2013年4月29日月曜日

なぜ聞き取れないのか・・本当の理由

英語の語彙力はあるはずの日本人が、なぜ英会話を聞き取れない
のでしょうか?


ほとんどの日本人は、中学校、高校の6年間、あるいは大学へ進ん
だら10年間もの長い期間、英語を勉強しています。

語彙力は優に2000語を超えているはずなのですが、なぜなので
しょうか?

これにはやはり理由があるのです。

■完全/不完全な語彙
語彙には種類があって、完全なものと不完全なものがあります。

完全な語彙とは、「書く」「読む」「話す」「聞く」の4つが揃っているも
のです。この4つができると聞き取れるようになります。

不完全な語彙とは、その中の要素が欠けているものです。

多くの日本人は間違った教育により、この不完全な語彙が多くを占
めているため、聞き取れないのです。

特に「話す」「聞く」の2つが。

ペーパーテストの受験を勝っていくためには、音声スペル(=発音
記号)を無視した不完全語彙でこと足りたため、偏った学習が中心
となっていました。

しかし実生活のための英会話では、完全語彙単位でなければ役に
立たないのです。

つまり、十分な完全語彙を多く持つかどうかが、総合英語力を左右
するということになります。

音声スペルの欠けた不完全語彙が多くを占める日本人が、聞き取
れないのはこれが1番の理由なのです。

■ではどうすれば?
それではどうすれば良いのでしょうか?

答えは、「不完全語彙を完全語彙に変えていく」です。

ここで欠けている「話す」「聞く」を、改めて身に付けていくとい
うことになるのですが、一つ面白い事実があります。

それは「正しい発音ができないと、認識ができない(聞こえない)」
という事実です。

つまり、言い換えると
正しく発音できる単語は、聞き取ることができる
ということなのです。

従って「話す」語彙を増やすだけで、「聞く」語彙も増えていくことに
なり、完全語彙単位で活用できるようになるということです。

今まで不完全語彙で聞き取れなかったものが、完全語彙になり聞
き取れるようになるのです。

■結論
・英会話CDなどで正しい発音を覚えること。
・それを正しく発音できるようになること・・・です。

つまり、音読、シャドーイング、リピーティングなどをしっかりと練習
し、正しく発音できるようになると、「聞き取れる」ようになるという
ことです。