2013年6月29日土曜日

自分一人でやるスピーキング練習のいろいろ

実際にスピーキング練習をやらないと、会話力はアップしません。
しかしその練習は相手がいれば比較的簡単にできますが、普通の人は横に
いつも練習相手がいるわけではありません。

「じゃあ結局、英会話学校に行かないと上達するのは無理じゃない!」
という声が聞こえてきそうです。

しかし、一人でも工夫次第では自分のスピーキング力を伸ばすことができ
ます。その一つが前回の記事で書いた、ライティングの練習です。

口を鍛えることにはなりませんが、思ったことなどを即座に英文で書いて
みます。それをすぐに何回か口ずさむということをすれば、口を鍛えるこ
とにもなりますね。

この練習は一人で簡単にできる訓練です。
そうは思うけど・・と言ってやらない人は、当分は見込みないですね!

そしてまだ他にも一人でできるスピーキング練習がありますので、今回は
それらについて、まとめてみました。

1)スラッシュ・音読
2)スラッシュ・リピーティング
3)スラッシュ・付け足しトレーニング

です。

まずはどれでも良いので、自分で続けられそうなものを一度試してみるの
をお薦めします。続ければ、きっとその効果を実感できると思います。

まず最初は「スラッシュ・音読」です。
もしかして誰でもやっていることかも知れません。

■スラッシュ・音読
何と言ってもスピーキング練習の基礎編は、音読だと思います。

見ている情報や考えている情報を「口からアウトプットする」ことにより
相手に意思を伝える訓練になります。

水泳の教本を見た後で、実際に泳ぐ練習をしているようなものです。
最初から少ない力で上手には泳げませんが、練習を繰り返すたびに上達し
ていくようなものです。

ある文があったとき、その文を連続して読んでいく練習をする。そしてあ
る単語から別の単語に移るときに、2つの語がつながって別の単語のよう
に聞こえる現象が起こる(リンキング)・・と書いてある本がありました。

■とても大事なこと
しかしわたしはシンプルなスピーキング方法を意識しているので、まずは
スラッシュリーディングならぬ、スラッシュ音読をやるようにしています。

スラッシュが入った部分毎に素早く頭を整理し文を作り、話せるようにす
るためです。意味のあるショートセンテンスごと、あるいは意味のある
フレーズごと(=スラッシュの区切りごと)に作文、発声をしていきます。

いつでも「意味のあるかたまりごとに」、英文を理解したり、自分の頭の
中を整理して作文したり、読み上げたりする・・・。

この「意味のある適当な長さのかたまりごとに」、英語の語順のまま・・
というのがとても大事だと思っています。

わたしはこのことをいつも意識してやってきたので、あるときにグンッと
レベルアップしたのを実感したものです。リスニングもスピーキングも、
両方同時にです!

■具体的なやり方
やり方は簡単です。同じ音読をやるのですが、わざと意味のある長さごと
に意識してやるだけです。

例えば次のような文があるとすると、スラッシュのところで一瞬読むのを
止めて、そしてその一瞬の中で意味を頭の中で強く認識します。

そして次のスラッシュまで進みます。初めは少し長く止まりますが、何回
か繰り返していくと、すでに意味はわかっているので時間は短くなってい
きます。

What do you think / is the best way / to be a good English speaker?

つまり普通の音読に加え、意味のあるかたまりごとにその意味を理解し、
英語の語順で処理をする訓練を同時にしているということです。