音読をするとリスニング力がアップすると言われています。
しかしわたしは、SIM英語をしっかり取り組んでから、あまりリスニングで
困ることはなくなったので、スピーキング力の方に力を入れて練習をしていま
す。
音読パッケージ(中級)をやるにあたり、実際はどうやっているのかを、参考
に書きたいと思います。
まず音読パッケージに付いてくるCDですが、通常のポーズが入っていないも
のと、適当な場所にポーズが入っているものの、2種類の音声データが入って
います。
前にも述べましたが、あれもこれもというのは大変なので、わたしはリピーテ
ィング用の、適当な場所にポーズの入ったものを使っています。
具体的なそのやり方は、次の通りです。
1)まずはリスニングを行い、その意味をつかみます。(1日目:通勤時)
何回でどのくらいまで理解できるか、自分のリスニング力をテストします。
1回で80%以上を理解するよう、集中して聞くようにします。
1文の意味を日本語的に並べ替えて、翻訳してから理解するということはや
っていません。(やらないようにすべきだと思っています)
再生された順番に、一区切りごとに意味をそのまま理解していくようにして
います。
音声を再生→ポーズ:音声データをそのまま理解→次の音声を再生→ポーズ
:音声データをそのまま理解→・・・・
というように、英語の語順で1区切りごとに意味をそのまま理解するように
しています。
SIM英語の「スキップ」にあたる部分です。
余談ですが、SIM英語は結構教材費が高いので、この音読パッケージの
ポーズ付きで代用するのも良いかも知れません。
ちなみにわたしは毎日ウォーキングのときに、150%の速度の「スキップ」
を聞いています。なので音読パッケージの速度は、少し遅いと思えるように
なっています。
2)リエゾンなどでわからない部分を、原文リストを見て確認(1日目の夜)
3)原文を使い、音読をとにかく100回やります。(1日目、2日目の夜)
(この時点で文はほとんど頭に入ってしまいますが・・)
4)通勤時の車の中で、シャドーイングを行います。(2日目:通勤車中)
5)リピーティングを実施(3・4日目:通勤時)
このときに確実に文を覚えるようにしています。つまり暗記してしまいます。
ただし、ただ全文を暗記するというのではなく、まずは覚えるためそれぞれ
の文に番号をつけて覚えるようにしています。
1→○○文 2→△△文 3→◇◇文 ・・・ というように。
つまり番号の数だけ記憶の引き出しを用意して、どの引き出しにどの(基本)
文が入っているのか・・と意識して覚えています。
このようにすると、どの文でもすぐにサッと頭の中に出せるようになります
ので。4番の文は・・□□文・・・と瞬間的に言えるようになります。
6)主語を「自分」に入れ替えてリピーティング(5日目:通勤時)
さらに目的語の名詞も入れ替えて練習を行います。
⇒自分で自由に文を作る練習となります。
進むスピードは、1週間にたった1つのパラグラフ(話題)です。
しかし、徹底的に繰り返して練習を行い、それらの文章を強く頭に焼き付け、
実戦ですぐに活用できるよになることを心がけています。
せっかく勉強しても、理解しただけで使えるようにならなければ、ほとんど
「意味がない」・・から。
■注意点
文をそのまま暗記するように書いていますが、文をそのまま暗記することには
こだわっていません。
暗記した文をそのまま話すようなチャンスは、ほとんどないので。
注意している点は、とにかく「基本文型(文頭)」「フレーズ(動詞+目的語)」
「補足表現(副詞、時、場所)」「接続詞」を意識して、覚えるようにしてい
ます。
文を作る際の構成要素ごとに、分けて覚えるようにしています。
つまり、自分で使える駒を増やしていく・・という観点から、使えそうなものを
頭に強くインプットするようにしているということです。
文をそのまま暗記するのではなく、「文型」「フレーズ」「補足表現」の駒を増
やしていくということ。
この考え方で取り組むと、応用力がついて会話力が必ずアップしていきます。
オンラインレッスンなどの実戦をやっている方は、その効果を感じることができ
るはずです。
参考にしていだだけると、うれいしいです。
※使っている教材:
音読パッケージ(初級編) 及び (中級編)ペレ出版、森沢洋介著