リピーティングをずっとやってきていますが、その中で良く使う文だなと
意識して記憶したものの中で、身についたなと思えるものと、まだ身につ
いてないなと思うものがありました。
それで今日は海外で良く使う文の記事はお休みして、重要だと意識した
文がなぜ身についたり身につかなかったりするのかを、改めて考えてみ
ました。
結論から先に言うと、身に付くためのカギは「要求」と「自作」だという
結果でした。
過去に自分でいろいろとトライし体験してきたことから考えると、まずは
この2つが大きく影響しているとわかりました。
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■身につかないケース
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まず身に付かないケースはというと、
・英語本を数回読んだりCDで聞いて、その文を覚え暗記する。
という場合。
数日間は覚えていますが、次のことを始めるとあっという間に忘れてしま
います。
忘れたらいけないということで、何回か復習や練習をしても、結局は時間
が経つと忘れてしまいます。身についたとは決して言える状態ではありま
せん。
そして、必要なときはフッと出てくるレベルではなく、先の本を見たりCDを
聞いたりすると、すぐに思い出されるレベルではあります。
この状態のときは、何かで出てきたとき、例えば本はネット記事などで出
てきたときは、思い出されて内容を理解できることになります。
つまり受動側では働きますが、英作文をするとか話すとかの能動側では
働きません。(働きがかなり悪いです)
覚えたことは意味があるのですが、身についたレベルにはなりません。
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■身につくケース
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では、どういうケースで身につくのでしょうか?
まずは「要求」です。
誰かにあることを伝えるための必要性があるとき、その要求によりフォー
カスされた文は、ものすごく記憶に定着し易いということです。
そのときの「要求」や「シーン」と、その英文とが結びつくからです。
また、「自作」ですが、
その要求に応じて、自分で考えたり調べたりして文を作った場合は、非常
に強く記憶に残ります。調べたり作ったりという作業とその文がリンクして
記憶されるからです。
また、それ以降に同じ要求が発生したときにも、すぐにその文を作る作業
は再生することができます。「体験」として記憶されているからです。
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■まとめ
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まとめると、誰かにあることを話したいという要求があり作文するときは、
調査してどこかから文を見つけてくるだけではなく、「自分で考えて作る」
ということが大事だと思います。
言葉を変えると、その一つの文にかけたエネルギーの大きさが、身に付
くのカギになるということです。
なので、単に「覚える」というやり方ではなく、「要求」「シーン」
「作る作業」といったものとその文をリンクさせて覚える(作り出す)
ということが重要だということです。
このことを「オンライン英会話レッスン」にあてはめて、より有意義な
レッスンのやり方は・・と考えると、
①相手に「聞きたい」「話したい」ことを先に考える
②あらかじめその文を作っておく
③レッスンで使って通じるかを確認する
④結果を確認し、「うれしい」「悔しい」の感情を感じる
その感情を元に、次の新たな「欲求」「要求」につなげていく・・・
というサイクルを回すことが、良い進め方だと思っています。
そしてあとは「繰り返し」と「応用」ですね。