相変わらずシンプル・簡単スピーキングにこだわっています。
シンプルな考え方で簡単に話そうというものですが・・・。
ここ2年ほど、このシンプルスピーキングに取り組んで、ずい分と会話
をリズム良くスムーズに話せるようになったと思います。
以前は少しむずかしく考え、いつも何かを話そうとするときは、頭の中
が高速回転してオーバーヒート寸前になったものでした。
しかし、簡単な英語でシンプルに話すと割り切ってからは、少し余裕が
でてきました。
今日はそのためのポイントとして、2つ注意してきたことについて上げ
たいと思います。
■2つのポイント
一つは、「結論から述べる」ということです。
とにかく英文はここから始まります。そして時にはここで終わることも
あります。そして50%以上、言いたいことが伝わります。
ですからまず言いたいことの結論を言うことですね。それからです。
話しに細部を述べていくのは。
そしてもう一つは、まさに細部についてですが、
「細部は順に補足していく」ということです。
英文を話そうとするときは、大体は3つくらいのパートで構成するよう
にしています。
1)基本構文 「例: How do you」
2)フレーズ 「例: make a reservation」
3)細部を補足 「例: today ?」
これくらいのパートで話す場合が、一番簡単に話せます。
もちろん4パートになることもあります。
How do you / make a reservation / for her / today ?
など。でも4パートになってくると少し文の構成というか、組み合わせ
の順番を少し考えながら話すことになるので、理想としては3パートで
話すのが簡単ですね。
そしてさらなる細部補足は、少し間をおいてから第2の文にして付け
加えるというようにしています。
つまり、「1つの文をあまり長くしないで話す」ということです。
■結論から述べると簡単になる
文を作るとき、まず最初に「構文」を選択します。そして主語と動詞が
くるのですが、わたしは構文に主語をくっつけて考えています。
つまり先ほどの例で言うと、「How do you」です。これを構文として考
えています。
そして次に言いたいフレーズです。一気に「make a reservation」まで
言うようにします。
つまり「構文」+「フレーズ」までを結論として、一気に言うようにし
ています。
構文と主語・動詞はすぐに決まりますが、わたしはいつも実戦向きの
覚え方として、「動詞+目的語」のフレーズで覚えるようにしていますの
で、目的語までをセットにしているのです。
なので、一気に「How do you」と言い、そしてわずかに一呼吸おいて、
「make a reservation」と言っています。
こうやって一気に結論を言うと、聞く方も先に結論を聞くことができる
ので、安心して次の知りたい部分を待つことができます。
この考え方はアメリカ的であり、英語の望ましい話し方だと思っていま
す。
■発想の違い
日本とアメリカでは、両国の文化の違いからくる発想の違いがあります。
例えばある会合に出るのが遅れた場合、日本人は
「道路が大渋滞だったもので」
などと、遅刻した理由を先に話すことが多々あります。
しかしアメリカ人の場合は、
「I'm sorry I'm late.」
と、まず先に謝ってから理由を述べます。
つまりアメリカ人は、結論を先に述べる話し方をする人たちだというこ
とです。そのことを知って文を組み立てることが、とても重要だという
ことです。
そのことを意識しておかないと、結論をあとに話す言い方になった場合、
アメリカ人にとってとても回りくどい言い方に聞こえてしまうというこ
とです。
ですから、まず先に結論を言うということ。そして回りくどい長い文で
話すことは、できるだけしないようにしています。
長い文をモタモタ話すよりは、短い2つの文で「スパッ、スパッ!」と
話した方が、話のリズムも良く相手にも通じ易い・・ので。