審査では、正に直前に購入したトラベル英会話の本に書いてあったよう
に、担当官より尋ねられたものでした。
・May I see your pasport, please?
パスポートを見せていただけますか。
・Here you are.
はい、どうぞ。
・Do you have an Immigration Card?
入国審査カードは持っていますか?
そして、
・What's the purpose of your visit?
ここに来た目的は何ですか?
・Sightseeing.
観光です。
あるいは、
・It's a short business trip.
短期商用です。
ここで What's the purpose of your visit? の文はかなり早口で
言っているように聞こえるんです。
話す順番はだいたい決まっているので、当時は全部を聞き取ろうと
せずに「purpose」だけを聞き取るようにしていました。
確実に言ってくる文のある単語にだけ集中するだけで良い・・とな
ったときは、結構聞き逃しなく聞き取れるものでした。
・How long do you plan to stay?
どれくらい滞在する予定ですか。
・About a week.
約1週間です。
・Five days.
5日です。
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■最近の入国審査
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しかし最近の入国審査は変わってきています。特に香港の場合は上記の
ようなやり取りはありません。特に問題がない場合は、まったく会話の
やり取りが無いです。(中国やベトナム・・も同じでした)
なので上に書いた文は覚える必要が無い・・・とは、言いません。
なぜなら入国審査という試験にパスするため、一時的に上手に返答でき
るようにする必要があるというもの・・とは違うからです。
自分のあるシチュエーションでの、対応能力を身に付けるためのものだ
からです。香港のイミグレで使う必要はなくても、これらの基本文は使
いこなせるようになっておく必要があるからです。
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■ここで大事と思っていることを一言
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What's the purpose of your visit ? の文を例に取って説明しますが、
この文を丸暗記しようとしてはいけないということです。
暗記という形でのみ使おうとすると、その後の使う回数が少ない場合は
出てこなくなってしまうことがあります。そして何よりも厭なのは、思
い出そうとして出てこないときに、パニックになる可能性があることで
す。
本来は、思い出せないのなら、同じ内容になる文を自分で作りだして話
すべきなのです。しかし、暗記-再生型の勉強をし過ぎると、急いで別
の文を作って話すことよりも、思い出すことにこだわり過ぎて、会話が
ストップしてしまうことになります。
従って、暗記をして自分の頭の中にその情報はインプットするのですが、
そのまま再生するだけではなく、覚えたフレーズや表現を新たな文を作
るための具材として利用するという考え方の方が良いと思っています。
こちらの方が、応用力のある会話力が身につくからです。
先ほどの文は、実は一番シンプルな文に、少しだけ表現が追加されたも
のです。(わたしの考え方)
What's the purpose of your visit ? の文は、
シンプルな What is this? これは何ですか? の文型と同じです。
What is the purpose ?
それに補足の表現(of your vist:あなたの訪問の)が追加されただけ
なのです。
従って、
What's the purpose? + of your visit
の文だと考え、
まず
What is the purpose
のシンプルな文を考え、話ながら
次にその補足表現を考え、付け足すわけです。
of your visit ?
つまり
What's the purpose / of your visit ?
という文(エッセンス)と、スラッシュを要素ごとに入れ、分解して順
に作文をしていってます。
⇒わたしはいつもこのような頭の使い方をしながら、英文を作り会話を
するようにしています。
こういう考え方で文を作っているなら、さらに「this time(今回)」
なども、どんどんあと付けをして言いたいことを付け加えていくことが
できます。
What's the purpose / of your visit / this time ?