2011年11月29日火曜日

◆レストランの前で怒り爆発!その後、入場できたが・・

Perfect!」の一言で、ようやく入ることができました。

例のスタッフ(もしかしてマネージャー?)にレストラン内に入ることを認めて
もらえ、「やれやれ・・」との気持ちで中に案内されて行きました。

20組は入ると思われる広い室内に、我々を入れてまだ3組。
お客が少ないから・・と、店のポリシーを緩めることはまったくしないペニンシュ
ラのレストラン。まあ当然でしょうね。

左手が生演奏のエリアとなっており、比較的近い奥の静かなテーブルに案内して
もらい、着席しました。

間髪を入れず絶妙なタイミングでボーイがやってきて、ワイン・料理の注文を取
って行きました。当然、初めての場所で良くわからないので、コース料理をオー
ダー。もちろん全て英語です。

1品1品持ってきてセットするたびに、毎回丁寧に料理の説明をしていきます。
妻は英語がわからないのとお腹がすいているため、
「あー早く行ってくれないかなー。食べたいんだけど・・」
という顔をしています。

わたしは、都度「Thank you.」・・「Thank you.」・・「Thank you.」・・と。

あとで例の入り口でもめたスタッフ(マネージャー?)が寄ってきて、
「料理はいかがでしょうか?」
「日本からおいでですか?」
「観光でいらしたのですか?」
と、香港へ来た理由を尋ねてきました。

そこでわたしは、
「実は結婚20周年記念なので、二人だけで香港に来たんです」
というと、
「それはよろしいですね」
と言ったあと、すぐにどこかへ行ってしまいました。

それで会話をしながらゆっくりと料理を味わっていると、今度は何かを持ってまた
こちらの方へやってきました。

何と!結婚20周年だと聞いたのですぐにキッチンコーナーに行き、料理を作る
スタッフに話をして、記念の「デコレーション+ローソク+おめでとうの文字」
を即席で作り、持ってきてくれたのでした。

そして二人が座っているテーブルの側の中央に置き、にこやかな笑顔で
Congratulations!
と一言。

そして生演奏をやっているグループのリーダーへ近寄って行き、そっと耳打ちを
していました。するとすぐにヴォーカルの人がやってきて、

何か歌をプレゼントしたいので、日本の曲をリクエストして下さい!

「エッと、少しびっくりしながら(例のスタッフが気をきかせてくれたんだと
思いながら)曲を選んで伝えました」

残念ながらいくつか選んで伝えたのですが「sorry」とのことで、結局、自分から
越路吹雪の
「愛の賛歌で良いですか?」・・と。

「もちろん良いですよ。どうぞお願いします!」
と返答。

そして静かに演奏が始まり、彼女は愛の賛歌を歌い始めました。
「あなたの燃える手で・・・・」

さすがです!まさにプロ。すごい歌唱力です・・。自分で指定しただけはあります。
本当にすばらしい声でした!

いろいろと感情の上げ下げがあったあとなので、とにかく「感無量!」と言う気持ちで
一杯でした。

入場する時は、「こんなところ!」「何だこのスタッフは!」という気持ちで入って
きたのですが、最初にひと騒動あったことで我々を意識してサポートくれ、さらには
一旦来場したお客さんに対しては1流のサービスをして気持ち良くすごしてもらおう
という、サービスのプロを意識させられる部分を見せていただきました。

帰りのエレベーターの中で、一言

「こんな店・・・・・・・・・また、来たいなぁ!」