英会話ができる人は、その他の外国語習得に大きなアドバンテージがあることに、
ふと気がつきました。
わたしは以前、6ヶ月という短期間で中国語が話せるようになりました。
その非常に短期間で中国語が習得できた理由は、いままでは現地で自分なりによ
く勉強し、よく実地訓練をやったからだと思っていました。
会社の同僚、スーパーの店員、レストランの従業員・・など、いろいろな場所で
積極的に話しかけ、練習をしたものです。通じても通じなくてもおかまいなしで
した。
一番の理由:
確かにその効果も大きいと思うのですが、実は何よりも効果が大きかったと気づ
いたのが、わたしが英会話ができたということでした。
どういうことかというと、中国語の話す語順は実はかなり英語に似ているのです。
主語、動詞、あるいは主語、助動詞、動詞、のように英語と同じようになってい
て、その前後に目的語、副詞、時/場所などの語を置いて文を作ります。
主語、動詞がしっかり固まっていて、あとはその前後に必要な語を置いて、文を
形作るわけです。
英語と同じですよね。日本語とは違うけど・・。
そのため会話をするときに、英語の文を作る要領で中国語の単語を並べていけば
良かったのです。
勉強すれば良かった部分:
なので単語だけ勉強すれば良かったです。文法と文型の勉強もしたのですが、す
ぐに頭にはいったのは英語の下地があったためでした。
会話をする際に一番苦労するのは、瞬間的に構文を決め、フレーズを選び、必要
な単語を周辺に配置して、文を完成させていく、作文能力だと思います。
その一番苦労する作文能力はすでに英語で鍛えているので、中国語を話す場合は
英単語を中国語の単語に置きかえる作業がメインとなっていました。
まあ細かいことを言えば、英語の語順と違う部分もありますが、それさえもその
まま違った状態で言っても、主語/動詞がしっかり固まっていますので、相手に
はわかってもらえる程度のものでした。
一つの例:
簡単な例をあげますと、
明日、わたしは学校に行きます。
英語では,
Tomorrow I will go to school.
(tomorrowは後ろでも前でもかまわないので、日本語的に前に置きました)
中国語では、
明天 我 去 学校.
ミンテン ウオ チュイ シュエシャオ
となります。語順はまったく同じですよね!
語順は同じなので、英語の作文と同じように頭を働かせながら、単語だけを置き
替えていけば良かったのです。
ちなみに中国語では未来形とか過去形というのはありません。
文の内容で決まってきます。
従って「will」に相当する語はありません。
つまり、明日(明天)と出た時点で、明日=未来となっていきます。
まとめ:
これでようやく中国語が短期間で習得できた、本当の理由がわかりました。
このことをさらに押し進めて考えると、さらに他の外国語を勉強する場合も語順
が同じ言語ならば、やはり英語での訓練が活かされるのではないかと思います。
多国籍語が話せる人は、英語をベースにしてどんどん他の言語も習得していった
のでしょうね。
でも、まず英語をしっかりと・・ですね!
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