2012年5月17日木曜日

◆スピーキング力を伸ばすやり方について

わたしは「 I would like to ~.」の文は、どんなシーンでもサッと使うことができます。
本当に口になじんでおり、頭の中で翻訳するようなところはほとんどありません。

こういったいつでも自信を持って使いこなせる基本文を、計画的に増やしていくこと
が自分の会話力を伸ばすことに繋がると思っています。

ですが一人で勉強してスピーキング力を伸ばすというのは、意外とむずかしいもので
す。

何がむずかしいかというと、一人でスピーキングの練習をすること、とりわけ継続す
ることが一番むずかしいのではないかと思います。とにかく長く続かないのです。

そこで何とか続けられそうなやり方がないかと一生懸命考えて、一つの結論に達しま
した。

それは
   1)使いこなせる基本文を増やしていく
   2)写真を使って説明力を伸ばす
の2つでした。

1)については、上で説明したとおりです。新たに使いこなせるようになりたい文を、
いくつかピックアップし、その基本文を使って何度も何度も応用文を作ります。
もちろん声を出して練習します。

いろいろなシーンをイメージし、その基本文を使いシーンに合うセンテンスを考えて
言います。

ものにしたい基本文ですが、あまり一遍に多くを選ばない方が良いと思います。焦点
がぼけることになりますので。わたしは一つずつピックアップして練習しています。

次に2)のやり方ですが、これが今回のアイデアの一番のポイントだと思っています。

具体的には、
何でも良いですが、自分が出会うであろう場面のシーンの写真を多数用意します。
そしてその写真からランダムに1枚選びます。
次にその写真を良く眺め、そのシーンに映っていること、あるいはそのシーンを見
たときに感じたことなどを、何でも良いですから5つの文を作り上げスピーキング
します。文を作りながら声を出して話す・・を5回行うという訓練です。

繰り返すと、
適当な写真を1枚選ぶ。
写真の情景をよく眺める。
見てわかったこと、感じたことを5つの文で表す。(話す)

です。

最初はなかなか出てこないかも知れません。
しかしそれでも頑張って5つの文を考え、声に出して言います。
簡単な文でもかまいません。

一つ一つの文に繋がりがなくてもかまいません。

とにかく続けていると、徐々に出てくるようになってくるのです。
一度作った文は、次はもっと簡単に素早く作れるようになっていきます。
頭の中に回路が作られていくからですね。

最終的には5つの文は1つのことを説明するための関連した文章とし、説明力を伸
ばすような訓練のための文章とするほうが良いでしょう。

まずは1ヶ月30回を
まずは1ヶ月続けてみてください。
1日1回。30回続けてみてください。

30回やってみると、明らかに最初のときよりもスッと文が出てくるようになってい
ることに気がつくでしょう。

何もない中でこの訓練を行い、継続するのはむずかしいのですが、1枚の写真がある
とそれができるのです。

写真を1枚ランダムに抜き出し眺める・・というのがこの訓練の引き金になるのです。

少し気が重いとき、今日は止めようかなと思うとき、それでも1枚目の前に出してく
ださい。すると不思議なことに、「5つだけ文を作ってしまおう」と思うようになる
のです。

とにかく最初は大変かも知れませんが、1週間もすると慣れてきます。
1ヶ月もすると結構、効果を感じることができるようになります・・よ。

そして、
1)と2)をバラバラに別にやるのは、すごく大変なので、実際は1)と2)をくっ
つけてやっています。

ものにしたい基本文を1つ選んでおき、写真を1枚ピックアップしたときに、5つの
文を言うのですが、その5つの中の一つを、使いこなせたい基本文で作るのです。

少し長くなったので、実例は次回にしたいと思います。