中国で働いていたときには、仕事終わって食事をしてからよく近くのホテルの
ラウンジに行き、お酒を飲んだものです。そして同じように集まってくる欧米人
と話をしたり、一緒にお酒を飲んだりしたものでした。
その時は中国の工場に技術関係の担当として出向しており、欧米人の人達も
ほとんどは中国の拠点に出向か長期出張で来ていました。
■中国のお酒
中国のビールはアルコール度が4%程度と低いため、日本のビールに比べて
非常にあっさりした味となっており、少し物足りなさを感じてしまいます。
また、中国人が良く飲んでいるバイジュウ(白酒)は、最初こそフルーティに感
じるお酒ですが、すぐに強い香りが鼻につき長くは飲んでいられなくなってくる
強いお酒です。
とにかく日本の酒や洋酒とはあまりにも味が異なるため、日本人も欧米人も
ときおりコクのあるビールや、ウィスキー、カクテルなどを飲みたくなるため、
唯一飲むことができる場所である5つ星ホテルに集まってくるわけです。
■飲むにつれて・・
そこへ来た彼や彼らは、すぐにビールやウィスキーを注文し、少し目を細めて
味わいながら飲み始めます。
みんな
「やはり、これだな!これがおいしいんだよ!」
という顔をしています。
わたしもまったく同じような顔をして、飲んでいたんだろうと思います。
そして少しアルコールが回ってくると、だんだん気持がオープンになってきて回
りを見回し始めたり、隣に座っている人に注意がいくようになったりしてきます。
・・そしてどちらからともなく話しかけて、いよいよ会話が始まるのです!
■きっかけの第一声
「 Hello! I'm Taro Yamada. I'm from Japan. Nice to meet you. 」
こんにちは。わたしは山田太郎です。日本からきました。会えてうれしいです。
と、わたしは始めていきます。まず自分のことを話してから、相手に尋ねると
いう順番にしています。
やっぱり第一は 「 Hello! 」 ですね。
一旦知り合ってからは「 Hi! 」を使いますが、最初は 「 Hello! 」の方が間違い
がないと思います。
おそらくかなりフォーマルさを要求される場でない限り、会社関係の場合でも
「 Hello! 」 で良いと思います。
■そのあとの会話
わたしから話しかけるときは、以上のような言い方をしますが、向こうから話
しかけてくるとき、多くの場合は
「 Are you Japanese ?」「 On business trip ? 」
日本人ですか? 仕事ですか?
のように聞いてくるケースが多かったですね。そして、
「 Yes, I'm Japanese. I'm from Tokyo. Where are you from ? ・・・」
そうです、日本人です。 東京から来ました。 あなたはどちらから?
と続けていく場合が多いです。その後、
「 Why did you come here ? 」「 On business trip too ? 」
なぜこちらへ(来たのですか)? あなたも仕事ですか?
「 When did you come ? 」「 How long have you been here ? 」
いつ来られたんですか? ここにどのくらいいるのですか?
・・・などと続き、徐々に打ち解けていくわけです。
そして最後には、「是非また一緒に飲みたいですね!」と言いながら名刺を
渡したり自分の携帯電話の番号を教えて、再会を約束する・・という感じで
進んでいくことが多かったですね。
なぜかはわかりませんが、海外に行くと意外と簡単に話しかけられるように
なります。国内だと少し躊躇するのですが、海外だとそれがありません。
自分の心が海外モードに切り換わるのかな・・。
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