2012年5月30日水曜日

◆写真で説明力をアップ・・の復習です

さて今日は前回説明した「写真で説明力をアップ」「シンプルスピーキング」の復習を
してみます。

■場面設定
今回は仮に下記のような設定をして、写真を見て感じ取ったシチュエーションを英語で
話してみましょう。

◇設定

・男性 :オフィスよりホテルに電話し、部屋の予約をしようとしている。
先に予約した金曜日をキャンセルして、明日の晩の予約をしようとしている。
・ホテル:女性のフロント担当が、その電話の応対をしているところです。

自分が上の設定における「男性」の立場に立って、会話を創作してみましょう。
最低5文。余裕があるなら5文以上・・10文くらいまで、適当にシンプルな文を作り
ササッとつぶやいて見て下さい。

注:細かいところを少々間違っても大丈夫です
相手に最初は80%程度伝われば良い・・・というレベルで考え、繰り
返しの会話で100%に近づけていくというふうに考えれば良いでしょう。

「とにかく写真を見て、自分言いたいことを考え、簡単に言う」ということ
が、とにかく大事ですからね!



■会話例:

 1) My name is George.
 2) I'd like to cansel my reservation for Friday.
 3) And I'd like to make a reservation for tomorrow night again.
 4) Do you have a room available?
 5) I'd like a room with ocean view.
 6) What is the price of the room including tax?
 7) Is breakfast included?
 8) Can I have breakfast in my room?
 9) I'll take that room.
10) What time can I check in?


 1) わたしの名前はジョージです。
 2) 金曜日の予約をキャンセルしたい。
 3) それと、明日の夜の予約を取り直したい。
 4) あいている部屋ありますか?
 5) 海の見える部屋がいいんですが。
 6) その部屋は税込みでいくらですか?
 7) 朝食が入っていますか?
 8) 部屋で朝食を取ることができますか?
 9) その部屋にします。
10) 何時にチェックインできますか?


2012年5月25日金曜日

◆スピーキングでテンポ良くサッと話せる工夫

47歳から英会話の勉強を開始し、楽しく会話ができるようになってから久しいので
すが、自分の話し方で一つだけ直したいと思っていることがあります。

そして、それを何とか直そうとして取り組んでいるのが、シンプルスピーキングです。

■直したい点は
最近は会話の中で結構関係代名詞を使い、1回で多くの意味を伝えようとすることも
多々あります。

しかし、会話を録音して聞いてみると、聞き苦しい部分があることがわかりました。
文を話している途中で「あー」「えー」と、かなり頻繁に言っているのです。

自分で聞いてみても聞き苦しいものだなと思いました。そして相手はいつもこれを聞
きながら我慢して話しているのかと思うと、なんとかしなければと思った次第です。

■原因は
その原因を考えてみたのですが、関係代名詞などを使い長い文で話そうとするときに、
次の話すことを考えながら「えー」と言っていることがわかりました。

日本語的感覚で自然に英文を作ろうとすると、つい日本語で慣れた少しだけ複雑な言
い回しになりがちです。

そしてそれをそのまま英文にしようとするために「あー」「えー」となるのでした。

■改善案
そこで閃いたのが「無理に格好つけて長い文で話すのはやめよう」でした。
長い文で話すのはできるだけやめて、テンポよくサッと話すのが良いと思います。

簡単な構文ばかり並べて話すのは、レベルが低いととられるのではないかという気使
いがあったためでした。レベルに対するしょうもないプライドでしょうか・・。

しかしよく考えてみると、短い短文で話す方が
  ・話す(作文)のが楽
  ・スピーディに話せる
  ・相手にも通じ易い
  ・パターン化し易い
  ・記憶に残り易い

などなど、良いところが一杯です。
マイナスとなる部分は、先に述べた「相手にレベルが低いと思われる」でしょうか。

自分がかってに思っていることであり、本来の目的である
  「楽しくコミュニケーションする」
から考えると、どちらを選択すべきかは明らかですが・・。

本当にレベルが上がっていけば、おのずと話し方も変わっていくのでしょうから、あま
り意識してむずかしい構文を使って話すのは、止めることにしました。

■例題
ということで、前回説明した「写真を使って説明力(描写力)を伸ばす」においても、
シンプルスピーキングをベースに進めていくようにしています。

また、以前何度も投稿したグロービッシュ英語についても、まったく同じような考え方
であると思っています。

それでは一緒に1つだけ練習をしてみましょう。

まずは次の写真を見てわかったこと、感じたことなどを、短い英文でシンプル
スピーキングしてみましょう。 細かい間違いを恐れずに!


  I think this is a library.
  There are two tables in this room.
  There are six chairs around the table.
  There are five people in it.
  Three people are sitting on the chair.

  通常5文なのですが、調子良く出てくる場合はどんどん行きます。

  They all are reading books.
  Two people are reading in a standing position.
  Two books are put on the table.
  But nobody is reading it now.
  This room is good brightness for reading.

そして、今週の基本文は、次の文型だとします。
  It is ○○ (for ◇◇) to △△.

なので、この文型でさらに1文を作ります。例えば、
  It is good for me to have an afternoon nap there.

などのように。

2012年5月21日月曜日

◆写真を教材に一人で会話力を伸ばす方法

いろいろな場面の写真を使い、とにかく5文を作るという練習をするというのは、
セルフスピーキングの練習としてかなり取り組み易いものだと思います。

写真はインターネットから簡単に入手できますので、準備も簡単です。
簡単、楽に、楽しい、気持ち良い・・などのことは、続けられます。

■写真サンプル
例えば、次の写真を見てください。


まずは写真を見て、「そこにある事実」あるいは「感じたこと」を5つ並べる形で文を
作っています。

そして覚えたい基本文を一つ定め、その基本文を使って作ったものを一つだけ入
れています。最初はこのようなやり方でやってみれば良いでしょう。

文のレベルを気にするのではなく、見たことや感じたことを簡単な文章で素早く作
り、声を出して言います。


■注意すること
それと一つ注意していることがあります。

わたしは会話をしているとき、ときどき「文法的に大丈夫かな?」と思いながら話し
ているときがあります。いまはあまり気にし過ぎないようにして、自信がないときで
も話すようになりました。間違い結構、それも勉強・・と。

しかし英会話を勉強し始めた頃は、間違っているかもしれないと思うと、容易に話
しだすことができませんでした。

だから日本人の多くの人も同じではないかと思っています。みなかなり英語の力は
あるのに、完璧主義が足かせとなり英会話の世界に飛び込んで行けないのではな
いでしょうか。

間違っても大丈夫です。とにかく話すことが大事。
コミュニケーションすることが目的なのですから。

話したあとで相手に指摘されたら、そのときに直せば良いのです。
試験ではないので、あと付けで良いのです。

ビジネスでの契約の場面などではそうはいきませんが、わたしたちの英会話は日常
会話なのですから。あまり細かいところばかりに気をとられ、本来の会話に尻込み
するのは止めたいものですね。


■一歩進んだやり方
あなたがもしもかなり慣れてきたのでしたら、写真1枚を使って自分の創作したストー
リーで作っても良いですね。

例えば、1枚の素晴らしい風景の写真があったとします。
そして横に一人の女性がいて、あなたはその女性と一緒にどこかへ旅行したいと思
っている・・・というシチュエーションを想定し、練習をします。

1) I'd like to show you this picture.
   この写真を見てください。

2) Do you know where here is?
  ここはどこか知っていますか?

3) It is Banff national park in Canada.
  カナダのバンフ・ナショナル公園です。

4) Have you ever been there?
  行った事がありますか?

5) I have two tickets. If it's OK with you, I want to travel together.
2枚チケットがあります。あなたが良いのなら、一緒に旅行したいんです。


いかがですか?
かなり普段の会話っぽくなってきますよね。

このような練習を何度もやっていけば、必ず会話力があがると思いますが、
あなたはどう思いますか?

2012年5月17日木曜日

◆スピーキング力を伸ばすやり方について

わたしは「 I would like to ~.」の文は、どんなシーンでもサッと使うことができます。
本当に口になじんでおり、頭の中で翻訳するようなところはほとんどありません。

こういったいつでも自信を持って使いこなせる基本文を、計画的に増やしていくこと
が自分の会話力を伸ばすことに繋がると思っています。

ですが一人で勉強してスピーキング力を伸ばすというのは、意外とむずかしいもので
す。

何がむずかしいかというと、一人でスピーキングの練習をすること、とりわけ継続す
ることが一番むずかしいのではないかと思います。とにかく長く続かないのです。

そこで何とか続けられそうなやり方がないかと一生懸命考えて、一つの結論に達しま
した。

それは
   1)使いこなせる基本文を増やしていく
   2)写真を使って説明力を伸ばす
の2つでした。

1)については、上で説明したとおりです。新たに使いこなせるようになりたい文を、
いくつかピックアップし、その基本文を使って何度も何度も応用文を作ります。
もちろん声を出して練習します。

いろいろなシーンをイメージし、その基本文を使いシーンに合うセンテンスを考えて
言います。

ものにしたい基本文ですが、あまり一遍に多くを選ばない方が良いと思います。焦点
がぼけることになりますので。わたしは一つずつピックアップして練習しています。

次に2)のやり方ですが、これが今回のアイデアの一番のポイントだと思っています。

具体的には、
何でも良いですが、自分が出会うであろう場面のシーンの写真を多数用意します。
そしてその写真からランダムに1枚選びます。
次にその写真を良く眺め、そのシーンに映っていること、あるいはそのシーンを見
たときに感じたことなどを、何でも良いですから5つの文を作り上げスピーキング
します。文を作りながら声を出して話す・・を5回行うという訓練です。

繰り返すと、
適当な写真を1枚選ぶ。
写真の情景をよく眺める。
見てわかったこと、感じたことを5つの文で表す。(話す)

です。

最初はなかなか出てこないかも知れません。
しかしそれでも頑張って5つの文を考え、声に出して言います。
簡単な文でもかまいません。

一つ一つの文に繋がりがなくてもかまいません。

とにかく続けていると、徐々に出てくるようになってくるのです。
一度作った文は、次はもっと簡単に素早く作れるようになっていきます。
頭の中に回路が作られていくからですね。

最終的には5つの文は1つのことを説明するための関連した文章とし、説明力を伸
ばすような訓練のための文章とするほうが良いでしょう。

まずは1ヶ月30回を
まずは1ヶ月続けてみてください。
1日1回。30回続けてみてください。

30回やってみると、明らかに最初のときよりもスッと文が出てくるようになってい
ることに気がつくでしょう。

何もない中でこの訓練を行い、継続するのはむずかしいのですが、1枚の写真がある
とそれができるのです。

写真を1枚ランダムに抜き出し眺める・・というのがこの訓練の引き金になるのです。

少し気が重いとき、今日は止めようかなと思うとき、それでも1枚目の前に出してく
ださい。すると不思議なことに、「5つだけ文を作ってしまおう」と思うようになる
のです。

とにかく最初は大変かも知れませんが、1週間もすると慣れてきます。
1ヶ月もすると結構、効果を感じることができるようになります・・よ。

そして、
1)と2)をバラバラに別にやるのは、すごく大変なので、実際は1)と2)をくっ
つけてやっています。

ものにしたい基本文を1つ選んでおき、写真を1枚ピックアップしたときに、5つの
文を言うのですが、その5つの中の一つを、使いこなせたい基本文で作るのです。

少し長くなったので、実例は次回にしたいと思います。

2012年5月12日土曜日

◆スピーキング/どうやったらスムーズに話せるように?

どうやったらポンポンとスムーズに話せるようになるのでしょうか?

別の言い方をすると、どういう勉強や練習をするとスピーキング力がついて、
スムーズに話せるようになるのでしょうか?

最近、自分のスピーキング力をもっともっと伸ばしたいと思っていて、時間があ
るといつもこのように考えていました。

正しいやり方で継続して勉強していくべきだ・・というような一般的な言い方では、
誰でもわかっていることです。しかし具体的には・・といわれると、わかっている
ようでよくわかっていません。

ということで、この部分についてもう少しよく考えてみてから、今後の取り組み方
を決めようと考えていました。

現在は「ある2つの取り組み方をするのが良い」という結論になり、その方法をト
ライしているところです。追って説明していきたいと思います。

■サッと話せる部分
まずは自分で「いつでもサッと話せる部分」は、どういったものなのかから考えて
みました。

  1)自分の使い慣れた得意な基本文で話す内容のもの
     <例> I would like to ~. の文型はとにかくスムーズに出てきます。

  2)同じようなシチュエーションで何度も実際に現場で使った文
     <例> How many years have you (stayed in Japan) ?

      この手の質問文は、海外の友人(そのときはまだ友人にはなっていない)
      に何度も何度も使いました。

これらはいつでもどこでも、サッと相手に質問することができます。

それではなぜサッと出てきて使うことができるのでしょうか?

そこを考える前に、「サッと出ないで少しモタモタして話している部分」もありま
すので、次にその部分について考えてみました。

■サッと話せない部分
サッと話せない部分について考えてみたところ、次の通りでした。

  1)今まであまり話したことがない場面での会話
  2)話し慣れていない文型を使うことになったとき
  3)ボキャブラリやフレーズがサッと出てこないとき
  4)あることを説明しようとして、うまく説明の方法がまとまらないとき

このようなときには、ポンポンスムーズには会話ができていません。

この2つのケースの間に存在する「差」が、ポンポンスムーズに話せない原因なの
だということになります。

それではその「差」を埋めるためには、どういった勉強や練習をすれば良いのでし
ょうか?

■サッと話せるようになるため
まずすぐに誰でもわかることは、「単語/フレーズ」を勉強するということです。
よく使うもの使われるものを中心に、少しずつ積み上げていく必要があります。

地道に継続する必要がありますが、やった分だけ単語やフレーズが出てこなくて、
会話の流れを止めてしまうということは少なくなるでしょう。

そして肝心の部分・・・スピーキングの練習方法ですが、先に述べた部分から考
えて、わたしは2つの方法が良いのではないかという結論になりました。

相手がいて2人で会話をしながら会話練習し、スキルを上げていくのがベストで
すが、なかなかそうは簡単にはいきません。

ですから、一人でスピーキングのレベルを上げていくということに絞ったやり方
で、ということです。

一つは、「使いこなせる基本文を増やしていく」です。

もう一つは、「写真を使って説明力を伸ばす」です。

(続く)

2012年5月6日日曜日

◆World LinkというDVD教材を使った感想

英会話を勉強している自分にとって、いつも思っていたひとつの目標が
洋画をそのままで見れるようになりたい」というものでした。

しかし普通に市販されている洋画やTVドラマなどは、簡単に手に入るのですが、話す
速度が早く言い回しもむずかしいものが多いため、なかなか勉強用としては良いもの
がありませんでした。

そうこうしてインターネットでいろいろな教材を調べていたところ、これは良さそうだと
いうものが紹介されているのを見つけたのです。

それがこの「World Link Video Course」でした。



この教材の特徴は、
  1)毎日出くわす日常のシーンが設定の場面である。
  2)とてもシンプルでよく使われる日常会話がベースになっている。
  3)中学英語でしっかり聞き取れる内容構成である。
  4)各シーンと英文をしっかりリンクして覚えることができる。
  5)集中力が維持できる短い時間単位で、各ユニットが構成されている。

何度も何度も繰り返し見ているうちに、その場面をイメージするとそこで使われた英文
が頭に浮かんでくるようになりました。

また、この教材を3ヶ月ほどしっかりとトライしたあとに、市販のDVD洋画をみてみたら、
以前とはまったく違って内容を聞き取れるようになって、びっくりしたものです。
「ローマの休日」でしたが、かなりの部分まで理解できるようになっていました。

英語勉強をしている方、とりわけ洋画をそのまま見れるようになりたい方には、本当に
ぴったりの教材ではないかと思います。

【使用した教材】
World Link Intro、Book 1、Book 2 [DVD3枚]
Susan Stempleski、Nancy Douglas、James Morgan、 Andy Curtis (DVD - 2004/12/10)

World Link Video Courseはラボでの学習用として開発されたもので、ニーズに合わせた
使い方ができ、学習者の志気を高めるように工夫されています。

■City Living 
ニューヨークを舞台に、6人の外国人留学生や社会人の友だちの間で繰り広げられる
日々のエピソードで構成。

■Global Viewpoints
さまざまな国の人による各章のトピックについてのインタビューを通して、自然な英語や
アクセントが学べるのに加え、それぞれの意見や習慣を学習できます。

「Intro」の例
Contents   City Living             Global Viewpoint
Unit 1  Please, call me Dave.   Introductions / People We like ---
Unit 2  Where is it?                     Where I'm from ---
Unit 3  A cool gift                     Personal items / Favorite cities ---
Unit 4  What are you doing - now? At school
Unit 5  Takeshi's food video Meals / Likes and dislikes
Unit 6  Rfoverto's family picture My family / All about me
Unit 7  Mike's "Busy" Day           Time and Schedules / Weekend activities
Unit 8  I love parades! Special occasions
Unit 9  Dear Mum and Dad... Daily activities / Dating
Unit10  Welcome to New York! Where I live / Student Housing
Unit11  What do I wear to the party?    Fashions and colors / Shopping
Unit12  I can get this job!      My job / People at work

普段の日常生活で使われる基本的な会話フレーズを、ビデオ画像を見ながら学習する
ことができます。

TOEIC 250-600点 向けと書かれてあるように、日常生活でよく使われるシンプルな基本
英語を選りすぐって構成されており、レベルに合わせた会話速度となっているため非常
に聞きやすくまとめられています。

初・中級レベルの方の会話力レベルアップ用教材としては、本当に優れた教材と感じて
います。

学習の過程では、最初は英語字幕無しで実力だめしを行い、途中字幕を出しながらし
っかりと文章やフレーズ、言い回しを頭にインプットして、

最後は再度字幕を消して確認と仕上げを行うというのが、より効率的な学習方法だと
感じました。

2012年5月4日金曜日

◆英会話ができるようになるための勉強方法は

少し前のことだが、高校は出たが英語はまったくできないという人に、
  「英語を話せるようになるためにはどうやったら良いの?」
と突然質問をされた。

普段、まったくと言っていいほど英語の話などしない人間だったのだが。

何を隠そうわたしの娘のことなのである。

いつも父(わたし)はせっせとウォーキングのときに、英会話を聞きながら歩いて
いることを知っており、また夜は夜で部屋に閉じこもってオンラインで英会話レッ
スンをやっていることを知っていたからである。

  「何で急にまた英語なんか?」

と聞くと、実は来年高校を卒業したらブライダルの専門学校へ行こうと考えている
らしい。


  「何でブライダルに英語が関係あるの?」

と聞くと、

「その学校は1年間、海外留学ができるの」
  「そしてそれは英語ができないとだめなの」

と。

  「じゃあ、どれくらいできなければならないの?」
  「TOEICだと500点、英検だと2級なの」

  「へー、そうなの」
  「TOEIC500点以上で20万円、450点以上で5万円」
  「英検なら2級以上で20万円、準2級以上で5万円の奨学金がもらえるの」

  「それで急に英語を勉強しようと考えたのか・・」
  「うん・・」

ということで、その勉強の仕方を教えて欲しいというものであった。

それならば、まずは中学英語をしっかり復習するべき・・ということで、そのこと
を話してみると、
  「中学校の英語の教科書は、もう英語はやらないと思ってリサイクルに出したの」
とのこと・・・・・・。

人間事情が変わればこうも心が変わるものかーと、びっくりしたものでした。


■勉強の仕方について
自分が47歳のときから英語勉強を再開し、話せるようになった経験を説明して、
その勉強のやり方についてわかりやすく伝えました。

ポイントは2つ。
  1)中学英語をしっかり復習し、自分のものにすること。
  2)リスニング/スピーキングが大事。セルフトーキングの訓練をすること。

そして必要な本と教材を渡して、まずは1ヶ月間しっかりとやり切るように話した
のでした。

  1)中学英語復習用のCD付書籍
  2)セルフトレーニング用としては PimsluerⅠの第1課と第2課



2012年5月1日火曜日

◆わたしの単語学習のやり方(その2)

わたしの単語勉強のやり方は2つありますが、今回は二つ目のやり方について説明
致します。

二つ目は「実戦を通して=オンライン英会話をやりながら覚えていく」というものです。

こちらもただ単に単語をにらめて覚えようとするのではなく、強くそして忘れにくく記憶
されるように、イメージや感情とリンクさせて覚えるようにしています。

オンライン英会話レッスンのときには、いろいろな会話をしている中で、単語が出て
こなかったり自分の知らない単語で話しかけられたりすることが、間々あります。

そういうときを単語を覚える機会ととらえています。

思い出せない単語や知らない単語が出たときに、サラッと通り過ぎたりはせずに、
すぐに確認をして覚え込むようにしているのです。


■単語が出てこないとき
まず自分が ”言おうとして単語やフレーズが出てこない場合” は、
無理をせずに先生に
  「I can't remember a word that I want to say you.」
  「So I'll check it by dictionary.  Just a moment please.」
と言って少し待ってもらい、
その間に辞書で単語を調べてから続きを話すようにしています。

レッスン途中に
  「思い出せなかった」「レッスン途中で調べた」「調べたあとで話した」
  「話したあとで先生からのリアクションが・・・だった」

というように、自身の感情とそのときのシーンがその単語にリンクしますので、かな
り覚えやすくなります。まずはこのようにして覚えるケースが一つ。

次は、先生がこちらに説明したり話したりしたときに、
自分がわからない単語が出てきた場合” です。

わたしは単純・ストレートなので、すぐに先生に質問をするようにしています。
  「What does ○○○ mean ?」
と。

すると先生は
  「こういう意味だよ」と言ったり
  「同じ意味の単語は○○○や△△△ですね」
などのように言って、説明してくれます。

時にはズバリ日本語の該当する単語を言ってくれる先生もいます。
(本当にわずかですが)

レッスンをしている途中に、わからない単語にスポットを当てて、意味を確認するた
めの会話を少しだけですがすることにより、そのやり取りと知らない単語とをリンク
させて印象深く記憶に残るようにしています。

何もせずにただ覚えようとすることよりは、数倍記憶に残り易くなると思っています。

■さらにあと一つ
そしてとどめですが、どちらもレッスンが終わったあとに、単語帳にメモして残すよ
うにしています。レッスンでのやり取りなどを添え書きして。

このメモで残す作業も復習の一つとなり、より記憶に定着し易くなります。
そして以後、何度かこのメモを見ることにより、そのときのやり取りや情景を頭の
中に浮かべながら、再度復習を行います。

このようにかなりの時間と手間をかけた単語は、必ず覚えることができるようにな
りますね。しかも感情やイメージと結びついているので、次の会話のときの再生も
スムーズになります。