前回、日本では受動態で話すケースがとても多くて、むずかしい話し方
になるので、能動態でシンプルに話す例を示しました。
今回も前回と同じやり方で、もう少しだけ復習をしてみました。
■例1:昨日、お医者さんに注射を打ってもらったよ。
「わたしは」を主語にしそうになりますが、それだと受動態になってし
まいます。能動態でシンプルに話すためには、「お医者さん」を主語に
します。
・The doctor gave me a shot yesterday.
■例2:アメリカ大陸は、昔コロンブスによって発見された。
「アメリカ大陸」を主語にすると、受動態になってしまいますので、
「コロンブス」を主語にして文を構成してみます。
・Columbus discovered the Ameridcan continent a long time ago.
■例3:英語力のおかげでいい仕事が見つかりました。
このような言い方もたくさんありますね。人を主語にせずに今回は
「英語力」を主語にしてみます。
・My English skills helped me / to find a good job.
「英語力はわたしを助けた」「いい仕事を探すのを」とシンプルな2つ
のパートを並べて話すことができました。
■例4:不注意な運転のせいで、大事故が起こりました。
一瞬どう言おうかと迷いそうな文です。
ここでは「起こりました」という受動態的な言い方に惑わされず、
「不注意な運転が」「事故を起こした」
というようにまとめます。
・Careless driving caused the big accident.
少し迷うような文でしたが、能動的な言い方でシンプルに言うことがで
きました。
やはり、主語を何にして言うかがポイントになります。
いろいろと複雑な言い回しを、いかに簡単に言うか・・いろいろなケー
スを練習して、頭の中にそういう処理回路を作ってしまいましょう!
★注:
ここで使った例題は、次の書籍から引用させていただきました。
驚異のグロービッシュ英語術、高橋書店、関口雄一著