2013年9月23日月曜日

複雑な受動態は能動態でシンプルに話す

日本語では受動態で話すケースが本当に多いです。
「~された」「~してもらった」「~させられた」

しかしこれも直訳すると、過去分詞を使ってのむずかしい言い方になり
ます。どうしてもそのように言わなければならないのでしょうか?


■例1:昨日、車を盗まれたんだ。

あなたはこの文の場合、どのように言いますか?

・I was stolen my car by ・・・yesterday.
ですか?

このように言う場合は、受動態は「be+過去分詞」なのでstealの過去
分詞は・・と頭を働かせながら話すことになります。

本当にこのように思考しながら話すしかないのでしょうか?

ここでよりシンプルな言い方があります。
・Someone stole my car yesterday.

主語を「わたし」ではなく、「誰か」に替えて能動態で話す場合、先の
言い方よりもずい分シンプルな言い方になることがわかりますよね!

「主語を考えて選び、能動態で話す」です。


■例2:息子にお気に入りのコーヒーカップを壊されたんです。

この例はどうですか?

・I was broken my ・・・・ではないですね。

例1と同じです。「わたし」ではなく「息子」を主語にして、
・My son broke my favorite coffee cup.

ですね。やはり能動態の方がシンプルで理解し易いです。


■例3:空港で係員に出発口まで案内してもらったよ。

やはり主語は「わたし」ではなく、「係員」にします。

・The person in charge guided me / to the departure gate
  / at the airport.

「係員」は the person in charge です。
・The person in charge guided me をサッと言えば、あとは「出発口
  まで」「空港で」と付け足せば良いわけです。

日本語を改めて眺めてみると、本当に「~された」という類の受動態で
の話し方が多いことに気がつかされます。(これも受動態の言い方です
ね!)

そしてそれを、きっちり主語を選んで能動態で話すようにすると、ずい
分シンプルに言うことができるという事がわかります。

普通に話すときは、できるだけ能動態で話すように心がける方が良さそ
うですね!