1月よりシャドーイングとリピーティングを続けてきて、それぞれの練習
をする上での注意するポイントと、得られる効果について書きたいと思い
ます。
■経緯
1月23日より開始した音読パッケージですが、ここ最近ようやくシャドー
イングを終わりリピーティングを行うようになりました。
そしてリピーティングを続けていくうちに、シャドーイングとリピーティン
グの違いとその効果について、ようやくわかるようになりました。
またわたしにとってはリピーティングが大事であり、大きな効果を出すため
に重要なポイントが2つあるということも、徐々にわかってきました。
■シャドーイングとリピーティング
まずシャドーイングとリピーティングでは、まったく目的が違うというのが
わたしの結論です。 (何を今さら・・と言わないで下さい。ようやく本心
からわかったのですから)
練習のやり方や注意する点も違うし、その得られる効果もまったく違うので
す。次にその内容についてご説明します。
■シャドーイング
シャドーイングは再生した音声に遅れることわずかで、自分も速やかにCD
音声と同じ文章を発声していきます。
つまり「リスニング力」とその「再生力」で、ポイントは
「正しい発音のトレース」
だと思っています。
「正確に聞き取り、正確に発音する」訓練です。
■リピーティング
一方リピーティングはどうでしょうか。
リピーティングを行うことの目的及びその効果は、会話力のアップです。
リピーティングは、対話式の練習を除く唯一自分で実際に話している雰囲気
に近い、アウトプット練習なのです。
■重要な2つのポイント
リピーティングの効果は、繰り返しますが「表現力のアップ」であり、
「スピーキング力」の向上です。
そして練習する上での重要なポイントは、次の2つだと思っています。
1)表現力のアップ
まず「表現力のアップ」という目的に対しては、有益なフレーズを意識して
どんどん覚えていくということです。
例を上げると、
I can stay in bed as long as I want.
好きなだけ長くベッドの中にいることができます。
という文があったとすると、その文をそのまま暗記するのは表現力アップに
はつながりません。
フレーズ、あるいはコロケーションで覚えるのです。
stay in bed ベッドの中にいる
as long as I want 好きなだけずっと(as long as ~ ~だけずっと)
という形で覚えていきます。あるいは、
After I get up, I take a shower. 起きるとシャワーを浴びます。
という文の場合は、
After I get up 起きたあとで
の表現を覚えます。「After ~: ~のあとで」の部分です。
このようにフレーズをしっかりインプットしていくことで、会話での表現力
がアップしていきます。
2)スピーキング力の向上
リピーティングのやり方での次のポイントは、音声をしっかり聞き終わって
から、聞いて保持した文章を自分が主人公になった気持で、且つその場の
シーンをイメージしながら、なりきって話すということです。
単なる音読と違い、あたかも自分が考えたことを話しているような、そんな
気分になることができます。
そういうなりきった気分で続けることにより、大きな効果が得られそうな
予感がしています。
■最後に
リピーティングをさらに1ヶ月ほど継続実施して、その効果を報告できる
ように頑張りたいと思います。