2013年2月23日土曜日

英語勉強継続のための過去の失敗と強い決意

英語の勉強を長期間継続することは、本当にむずかしいことだと思います。

人それぞれいろいろな理由で英語の勉強をしようとしていると思いますが、
継続するためにはさらに何か強い決心のようなものがないと、むずかしい
のではないでしょうか。

わたしの場合は、過去のある体験から「何としても英語ができなければ!」
という強い決意をすることがありました。

そのときの体験があったので、継続ができたのだと思っています。

なぜその強い決意ができたのか?

というと、

■わたしに強い決意をさせた過去の体験
わたしが47歳のときですが、英語がほとんど話せないのにもかかわらず、
大丈夫と見得を切って一人で海外にでかけたことがあります。

そして、その途中で飛行機に乗り遅れるという大失敗をしそうになり、
ぎりぎりで間に合ったことがあるからです。

当時、ある事情で何度も海外に出張に行くことになったのですが、初めは
その行き方がわからないため、先に行ったことがある人間と一緒に行きま
した。

当時ベトナムへは日本から直行便がなかったため、成田から香港経由で
乗り換えてベトナムのハノイへ移動していました。

そして2回目のときです。

  「おい、一人で行って大丈夫か?」
  「前回、しっかりと行き方をチェックしたので、一人で大丈夫ですよ!」

と大見得を切って、一人で移動したのでした。
あとから思うと、とても浅はかな行動でした。

1回目のときは順調に手続きが進み乗り換えができたのですが、2回目は
何から何までまったく変わっていたため、香港空港の中でパニックになり
ながら、さまようことになったのです。

そして飛行機に乗り遅れる寸前に、香港空港の職員にトランシーバーで
連絡をしてもらいながら一緒に走って、ぎりぎり間一髪で間に合うというこ
とになったのでした。


■香港空港でさ迷える子羊に
というのは、第1回目のときは、成田からJALに乗って香港へ移動しまし
た。そしてハノイにはトランジットのカウンターの横から入り、手荷物検査
を受けてベトナムエアラインの待合ゲートへ行ったのでした。

それで2回目の一人で行ったときも、飛行機を降りてからトランジットの
カウンターへ行き、そこで乗り換えの手続きをすれば良いと考えていま
した。

一人での海外旅行経験がまったく無い自分としては、当然(?)のこと
ですが、手続きのやり方が別のケースになるとは、まったく考えていま
せんでした。



ところがそのときは、1回目のときとまったく違っていたのです。

同じトランジットのカウンターに行ったら、JALの制服を着た係りの女性
が、ジッと搭乗券を眺めて、そして
 「ここではありません!あちらの方へどうぞ!」
と英語で言ったのです。

英語不得意人間でしたがそのときは、その言葉を理解できないと大変
なことになると、パニックを抑えてとにかく集中して聞いたため、何となく
その意味を理解できたのでした。
  「エー、ここではない・・」
  「あちらとはどっちの方なんだろう?」

列のうしろには大勢の人が並んでいます。
その顔をみると、
  「早く移動してくれないかなー」
という目をしています。

どうすれば良いのかわからないまま、とにかく言われた方へとぼとぼと
歩いていきました。

その方向へ行ってみても、JAL関係の人がいるわけでもありません。
目の前には、ただCATHYと書かれたカウンターがあるだけでした。

JALの赤い色ではなく、キャセイパシフィックの緑色のカウンターで、
どこの航空会社なのかもわかりません。

そのときはキャセイが香港の航空会社であることすら、まったくわかっ
ていませんでした。

何が何だかわからなかったので、
   「とにかくもう一度聞いてみよう!」
と考えなおし、再度トランジットのカウンターに戻って行きました。

途中歩きながら、必死に頭の中で尋ねるための英文を作り、カウンター
に着いて並びなおしました。

自分の番が来ると、
  「わたしはベトナムのハノイへ行きたいです」
  「どこへ行ったら良いのでしょうか?」
と、たどたどしく英語で尋ねました。

やはり、答えは同じでした。
  「あちらのカウンターへどうぞ!

 (Oh, No !!  どうしよう・・・!