中国赴任中は息抜きのため、休日はときどき香港へ行きました。
当時わたしが住んでいた場所からは、2時間弱で香港に移動できたから
です。
味千ラーメンや吉野家の牛丼を食べるために。
そして日本からの食品を仕入れるために。
■欧米人との会話
あるとき香港のインターコンチネンタルホテルで、欧米人と話す機会が
ありました。
向かい合って話し始めたときに、こちらが割合スムーズに英語で返答した
ため、英語が堪能だと勘違いしたのでしょう。特に手加減なくスラスラと早
いスピードで話しかけてきました。
以前だと少し戸惑ってしまい、言った意味を理解するのに2テンポは遅れ
ていたものですが、その時は相手の言っている単語が正確に聞き取れて、
意味も感じ取れたのです。
言ったりきたりの返り読みは無く、日本語への翻訳もほとんど無しで、
意味を翻訳して理解したというのではなく、感じ取れたと言った方が近い
かも知れません。
日常会話なのでむずかしい単語がなかったということもありますが、考え
込むという部分がまったくありませんでした。
そのとき、
「ああー、これがSIM英語の効果だな・・・」
と感じたものです。
そのとき以来、リスニングに少し自信ができたと思います。
そして前よりも落ち着いて聞くことができるようになったし、何かあると
躊躇せずに聞きなおすこともできるようになりました。
■ Hop Skip Jump
・Hop 意味のある一塊ごとに「英文」と「日本語訳」が読み上げられる
・Skip 意味のある一塊ごとに「英文」と「空白」が交互に読み上げられる
・Jump ノーマルな英文
これがSim Englishの勉強のやり方で、意味のある一塊ごとに内容を理解す
るように訓練していきます。
各フレーズの意味をそのままの語順で理解し、種々の単語はかなり聞き慣
れているものだったため、日本語に翻訳する必要もなく、かなりの速度で
意味を理解できるようになったと思います。
「日本語に意味を翻訳してみろ」と言われると、きちんと正確に言葉で言い
表せないかも知れませんが、意味は感じ取れている・・というようなところで
した。
■ハイパースピードCD
SIM英語には『 Hop Skip Jump 』の英語の語順で理解するための教材と、
ハイパースピードCDといって、ニュース音声を150%、180%、200%に早め
たものがあります。
早い話、速聴ですね。
この早いスピードの音声も、何度か聞いているとだんだん聞こえるようにな
って来ます。一番早い200%の速度の音声に慣れると、通常の速度の英会話
文は、すごくゆっくり話しているように感じられるようになります。
不思議なものですね!
わたしの勉強は、いつもはスピーキング力アップの訓練が中心なのですが、
ずっと SIM English の聞き取り練習だけは欠かさずに継続しています。
この継続によって、わたしのリスニング力は鍛えられ、聞き逃しが格段に減
ったと思っています。