少しだけ加工することにより5000語まで拡大していけると書かれています。
今日はそのことについて、説明したいと思います。
語彙を増やす方法は、新しい単語を覚えることだけではありません。
正に知っている単語でも、使い方次第では別の働きをさせることができます。
■加工例「希望」
例えば hope 「希望」は ful をつけると hopeful となり「希望に満ちた」
となります。
一方 less をつけると hopeless 「希望がない、絶望的な」という別の意味を
もった単語になります。
このように、知っている単語をちょっと加工するだけで、語彙を何倍にも増や
すことができるのです。
■ボキャブラリ増強の可能性
多くの方は高校までの授業で英単語を2000語程度は習っているはずです。
全く新しい単語を覚えるよりも、すでに知っている単語を加工してバリエーシ
ョンを増やす方が、はるかに合理的だと思います。
グロービッシュの1500語も、単語同士をつなげたり、単語の前や後ろに
何文字かを付け加えることにより、5000語程度まで使える単語を拡大して
いきます。
■加工方法について
加工方法にはいくつかのパターンがあります。その中で代表的なパターンが
紹介されていますので次に示します。
動詞+able
able という単語は be able to ~ としてよく使われ、「~できる」の
意味で can とほぼ同じ意味であると知っていると思います。
この able を使った加工する例についてです。
do + able = doable 「実行可能な」
(~する)(~できる)
This is a doable plan. これは実行可能な計画です。
このようにすると、すっきりとシンプルな表現となります。
この表現は教科書には載っていないようですが、ビジネスの世界では頻繁に
使われていると書かれています。
■加工するコツ
ビジネスシーンで使われる表現は、意外なほどシンプルなものが多いです。
知っている単語を加工するコツを覚えていると、非常に便利です。
知っている単語をさらに加工して、自分の表現力を効率良く拡大していきま
しょう!