2013年8月25日日曜日

英会話レッスンでの不安要因の除去方法

前回の記事で途中だった、英会話レッスンの経験という実績と同じ効果
を出せる訓練について、いろいろと考えてみました。

なかなかむずかしい課題で、なかなか「これだ!」というものがなかっ
たのですが、一応納得できるレベルの結論に達しましたので、報告しま
す。


■長年のレッスン経験に見合うもの

やはりわたしの結論は、種々の話題ごとに1分間スピーチのような形で
自分のことをいつでもどこでも話せるようになること。

そして、自分のできること、やっていることを同じように相手に質問で
きるようにすること・・でした。

これを毎日繰り返し練習し、反射的に言えるようになり、そして質問で
きるようになれば、オンライン英会話レッスンはものすごく楽にできる
ようになるだろう・・と思うのです。


■具体的なやり方

1分間スピーチというのはある一つの形ですが、そこへ行く前に3文の
トーキングと1クエスチョンでもOKです。

【3文】
1) わたしは料理を作るのが好きです。
2) 週に3回くらい作ります。
3) 特にイタリアン料理が得意です。

【1質問】
1) あなたは料理を作るのは好きですか?

というのを1セットにします。

そしてこのようなものをよく話す話題ごとに、あらかじめいっぱい用意し
ておくということです。

作るときは、自分で考えて作るのが望ましいですね。その作業をやる
ことで、かなりの部分が記憶に残るので。

1回やったことは、2回目にもできます。
これも一つの経験になります。

いろいろな本にある文章を参考にして、自分のことを説明する文章を
作ることは、特に問題ありません。


■トークマニュアル化

いろいろと作った会話セットは、1冊のノートに整理しておくのが良い
でしょう。

そしてそれをトークマニュアルとして、レッスン前にはそれを見て音読
して口慣らしをして、レッスン中にはフリートークのマニュアルとして使
うのです。

どんどん改良/追加していきます。
きっとすばらしいものができると思います。

いつも持って歩き、ちょっとした時間あれば音読をして、擬似レッスン
トレーニングを行います。

こうやってレッスン経験が少ないことの穴を埋めていけば、ずい分早
くレッスンに対する不安要因を除去できると、確信しています。


■会話セットについて

さきほどは「3文1質問」と言いましたが、最初は「1文/1質問」か
ら初めても良いと思います。

そして慣れてきたら、「2文/1質問」、「3文/1質問」、更には、
「4文/2質問」あたりまでレベルアップしていくのが良いと思います。

何かすごく効果がありそうに感じるので、まずは自分でトライしてみた
いと思います。(実はこれに近い会話例ノートは作っているのですが・・)




2013年8月22日木曜日

オンライン英会話で気が乗らないのはなぜ?

今日は少し番外編の話をしたいと思います。

オンライン英会話を続けてきて、最近少しだけ気づきがあったので、
それに対して独り言を言っているようなものです。

少し話題がズレていると感じるかも知れませんが、独り言と思って
サラッと眺めてもらえるとうれしいです!


オンライン英会話を始めたころは、何度も「今日は止めようか・・」
という気持ちになって悩んだものでした。



3年間続けてきてそうならなくなった今になり、初めてその理由がわ
かるようになりました。


■なぜ、そういう気持ちになるのか?

自分の英語に対するモチベーションは、そんなに低くないと思います。
早く英会話ができるようになりたいし、上達もしたいと思っていて、
気持ちはかなり前向きになっているはずなのに、なぜなんでしょう?

今、自分のその時の感情を落ち着いて深く探ってみると、本当の答え
は次のようなことでした。

人間の完全性に対する行動特性(特に日本人に多い?)

経験のないこと、うまくできないのではないかと思うことについては、
できたら避けたいと思う気持ちが働いてくるということ。

つまり不安要因のあることに対して働く、自己防衛本能なのだという
ことです。人間として本来持っている本能ですよね。

ただそれが強いか弱いか、あるいは発生するであろうリスクを重たい
ものと捉えるか軽いと捉えるかなのです。

別の言い方をすると、すでに何度もやった経験があり、上手にできる
自信のあるものについては、できたら避けたいという感情は出てこな
いということです。不安要因がないので当然ですね。

オンライン英会話レッスンを始めたころは、言いたいことが言えなく
て苦しくなるとか、一瞬頭が真っ白になりパニック状態になるとかの
状態を、リスクとして認識しているから、逃れたいという気持ちが湧
いてくるということです。

そういうときは気が重たくて憂鬱になるのです。
それがレッスン前の「気がのらない」の真の原因でした。


■なぜそう言えるのか?

なぜそう言えるかというと、3年間オンライン英会話をやってきた自
身の経験からそう感じるからです。

いまは「できたら避けたい・・」という気持ちは、湧いてきません。
ではなぜ湧いてこないのか?

何度も同じ場面を経験し、それなりにうまくできるようになったから
に他なりません。

また、わからないことがあったり、うまく対応できないことがあって
も、相手にそのことをはっきり言って、相手にもっとうまく対応して
よ・・とずうずうしく言えるようになったからです。

種々の対応について、自分一人だけで悩まなくなったからです。
相手に要求することができるレベルになったからとも思います。


■どうやれば良い?

では、どうやれば少しでも早く乗り越えることができるのでしょうか?

ん~ん、むずかしい!

1)擬似トレーニングで経験を積む(どうやる・・?)
2)イメージトレーニングをする
3)対応マニュアルをまとめる
4)英語環境を広範囲に作り、どっぷり浸かって英語に慣れる
5)オンライン英会話レッスンにターゲットを絞り、質問・返答の会
  話を練習する。
6)    ・
      ・
      ・
続く

2013年8月18日日曜日

イメージしてやさしい表現に置き換えて話す

さて今日もやさしい単語に言い換えて話す練習をしてみます。

まず最初に簡単な例題を三つ解いてウォームアップができてから、
本題を解いてみましょう。

1)食欲ある?

  「食欲」ってどう言うの?・・と考えないように。
  「食欲ある状態」をイメージすると、「お腹が空いた状態」です。
 
 そうです。 Are you hungry? です。

2)会社には電車通勤しています。

 「電車通勤」ってどう言うの?・・ではないですね。
 「電車に乗って会社に行く」とイメージすれば良いですね。

 I go to my office by train.

3)この子の入場料は半額だ。

 「入場料」ってどう言えば良いのでしょうか?
 「切符を買って入る」のですから、「切符の値段」と考えれば良い
 ですね。

 His ticket is half price.

  何かむずかしいようですが、簡単なようにも感じます。


■本題
例題をやって頭の中がスムーズに回転するようになったところで、そ
ろそろ今日の本題です。

1)暖かくしておくのよ、というのが母の口癖だ。
          ・
          ・
  「暖かくしておく」は「暖かく保つ」ですから to keep warm
  問題は「口癖」をどう言うかですね。

          今回は参考に辞書を調べてみました。
          ・口癖   favorite phrase/trademark phrase
          となっていましたが、今回の問題では少し違うような・・。

 「口癖」の単語は探さないでください。

  探す作業をしてしまうと、いつも日本語にそのまま当てはまる単語
  を探すということが癖になってしまいます。

 そうではなく「母の口癖」をイメージしてみてください。
 できますか?

 わたしの場合のイメージは、
  「人(わたし)の顔を見る度に、あーしなさい、こうしなさい!」
 とうるさく何度も言っているイメージになります。

 ですから「母の口癖」⇒「いつでもわたし達に言う」と考えて、

 My mother always tells us to keep warm.

 と、口癖の単語を使わずに、言い換えることができました。
 いかがでしたか?

 このように簡単な言葉に変換して話せるということは、とても大切
 な技能だと思います。学校では教えてくれないし、自分で意識して
 訓練しないと身に付かないものです。

  少しずつ、少しずつ、弛まずに取り組んでいきましょう!


■この訓練の効果
ところでこの訓練をある程度続けて慣れてくると、むずかしい表現に
出くわしたとき、自動的に簡単な言い方を頭の中で探すようになって
きますよ!


★★ よろしければこちらの関連記事もご確認下さい!
  ・発想を転換し言い換えて話す方法
  ・言い替えて説明する力をつける-「記念日」
  ・やさしく言い換えて話す能力を高める
  ・・イメージをやさしい英語で言い換える練習



2013年8月15日木曜日

まずはイメージしてやさしい英語で説明する

現在、やさしい言葉で言い換えて説明する能力をアップさせたいと思い、
少しずつ練習を続けています。

今日もここ最近やったものについて、書いていきます。


■1: 彼は大食漢だ




ここでは「大食漢」って、どんな単語だっけ・・となりそうですが、
やはりここで注意することは、日本語の単語「大食漢」をすぐに探さな
いということだと思います。

まず先にすることは、「彼は大食漢だ」と聞いたら
「彼がもりもりとたくさんの料理を食べている」
というイメージを頭の中に描くことですね。

すると、
  「彼はいつもいっぱい食べる」
という文が出てきます。

  ・He always eats a lot.

ほぼ同じ意味となり、「大食漢」という日本語は使わなくてできました。


■2: 彼は今取り込み中です




ここで問題となる日本語は「取り込み中」ですね。

日本語にはこのような表現は、たくさんあります。
まずはそのような語句を、さらりとさばけるようになりたいものです。

これもまずはそのまま該当する単語は探さずに、その状況をイメージし
てみます。

すると「取り込み中」というイメージは、
  「バタバタしている。とても忙しい」
というイメージになります。

  ・He is busy right now.


■今日のまとめ

「大食漢」「取り込み中」といった、日本語独特の表現する単語は、
すぐにそのまま英語に訳さない。探さない!
  1.まずその状況をイメージする。
  2.そしてイメージを簡単な単語や文で説明する。

今後の課題としては、次の2つだと思っています。
  1.できるだけ早くイメージできるようになること。
  2.やさしい単語を使いこなせるようになること。

2013年8月10日土曜日

イメージをやさしい英語で言い換える練習

前回「やさしく言い換えて話す能力を高める」というテーマで、記事を
書きました。そして最近、グロービッシュ英語の「イメージをやさしい
英語で伝える」の部分が、一番自分の心に響くと書きました。

つまり最近、自分の潜在意識が、ある適切な単語を知らないときにそれ
をやさしい英語に置き換えて話す能力を伸ばす必要がある、と認識して
いるようなのです。

■現在のわたしの課題
いつも日本語の表現を意識し、英語に置き換えて話すような英作文やス
ピーキングをやっていると、かならず出くわす問題がこの問題なのです。

・何かを話そうとして、それを表す適切な単語を知らないときに、モタ
 モタして話の流れを停滞させてしまう。

その適切な単語を知っていれば良い・・・つまりボキャブラリの増強が
必要ということになるのですが、実際は全ての適切な単語をあらかじめ
覚えておくということは、不可能に近いものです。

だとすると、その適切な単語を知らない、あるいは思い出せないときに
は、知っている単語で上手に相手にわかるよう説明する能力が、とても
重要となります。

現在のわたしには、やさしい言葉で言い換えて説明する能力が、一番必
要とされているようなのです。(潜在意識がそう要求しているのです)

■例をあげて考える
わかりにくいと思いますので、例をあげて説明します。

「ここに来るのは初めてなんです」

これを英語で言うとします。

「ここに来ること」は「初めてです」という英文を作ろうとしませんか
? そのように考えると、少しややこしい文を考えてしまいます。

そのため、少し考え込んでしまい、話の流れが一瞬途絶えてしまいます。

しかしこう考えてはどうでしょうか?
「ここに来るのは初めて」⇒「ここは今まで来たことがない」

それを英語にすると、 I have never been here.

同じ意味ですし、わかり易い表現ですよね!

■例の2
もう一つ、例をあげてみます。

「彼女は読書家です」

「読書家」とはどんな単語なのでしょうか?
一発で伝わる「読書家」という単語を知っていれば良いのでしょうが、
なかなかそうはいかないのです。

「読書家」というのをイメージすると、どんなイメージになるのでしょ
うか?

「読書家」⇒「たくさんの本を読む」

というのが、標準的かも知れません。 She reads many books.

■例の3
「彼にはガッツがある!」

どう言いますか?

「ガッツがある」⇒「決してあきらめない」

He never give up.

こういう訓練必要ですよね!!

2013年8月6日火曜日

やさしく言い換えて話す能力を高める

ここ最近、オンライン英会話での効果を実感しています。
3年前の開始当時と比べると。

ずい分スムーズに話せるようになったし「会話することに慣れたなぁ」
と感じています。レッスン前に「今日はどうしよう・・?」と迷うこと
もなくなりました。

3年間英会話レッスンを続けてきて、本当に効果があったと実感してい
るのですが、一方で課題も明らかになってきました。


■■ レベルアップのための課題

それは、レッスンでただフリートーキングを繰返しているだけでは、自
分の会話力が効果的に上がっていかないのではないかということです。

レッスンを続ける中で、もっと積極的に会話力を上げるためのやり方を
考えてみる必要があると感じています。

レッスンのやり方もあるのですが、
「今どういう勉強や訓練をやるのが、今の自分にとって必要なのか?」
ということです。

英語をペラペラ話せるようになる・・・というのは、英語を勉強するも
のすべての人にとって、理想だと思います。

普通に考えると、そのためにはすごい数の語彙が必要のように思います。
しかし、プロの通訳でもわからない言葉がよくあるとも聞きます。

それなのにスラスラ同時通訳できるのは、どういうことなのか・・。

その秘密は、その意味を簡単な別の言葉に置き換えて説明するのだとい
うこと。

そこで思うのは、まず一番大事なことは「語彙を増やすこと」ではなく、
簡単な言葉に置き換えて説明できる能力」を高めることだと思うので
す。


■■ グロービッシュでの説明

グロービッシュ英語の本には、
  「今の英語であっさりしゃべれるようになる8つのコツ」
ということが書かれていました。

1) 主語は何かを考える
2) 能動態で話す
3) 短い文を足しながら話す
4) イメージをやさしい英語で伝える

5) グロービッシュ単語で「状態」を表現する
6) グロービッシュ動詞をフル活用する
7) 知っている単語を加工する
8) 日本人が間違えやすい英単語に注意する

の8つ。

今わたしの心に一番響くのは、4)の
  「イメージをやさしい英語で伝える
です。
この文が特にわたしの注意を引き付けるのです。




■■ やさしい英語で伝える・・の例

前にも書きましたが、その一つの例として、

・「そろそろおいとまします」を英語で表現したいが、どう言うのか?

・考え方としては、
 まず、「おいとま」に相当する英単語を探そうとしてはいけない。
 おいとまする状況を思い浮かべ、それにふさわしい英語を発想すると
  いうこと。すると、

  「おいとまする=もう返る時間だ」となり、
    It's time to go.
  という英語が浮かぶ。

  ・・というように、やさしく置き換えて言うということなのです。


■■ 言い換え能力

たくさん単語を知っていても、TOEICでかなりのハイスコアを取っ
ていても、英語が話せない人がたくさんいます。

一方で、多くの単語を知らないのに、ペラペラと話している人がいるの
も事実です。何が違うのでしょうか。

その答えが、「言い換え能力が高い人」なのだと思います。

以上のことから、わたしの当面の課題を、
  基本の1500語で「やさしく言い換えて話す訓練をする
ということにしました。

あとは、このテーマを積極的に進めるため、オンライン英会話レッスン
ではどんな進め方にするか・・です。

もう少し頭の中を整理して、より良いやり方を見つけたいと思います。

2013年8月1日木曜日

日常会話のため必要な単語の数

■■英語が話せない本当の原因

日本人が英語を話せないのは、語彙の不足が原因ではありません。
本当の原因は、知識を「蓄えただけ」になっているからです。
意味は知っているけれど、使えないからですね。

言い方を変えると、ネイティブのような完璧な英語を目指していたため、
不完全だと思っている自分の英語は、使うことができなかったという言
い方になるかも知れません。

しかしグロービッシュ英語には、
「自分が非ネイティブだと自覚し、英語との向き合い方を変えれば良い」
と書いています。

意志疎通のツールなので「通じれば十分!」というように、気楽に向き
合うということ。そうすれば「英語を話せる人になれる」と。

そして「知っているだけの単語」を、どんどん「使える単語」にしてい
くことが大事だということ。


■■覚えるのは1500語で良い

それではどれだけの単語を覚えていたら良いのでしょうか?
目安はどれくらい?

グロービッシュの基準は「1500語」です。


1500語を覚えていて、そしてそれを拡張して使うやり方を知ってい
れば、自分の伝えたいことをスムーズに英語で表現できるようになると。

1500語という数なら、ほとんどの日本人は中学・高校での英語学習
で習っており、すでに話すために十分な単語を知っていることになりま
す。

従ってまずやるべきことは、この1500語を復習し「使える状態」に
もっていくことだということですね。


■■細かいニュアンスにこだわらない

日本語は微妙にニュアンスが違う状態を、言い分けることができます。
そしてそのことに慣れ親しんでいるがために、「のびのび話す」ことの
障害になっている部分があります。

例えば「人生は甘くない」と言う場合、あなたはどのように言いますか?

簡単そうな文ですが、何となく考え込んでしまうのでは?
「甘くないってどう言うんだろう?」・・と。

普通に考えるとむずかしく考えてしまいそうになります。
しかしグロービッシュでは、まずその「感情の状態」をイメージして、
そこから簡単に言える方法を引き出すと書いています。

すると、
1)「人生は甘くないよ」-> 「甘くない ⇒ 簡単ではない」

2)「甘い」を言い換えて「簡単」、そこから「easy」を引き出す

3)「 Life is not easy. 」という文を導き出す

これでOKです。
ネイティブにもしっかりと通じます。


注意するポイント:

easy = 簡単」というように、英語と日本語を1対1で固定化して覚
えるようなやり方をしていると、上の例のような発想ができなくなりま
す。

英語と日本語の意味を固定化して覚えるのではなく、イメージとしてと
らえるようにすることで、より簡単な知っている言い方に転換できるよ
うになります。

日本語をその通り英語に訳そうとすると、膨大な数の単語が必要になり
ます。その逆も同じです。そのような方向で勉強をしていたのでは、
本当にきりがない状態となります。

「まずは、表現したい状態になるべく近い単語を思い浮かべる」
ということを意識しましょう!


もう一つの例:

「楽しい」「うれしい」です。
何となく似ていますが、厳密には微妙にニュアンスが違います。

ですがこれを英語で言うと、グロービッシュでは、どちらも「happy
でOKと。

・デートで「楽しい」ときも        I'm happy.
・プレゼントもらい「うれしい」ときも I'm happy.

わたしたち非ネイティブは、日本語のように細かいニュアンスを無理
に使い分ける必要はないということです。

大切なのは「話すこと」。
とにかく表現できることが大事だということです。