別の言い方をすると、どういう勉強や練習をするとスピーキング力がついて、
スムーズに話せるようになるのでしょうか?
最近、自分のスピーキング力をもっともっと伸ばしたいと思っていて、時間があ
るといつもこのように考えていました。
正しいやり方で継続して勉強していくべきだ・・というような一般的な言い方では、
誰でもわかっていることです。しかし具体的には・・といわれると、わかっている
ようでよくわかっていません。
ということで、この部分についてもう少しよく考えてみてから、今後の取り組み方
を決めようと考えていました。
現在は「ある2つの取り組み方をするのが良い」という結論になり、その方法をト
ライしているところです。追って説明していきたいと思います。
■サッと話せる部分
まずは自分で「いつでもサッと話せる部分」は、どういったものなのかから考えて
みました。
1)自分の使い慣れた得意な基本文で話す内容のもの
<例> I would like to ~. の文型はとにかくスムーズに出てきます。
2)同じようなシチュエーションで何度も実際に現場で使った文
<例> How many years have you (stayed in Japan) ?
この手の質問文は、海外の友人(そのときはまだ友人にはなっていない)
に何度も何度も使いました。
これらはいつでもどこでも、サッと相手に質問することができます。
それではなぜサッと出てきて使うことができるのでしょうか?
そこを考える前に、「サッと出ないで少しモタモタして話している部分」もありま
すので、次にその部分について考えてみました。
■サッと話せない部分
サッと話せない部分について考えてみたところ、次の通りでした。
1)今まであまり話したことがない場面での会話
2)話し慣れていない文型を使うことになったとき
3)ボキャブラリやフレーズがサッと出てこないとき
4)あることを説明しようとして、うまく説明の方法がまとまらないとき
このようなときには、ポンポンスムーズには会話ができていません。
この2つのケースの間に存在する「差」が、ポンポンスムーズに話せない原因なの
だということになります。
それではその「差」を埋めるためには、どういった勉強や練習をすれば良いのでし
ょうか?
■サッと話せるようになるため
まずすぐに誰でもわかることは、「単語/フレーズ」を勉強するということです。
よく使うもの使われるものを中心に、少しずつ積み上げていく必要があります。
地道に継続する必要がありますが、やった分だけ単語やフレーズが出てこなくて、
会話の流れを止めてしまうということは少なくなるでしょう。
そして肝心の部分・・・スピーキングの練習方法ですが、先に述べた部分から考
えて、わたしは2つの方法が良いのではないかという結論になりました。
相手がいて2人で会話をしながら会話練習し、スキルを上げていくのがベストで
すが、なかなかそうは簡単にはいきません。
ですから、一人でスピーキングのレベルを上げていくということに絞ったやり方
で、ということです。
一つは、「使いこなせる基本文を増やしていく」です。
もう一つは、「写真を使って説明力を伸ばす」です。
(続く)