとき、列車はすでに出発していた。

とか、

  While I listen to music, I enjoy my wine.
  音楽を聴いている間、わたしはワインを楽しみます。

など。

■5:動名詞や不定詞
そして次は動名詞、不定詞を付けて、より表現を広げるような練習
をしていきました。

  We enjoyed watching the movie.
  私達は映画を見るのを楽しむ。

と同時に、この頃には大分会話ができるようになってきていましたの
で、良く使う基本文をピックアップしてレパートリーに追加し、普段の
会話で使えるように練習をしていきました。

  It is better for you to go to bed ealier time.
  早く寝た方があなたのためですよ。

  I was too tired to go there.
  わたしはとても疲れていたので、そこへ行けなかった。

■まとめ
わたしが自分の会話力を上げていくのにやってきたたことは、今まで
述べた5つのことを順に取り組み、しつこいほど繰り返し練習をしたこ
とです。

そのおかげで、現在はかなり長い時間、1対1で、スラスラと、会話が
できるようになりました。

取り組む順番がこの通りで良かったのかどうかはわかりませんが、
一つずつ十分な時間をかけて練習し、それを積み上げてきたことが
今の会話力につながったと思っています。



2012年2月25日土曜日

◆グロービッシュ英語2~4項を例題で復習

さて今日はグロービッシュ英語の2項「能動態で話す」から
4項「イメージをやさしい英語で話す」の3項について復習をします。

それぞれ3問の例題を上げていますので、一緒に考えてみましょう。

2.能動態で話す
【ポイント】
  日本語で多い「~された」「~してもらった」などの受動態は、
  能動態でシンプルに話す。


1) それ、誰に言われたの?(ヒント:tell)

    ・疑問文でもあわてないように。「誰」を主語に


2) 彼女にかばんを持ってくるよう頼まれたんだ。(ヒント:ask)

    ・彼女を主語にして・・


3) 昨日、おじいちゃんに公園に連れていってもらった。(ヒント:take)

    ・おじいちゃんがわたしを・・

    ・
    ・
    ・
    ・

【解答】

1) Who told you that ?

2) She asked me to bring her bag.

3) Grandpa took me to the park yesterday.



3.短い文を足しながら話す
【ポイント】
  重要なことを先に言う。そして次に補足情報を付け加えて話す。


1) 渋滞に巻き込まれて遅れちゃった。(ヒント:heavy)

    ・「わたしは遅れた」「渋滞がひどかった」と分けて考えます。


2) 彼女は待ちに中心部にある商社で働いています。(ヒント:locate)

    ・「商社で働いています」「その商社は町の中心部にあります」
      と分けて考えます。


3) すぐ戻るからドアは開けておいて。(ヒント:keep)

    ・ここでは「ドアを開けておいて」と一番伝えたいことを先に
     言いましょう。

    ・
    ・
    ・
    ・

【解答】

1) I was late. Traffic was heavy.

2) She work for a trading company.

   It's located in the middle of town.

3) Please keep the door open. I'll be back soon.



4.イメージをやさしい英語で伝える
【ポイント】
  伝えたいイメージを、やさしい英語で話すようにする。


1) 彼は同僚です。(ヒント:work)

    ・「同僚」という単語を知らない場合、
      「一緒に働いている」と表現


2) 彼とは長いつきあいだ。(ヒント:old)

    ・「長いつきあい」は「古い友人」と表現


3) この通りは一方通行です。 (ヒント:way)

    ・「一方通行」をどう表現しますか

    ・
    ・
    ・
    ・

【解答】

1) He works with me.

2) He's an old firend.

3) This street is one way.

いかがでしたでしょうか?

グロービッシュはこういった例題をたくさん練習し、実戦ですばやく
知っている単語を使ってシンプルに表現するように、トレーニング
をしていきます。

2012年2月21日火曜日

◆イメージをやさしい英語で伝える方法

日本語をそのまま英語に訳そうとすると、すんなりできないことが
よくあります。

例えば
  「2日前に飼い犬が病気になり、
          あまりに心配で食事がのどを通らない

という文があるとします。
どうですか、簡単にすんなりと英語で言えますか?

■そのまま訳すと
もしもこれをそのまま英語に訳そうとすると、
  「飼い犬って英語で何て言うんだっけ?
  「食事がのどを通るなんて単語は習っていない!

と、パニックになりますよね。

こういう場合、グロービッシュでは
  ・伝えたいイメージを英語で伝えること

と言っています。
日本語をそのまま英語に変換するということではありません。

■イメージから入る
先ほどの文を見て、

  ・犬がいる
  ・犬がぐったりしている
  ・私は心配で食欲がない

というような場面を思い浮かべます。
そして、知っている単語を総動員して、この様子を伝えようとすれ
ば良いのです。

  ・I have a dog.
  ・It became ill two days ago.
  ・I am very worried.
  ・I can't eat anything.

こんな感じでしょうか。

ずいぶん簡単な英語ですが、このような文であれば誰でも慣れれば
出てくるのではないでしょうか。

単語が出てこなくてパニックになり、口を閉ざしているよりは、
ずっと良いですよね。

・イメージをやさしい英語で伝える

このやり方を身につけているだけで、知っている単語を十分に活用
して、どんどんコミニュケーションが取れるようになっていきます。



■感想
わたしは長い期間、単語が出てこないパニックを繰り返す中で、
ここで述べられているコツを掴んできました。

しかし、このグロービッシュの1冊の本を見ると、簡単にそのコツ
がわかるので、自分の苦労したのは何だったんだろう・・と思って
しまいました。

イメージを使い簡単な英語を駆使して訓練されていくと、初めは短
い1文の繰り返しで話していたのが、徐々にそれらをつなげた少し
長い文で話せるようになっていきます。

そして自分が英語を話せるということや、少しずつ上達していると
いう実感が得られてくると、英語を話すことがもっともっと楽しく
なってきます。

何とかそこまで行けるようになると良いですね!

2012年2月18日土曜日

◆グロービッシュのコツ「短い文を足しながら話す」

さて今回は3番目のトレーニングです。

いよいよシンプルに話せるようになるための、グロービッシュ
重要なポイントの部分の解説となります。


第一のコツ:「主語は何かを考える
第二のコツ:「能動態で話す

そして今日は、

第三のコツ:「短い文を足しながら話す

について説明します。

英語で大切なのは、S(主語)とV(動詞)ですね。
これは重要ですので、絶対に覚えておいて下さい。

そして、Vのあとに目的語が必要な場合も多いですね。

例えば
  I need money.

まずはここまで言えたら良いです。
そして、このあとは無限に変化させることができます。

・なぜお金が必要なのか
・いつまでに必要なのか
・いくら必要なのか

■重要ポイント(1)
上のような補足情報は、あとからどんどんつけ足していけば良い
のです。

相手から Why?「なぜ?」とか By when?「いつまでに?」とか
How much「いくら?」と尋ねてくれるかもしれません。

・最初から、ひとまとめに全部言おうとしない
・言いたいことを2つ、3つに分けながら説明する
  (自分のレベルに合わせて)

■意識すべきこと
ここで再度はっきりさせておきたいことは、今必要な英語は試験
勉強ではないということ。

コミニュケーションのためのものであって、相手に
言いたいことを伝えること が目的だということです。

■重要ポイント(2)
また人に何かを説明するときに大切なことは、
「重要なことを先に言う」
です。

1つ例を上げると、
「先月飲み過ぎちゃって、家賃が払えないんだ。
  だから10日までに、 3万円貸して」

ここで本当に言いたいことはどれでしょう?

「飲み過ぎた」「家賃」「10日までに」ではないですよね。

本当に言いたいことは、
「お金が必要!」
ですよね。

・・と、いうことです。

実際の会話ではテンポが重要です。ですから、言いたいことを
素早く口に出すように心掛けましょう。

■まとめ
日本語で1つの文だから英語でも1つの文で言わなければならない、
というルールはありません。もう1つだけ例を上げると、

「朝起きて顔を洗ってから、学校に行った」
という文でも、

「朝起きた。そして顔を洗った。そして学校に行った」
のように「And」でつなげて話していけば良いのです。

言いたいことが複雑で長くなりそうだったら、
・無理をせずに短い文に分けてしまいましょう。

そう割り切ってしまうと、気持が楽になりますよね!
(本心からそう思います)

■感想
この章も本当に大事なポイントを述べていると思います。
日本語をそのまま直訳しようとするから、詰まってしまうのですね。

「言いたいことを、シンプルに先に言う」
「次に and で補足情報を述べる」

「むずかしいことを説明する必要があるときは、2~3文に分けて
  説明する」

で十分だと思います。相手もその方がわかり易いですよね。
(相手だっていつもネイティブとは限りませんので)

ちなみに、
自分のレベルが上がっていけば、2~3つに分けていた文は、
and ではなく、その他の言い方で1つの長文にしていくことができ
ます。

しかしそれは、自分がレベル上がっていってから取り組めば良いも
ので、コミニュケーション優先の現時点では、まだ必要ではないで
しょう。

まずはシンプルな会話を駆使し、コミニュケーションできることを
楽しむべきだ と思います!

2012年2月16日木曜日

◆音読パッケージでリピーティング・・の効果

1月21日、TSUTAYAで購入した「音読パッケージ」を、相変わらず通勤
途上の車の中でやっています。

前にも書いたように、1セッションに1週間をかけて。


ちなみにこの本にはプログラム1~9まであり、各プログラムは5セッション
前後となっています。

現在、堅い話はあまり好きではないため、プログラム1(外国語学習法)
は飛ばしてプログラム2(ついてない日)をやっています。

■プログラム2のストーリー
金曜の朝、テレビで星占いを見ると、主人公は魚座で「今日はあなたにと
って幸運な日ではない」と言われます。

そしてさらに「小さなミスがもっと大きなものにつながる・・」とも言われます。
主人公のケンは「だから注意して下さい」とのアドバイスに、
「わかった、わかった、注意するよ」と言ってアパートを出ます。

駅へ向かう途中で財布を忘れたことに気がつき、アパートに取りに戻るの
ですが、おかげでいつもの電車に遅れていまいます。

そのため、会社の大事なミーティングに遅れ、さらには・・・と小さな失敗が
発展していきます。

リピーティングによる文の入力
ただ聞くことを繰り返すだけだと、
  文を覚えるのが遅くなります。毎回聞いてもどの文がどの位置にあるの
  かがわからず、全体像がつかめないからです。

それに対して、
  前に説明した番号のついた引き出しを用意して、そこへ1つずつ納める
  イメージを持ちながら練習すると、通常の半分くらいの回数で暗記をす
ることができます。

最初に番号(数字)を意識してから次のフレーズをリピーティングし、
  また次の番号を意識してからさらに次のフレーズを繰り返すというよう
  に進めていきます。

このように進めると、センテンスは全部で19、1番は It was Friday ….で、
5番は ~、10番は -- で・・・と、切れの良い数字の部分のセンテンスか
らどんどん頭の中に残っていきます。

全体19の中の○番目の文・・というように、その文の位置を確認しながら
リピーティングすると、とにかく早く覚えることができます。

リピーティングの効果
まだ2セッションをやっただけなので、効果が出たと言えるところまでは
きていないのですが、少しだけその効果を感じれる部分がありましたの
で、書きたいと思います。

それは何かというと「会話の表現力というか応用力がアップする」という
ことです。

ただ何となくリピーティングをやって、ただそのパラグラフを覚えた・・
というだけでは、口を動かすことに少し慣れただけ・・というだけで、た
いした効果はでないと思います。

そうではなくて
・普段よく使う「ショートセンテンス」「フレーズ」を覚え、使えるようになる
  こと。

が、大きな効果だろうと感じるようになりました。

■例えば、
to be in time (for the meeting)       打ち合わせに間に合うために
since I graduated from high school  高校を卒業して以来
when he got to the station        駅に着いたとき
・(the same train) as Ken           ケンと同じ列車

などです。

わたしは文章を暗記するよりも、こういった表現をすぐにメインの主語、
動詞に補足語としてくっつけれるようになることが、中級レベルへの道
だと思っています。

上記の since, when に加え、
while ~  during ~  after ~  before ~  without ~
due to ~  in order to ~  instead of ~  despite of ~
などなどの表現ですね。

2012年2月14日火曜日

◆グロービッシュのコツ「能動態で話す」

さて今回はグロービッシュ2番目のトレーニングである「能動態で話す
について、書きます。


日本語では、「~された」「~してもらった」など、受動態(受け身)が
実に多く使われます。

  This book was written by Mr.Brown.
  この本はブラウン氏によって書かれた

「1.主語は何を考える」でも述べれてていたように、日本語では
「テーマ」が主語になることがあるので、「この本は~」で文が始まるの
は自然なことです。

しかし、だからといってこれをそのまま英語に直訳する必要はありません。

■受動態のむずかしい部分
受動態は過去分詞を使いますが、その場合には少しややこしいことがあ
ります。

・1つは written のように、不規則に変化するものがあるということ。
・もう1つは -ed の語尾の発音が相手にとって聞き取りにくいこと。
・聞き手は文の構成を聞き取り、受動態だと判断して意味をつかむ必要
  があるということです。
  (ネィティブはそのように頭を働かす必要はないかも知れませんが)

■考え方を転換
ここは、考え方を変えた方が良いということです。つまり、
「~された」は、視点を変えると「~した」に言い換えられます。

主語を替えると、「受動態」は「能動態」になります。
すると上の文は、次のようになります。

  Mr.Brown wrote this book.

とてもシンプルですよね。
能動態で話すということはややこしい過去分詞を使う必要がないため、

・不規則な動詞変化に気を遣うこともありません。
・語尾の発音を気にする必要もありません。
・聞き手もシンプルなので分かり易い。

■次の例
次の例を見てください。

「彼はみんなから好かれているね」

「He is ...」で始めても良いですが、受動態だと先ほどの説明の通りと
なるので、ここは主語を「彼」ではなく「みんな」にしてみます。
すると、「みんなが彼のことを好いているね」という能動態の文に変わ
ります。

  Everyone likes him.

はい、とても簡単に言えますね。

■今日のまとめ
受動態は使わないで能動態で話すと、文意を変えずに、話し相手に
簡潔に伝えることができます。

「知っている単語で」「シンプルに」= 能動態 です。

我々非ネィティブの初級~中級者は、まずは知っている語彙を使い
シンプルな会話に努めた方が、進歩が早いように思いますね!
 

2012年2月12日日曜日

◆グロービッシュの8つのトレーニング方法

さてまたしばらくグロービッシュの素晴らしいトレーニング方法について、
書いていきます。この本を読んでいくと、本当に1500語で話せるよう
になるのでは・・と思ってしまいます。

とにかく素晴らしいやり方だと思いますし、読んでいてすごく説得力が
ありますね。・・ということで始めます。


グロービッシュの8つのトレーニング
グロービッシュ英語に上げられている8つのトレーニングがあります。
それぞれのところで英語をシンプルな表現で、簡単に話していくための
大事なコツが述べられています。

1)主語は何かを考える
2)能動態で話す
3)短い文を足しながら話す
4)イメージをやさしい英語で伝える
5)グロービッシュ単語で「状態」を表現する
6)グロービッシュ単語をフル活用する
7)知っている単語を加工する
8)間違えやすい英単語に注意する


とても重要で効果的なことばかりだと思います。

■主語は何かを考える
今日は前々回の記事でも少し書きましたが、「主語は何かを考える」に
ついて書いていきます。

それでは質問です。

「英語で文を組み立てるときの一番のポイントは、何だと思いますか?」

       ・
       ・

そうです。「主語を決めること」です。

日本語と英語では主語の役割が少し違うことがあります。
例を上げると、

「今日は暇だなあ」

ここでの主語は「今日」ですね。日本語では「テーマ」が主語になること
がよくあります。ではこれを英語にするとどうなるでしょうか?

  I am free today.

です。「今日」を主語にして Today is free. とは言いませんね。
ここでのポイントは、

「動作をする人や物」を主語にする

です。このように覚えておくと英語が発想しやすくなります。

■主語が省略されるケース
さらにもう1つの日本語の特徴として、「主語が省略されやすい」という
ことがあります。

「わぁ、いいにおい」
「今朝、寝坊しちゃってさ」

これは英語ではどう言うでしょうか?
主語のない日本語を、そのまま英語にしようとして、泥沼にはまっていま
せんか?

英文を作るコツは「動作をする人や物」を主語にすることです。
「わぁ、いいにおい」は「あるものがいいにおいをさせている」というこ
とですから、

  It smells good.

ですね。動作をする人や物が何なのかわからない場合は、someone とか
It などを主語にすればよいのです。

「今朝、寝坊しちゃってさ」は、どうでしょう?

  I woke up late this morning.

寝坊した「わたし」が主語ですね。

■今日のまとめ
主語を決めることで文の出だしが固まります。
出だしが固まれば、その後に続く動詞も自然に出てくることになります。

以上が、グロービッシュの重要ポイント(その1)でした。
 

2012年2月10日金曜日

◆音読パッケージの取り組み状況について

ずっとグロービッシュ英語の記事が続いたので、今回は現在並行して取り
組んでいる音読パッケージの取り組み状況について、書きたいと思います。

  ・この音読パッケージはすごく効果があります!
  ・やっていて本当に良かったです!

・・と、言えるようになれたら良いのですが、まだ効果のほどはわかりま
せん。(すいません。気をもたせるような書き方をして)

出てくる文は普段の会話でよく使っているもので、中学レベルの分かり易
いものです。なので、深く頭の中に入ったならそれなりに効果が出てくる
だろうと期待しています。

音読は大事」「シャドーイングリピーティングも大事」
・・というのは良く聞きますが、たまたま書店ですごく良さそうな本が目
に付いたので、今回はしっかりとリピーティングもやってみようと思い、
取り組み始めたものです。

CD-1には少し遅いスピードとナチュラルスピードのものが入っていて、
CD-2にはリピーティング用に各フレーズの間にポーズが入っています。

このリピーティング用のものがとても良いんですよ。
絶妙な感じでポーズが入っているんです。
ですからとてもリピーティングがやりやすいんですね。

■学習のやり方
先にも書いたように次のステップでやっています。

1)まずは音読用速度のCDをリスニング

  簡単な英語なのですぐに意味は把握できます。
  聞き取れなかった部分が2箇所あり、その内容は次のところで原文を
  確認しています。

2)音読を3回
3)オリジナル原文を見て正しい文章を確認

  リスニングでわからなかった2箇所ですが、確認したら次の通りでした。
  わかってみるとどうということではない内容でした。(くやしい!)

  mainly to と聞こえた部分は may lead to でした。また、

  look chap と聞こえた部分は looked up でした。

(2つ目については読んでいる人の発音が悪いと思っています)

4)続いてリピーティング用CDでシャドーイング

  文章がほとんど頭に残っていない最初の頃は、長い文のリピーティング
  はかなり厳しいです。簡単な文法のセンテンスなのですが長いので、
  前半を言ったあたりで後半は頭の中からするりと消えてしまうのです。
  「保持力が弱いなぁー・・」

  徐々に各センテンスとそのシーンが頭にわき上がるようになってきます。
  それと同時に各センテンスも頭の中に定着するようになってきます。

  余談ですが、わたしはいつも記憶するための20の入れ物(引き出し)
  を用意しています。そして各フレーズを一つずつ番号のついた引き出し
  に入れていきます。

  そのようにして何度か聞くと、何番目の引き出しにどんなフレーズが入
  っているかが、イメージに残るようになります。

  要は左脳だけで記憶することは難しいので、イメージを使い右脳で覚え
  るようにしているということです。

5)センテンスが頭に入ってくると、次はリピーティング

  CDの音声が終わった次の休止の時に、音読するというやり方です。
  現在1セッション目が終わり2セッション目をやっています。

■1日のトライ時間
わたしの通勤時間は片道40分です。車のCDプレーヤーで約15回の
リピーティングができます。

それを2日ほど続けると(50回くらいはしたことになる)、かなり文章が
頭の中に入ってきて、記憶されていきます。容易にリピーティングが出
来る状態になりますね。

わったしは記憶力の落ちた中高年なので、1セッションに約1週間をかけ
て、みっちり繰り返すようにしています。

通勤時の自家用車の中でやっているだけなので、回りを気にする必要は
ありません。ですから大きな声を出して気楽にやっています。

まずは3ヶ月くらい続けて様子を見てみようと思っています。
どんな効果が出てくるのか楽しみです。

2012年2月8日水曜日

◆日本語からの英訳はストップしイメージで

今日もグロービッシュの解説と練習です。自分で本を見て訓練しながら、
その内容を書いているというところです。

今回は「日本語からの発想をストップ!イメージでとらえよう」という
部分を解説します。

それでは解説の前に、実力だめしです。5つの問題をやってみて下さい。
素早く簡単な英文が出てくるでしょうか?

☆ポイントは「主語は何か?・・を考える」です。

【 Level 2 】

1)ここは寒いな。


2)どうもおかしいな。


3)時間がかかり過ぎた。


4)昨夜見た映画はひどかったね。


5)昨日の会議は得るものがたくさんありました。

    ・
    ・
いかがですか?

【解答】

1)It's cold here.
2)It sounds strange.
3)It took much time.
4)We watched a terrible movie last night.
5)We learned a lot at the conference.

後半は一瞬「ウッ」となったのではないでしょうか?

あとで見てみると、一瞬どう言おうかと思ったような表現も、結構簡単な
英文で表現できるんですよね。

■日本語の言い回しはストップ
ここで言えることは「あまり日本語的言い回しに縛られるな」ではないで
しょうか。

英語を日本語の感覚で話そうとすると、ふさわしい単語や言い回しがな
かなか思いつきません。

英語で話すには、日本語を一語一語忠実に英訳しようとする習慣を捨て
ることが大事なようですね!

例えば、「そろそろおいとまします」を英語で表現したいときに、
おいとま」に相当する英単語を探そうとすると、行き詰まることにな
ります。

■イメージからとらえる
ここでのやり方は、まずは「おいとまする状況を思い浮かべる」という
ことです。


そのイメージを素直に眺めて「おいとまする = もう帰る時間だ」と感じ
取って、「 It's time to go. 」という英語が思い浮かぶのです。

日本語にこだわらずにイメージでとらえれば、シンプルな英語で表現が
できるようになるのです。

イメージでとらえる練習を繰り返せば、自然と英語が出てくるようにな
るでしょう・・・とのこと。(わたしもそう感じています)

2012年2月6日月曜日

◆グロービッシュの目指すスキルとは

グロービッシュ英語の目指すスキルとは、どのようなものなのでしょうか?
話せない人を例にして説明します。

頭の中に話したいことが一杯あるのですが、それを英語でどう組み立てれば
良いのか・・。
たった一つの文を作っただけで、なぜこんなにも疲れてしまうのか・・。
英語が読めても話せない・・「もどかしさ」を感じる。

こうなるのは何が原因なのでしょうか?

■話せるようになるには
日本の英語教育では「知識を増やす学習」つまり「インプット学習」がメイ
ンでした。語彙を増やすだけの学習では読む力がアップするだけで、話す力
はほとんど変わりません。

英語が話せるようになるには、
  ・まず語彙を限定し、そこに集中すること。
  ・同じものを繰り返し使用して、使えるようにすること。
が重要です。

話す力をアップさせる学習(アウトプット学習)をすることが大事ですね。

グロービッシュの目指すもの
簡単に言うと、
  「語彙数多いが話せない多くの日本人に対し、」
  「語彙数の少ない(制限するので)話せる人を目指す」
ということのようです。

もしも本当にそのようにできるのでしたら、とても素晴らしいと思いません
か?

高校までいった日本人ならば、グロービッシュ1500語に対しておそらく
2倍の3000語くらいは知っていると思います。ですから、最終はさらに
少し上のレベルが狙えるのではないでしょうか。

グロービッシュの話し方
硬い話だけだと面白くないので、実際にむずかしそうな日本語を、簡単な
英文で言い表す例を上げて見ますので、その雰囲気を感じとってみて下さい。

まずは次の日本文を英文にしてみて下さい。
素早く簡単な英語で言えるでしょうか。

1)納豆は受け付けないな。

2)今夜は好きなだけ飲んでいいよ。

3)彼の声はいつも大きい。

4)昨日のピクニック、みんな楽しんでたよ。

5)大学での新生活が待ちきれない。



・  いかがですか?

【解答】
1.I hate natto.
2.You can drink as much as you want tonight.
3.He always speaks loud.
4.Everybody enjoyed the picnic yesterday.
5.I can't wait for my new college life.

動作をする人やもの」を主語にするというのがポイントです。
 

2012年2月3日金曜日

◆1500語で話せるグロービッシュのメリット(後編)

さて前回の続きです。グロービッシュの6つのメリットの内容について書いて
いきます。

■メリット1:英語と「大人の関係」になれる
少しわかりにくいですが、要はこういうことのようです。
現在はグローバル化の時代。ビジネスもボーダーレスに。そういう時代には
そのような情勢に求められた英語の勉強の仕方が必要。

いまは新たなビジネス展開のために、シンプルな英語で十分なコミュニケー
ションを図ることが求められている。

そのような背景を踏まえた形で英語に接していくことを、英語と「大人の関係」
と言っているようです。

■メリット2:たった1500語で話せる
英語が話せないのは、語彙の不足が原因ではない。
本当の原因は、知識を「蓄えただけ」になっているから。
意味は知っているけれど、使えないから・・と。

グロービッシュでは「知っているだけの単語」を、どんどん「使える単語」
にしていくことになります。

(確かに納得ですね。本当に1500語で良ければすごいです)

■メリット3:活躍の場が広がる
グローバル化を目指す企業が増え、英語が話せる人材を求めている。
しかしいまはそのような人材が不足している。

企業は高いスキルを求めているのではなく、ビジネスを加速させる手段とし
て、必要最小限のコミュニケーションが取れる人をまずは求めている。

従って、ビジネス経験に少しの英語力を加えるだけで、活躍の場が大きく広
がる・・と。ビジネスパーソンにとっては、大きなチャンスだと。

■メリット4:短期間で身に付く
英語学習を成功させるコツは、短期間で成果を出すこと。
成果が現れると学習意欲が増し、実力の向上に弾みがつく。

通常やっている英語勉強は、範囲が広すぎて上達の実感がわかない。
当然、英語はなかなかできるようにならない。

シンプルな英語だと、非ネイティブとして必要な範囲に絞ることで、短期間で
身につく。(少ない単語数、シンプルな表現)

(ここら辺ですよね!魅力的なのは)

■メリット5:英語のコアができる
雪だるまはコアとなる小さな塊から作ります。
コアができてしまったら、あとは転がすだけで大きくなる。英語も同じ。

まずはコアを作る。一旦英語に対して抵抗感がなくなると、それを契機に使
う機会がどんどん増えていく。学習していかなくても、自然に上達していく。

(まあ、実戦が大事だということはわかります)

■メリット6:何歳からでも身につけられる
たくさんの単語を暗記する必要がない。
ネイティブのような発音ができなくても、さほど重要ではない。
伝えたいことをシンプルな英語で表現し、相手の話の大筋を理解すれば良い。

英語はそのためのツール。
範囲を絞りきちんと学習すれば、50代以上からでも身につけられる。
もう中高年だから遅すぎる、ということは絶対にない。

(ここは間違いなく正しいと思います)

前の記事でも書きましたが、わたしは47歳のときからグロービッシュと似た
ようなやり方をしてきて、しっかりとコミニュケーションが取れるようになりまし
たから。

現在は海外に多くの友人ができて、facebook や skype でコミュニケーション
をしています。

skypeで海の向こうの相手の顔を見ながら話をするのは楽しいですよ!

2012年2月1日水曜日

◆1500語で話せるグロービッシュのメリット

前回グロービッシュ英語を紹介したあと、さらに本を読み進めています。
そしてやっぱりこの考え方は、素晴らしいと感じています。

英語をやり直したい、簡単な英語で良いから話せるようになりたい・・と思って
いる人には、ベストに近い方法のように思います。

■ベストという理由
なぜなら覚えるべき単語は、1500語に絞って集中できるからです。

終わりのない勉強のよう・・と思える英語の世界において、とにかく1500語
に集中して、あとは一切他のことに目を向けず、ただシンプルに話す練習を繰り
返せばよいのです。わかり易いですよね。

例えて言うならば、どちらを向いても何もない砂だらけの砂漠において、一筋の
細い道を見つけ、その先にはオアシスに生えた木の先端がちょこっと見えている
ような状況かもしれません。

つまりその道をいけば、かならずオアシスにたどり着けるのです。

■やってみる価値
何をやったら良いのか、どうやったら良いのか・・と迷われている方は、とにか
く一度信じてやってみてはどうでしょうか。絶対にその価値があると思います。

わたしも47歳の中高年から同じようなやり方でやってきて、話せるようになっ
たので、実感として感じています。

■やるに当たって大切なこと
今日は「グロービッシュのメリット」について、紹介したいと思います。

グロービッシュを学ぶと、英語力、つまり、自分の伝えたいことをストレスなく
英語で表現できる力が身につきます。

ほとんどの日本人は、すでに英語を話すために十分な単語を知っています。
にもかかわらずこれまで話せなかった理由は、単語が不足していたからではなく、
ネイティブのような完璧な英語を目指していたためです。

グロービッシュを学ぶ上で大切なのは、自分が非ネイティブだと自覚することで、
英語との向き合い方を変えること・・と書かれています。

意志疎通のツールなので、「通じれば十分」と気楽に向き合うということ。
そうすれば「英語を話せる人になれる」とも書いてあります。

さて、本当にそのようにいくのでしょうか?

■6つのメリット
それはあとからのお楽しみということで、いよいよ6つのメリットについて書い
ていきます。

メリット1:英語と「大人の関係」になれる
メリット2:たった1500語で話せる
メリット3:活躍の場が広がる
メリット4:短期間で身に付く
メリット5:英語のコアができる
メリット6:何歳からでも身につけられる

大人の関係とはどういうことなのでしょうか?
この6つの内容を順に書くと長くなりますので、申し訳ありませんが次回にさせ
ていただきます。