2013年9月19日木曜日

複雑な文を素早く整理しシンプルに言う

英会話をするときにすんなり主語と動詞を決めて、英訳できるものがあ
ります。

一方で日本語の中には、何を主語にして話したら良いのか本当に迷うよ
うな文もあります。

さらには1文だけではなく、2~3文が一つにまとまったような文まで
あります。

普段こう言った言い方に慣れている人は、英会話をするときには、逆に
迷うことが多いのではないでしょうか。

普段から複雑で回りくどい言い方をせずに、わかり易いシンプルな言い
方をするように努めることも、英会話のための大事な一つの練習になる
と思います。

今日はそう言ったわかりにくい文を、一瞬で考えを整理し、シンプルに
言うやり方について、練習してみました。


■例1:6時間ぶっ通しで歩いて疲れたよ。

ステップ1:
まず最初に考えるのは「主語は何か」です。
ここではすぐに「わたし(I)」だとわかります。

ステップ2:
次に考えたのは「言いたいことはいくつあるのか」です。
この文では2つのことを言っていますね。

「わたしは6時間ぶっ通しで歩いた」
「わたしは疲れた」

そしてこの2つの文の関係は、片方が現在の状況を言っており、もう片
方の文はその理由を述べています。

ここでどちらの文をより強調して言いたいかによって、話す順が変わる
ように思います。

「わたしは疲れた」をまずは強調して言いたいのなら、
I'm so tired.
を先に言います。そして次に、
Because I have been walking / for six hours / without rest.
と言う事になります。

もちろん1文で
I'm so tired because I have been walking for six hours without rest.
でもOKです。

しかし最初はできるだけ簡単に、2つの文で素早く話すことを優先させ
た方が良いと思っています。


もしも「わたしは6時間ぶっ通しで歩いた」を強調したいのなら、
I have been walking for six hours without rest.
を先に言ってから、
So I'm very tired.
と言えば良いでしょう。


■例2:買い物に行かないと食べるものがないね。

ステップ1:
「主語は何か」と考えてみると、会話の調子から「私たち(We)」だと
判断できます。

「~がある」という文は「There is/are ~」という構文がありますが、
これはただ「~がある/無い」という文であり、今回は「無いので食べ
れない」という意味なので、「~が無い((私たちは~をもっていない)」
という方の文を選択しました。

ステップ2:
ここで「言いたいことはいくつあるのか?」ですが、2つですね。
「買い物に行こう」と「食べるものが無い」です。

この例文はこのように2つに分けて考えて、話した方が簡単でわかり易
いですね。

Let's go shopping.
We have nothing to eat.

以上のように、2つの言いたいことを無理に1つの長文にまとめて言う
必要はなくて、話す方も聞く方も、シンプルな2つの文で話した方がわ
かり易い場合が多いです。

ただ2つの文を、さらりと繋げて話せば良いだけ・・。