2012年11月4日日曜日

◆推理力が強い人は英語の上達が早い


英会話の上達が早い人は、推理力が強い人だと言われています。
あるいはカンを働かせる人で、そしてそれが鋭い人だと言ってもいいでしょう。


■推理する例
例えば、英語放送を聞いて次のように切れ切れに聞こえたとします。
Polaroid Company ----- new camera system -----

これだけわかれば、ポラロイドが新製品を発売するんだな、と見当がつきます。

次にテープで聞き直したら、three seconds がわかったならば、
「普通の写真なら1秒もかからないのだから、three seconds というのならもし
かして動画撮れるカメラかな?」

と推測をしたりします。ちなみに、全文は
The Polaroid Company has announced a new camera system that shows color
moving pictures three seconds after they are taken.

(ポラロイド社は新方式によるカメラを発表しましたが、これは撮影の3秒後に
はカラー映画が映せます)

先の推測は、まあまあいい線をいっていたことになります。

さらにテープを何回か聞いて、color moving pictures でもわかったら、ほぼ正
確に近い答えを出すのは、さしてむずかしい話ではないでしょう。

最初のうちは、英語を聞きながら、こんな感じで理解していけばいいのです。


■「L」と「R」の発音
日本人の聞き取りにくい音の中に、LとRの区別がありますが、これも勘を働か
せれば、解決することができます。

例えば、電気の話の中に「ライト」という言葉が出てきたとします。
light も write も日本人には同じように聞こえますが、電気の話で「書く」は
おかしいから、「明り」の方だろう・・と見当がつきます。

また、片方は名詞で、もう片方は動詞ですから、前後の関係からも判断すること
ができます。

このように、
  ・わかった単語から全体の意味を正しく推測する力を磨く

ことが、上達の秘訣であると思っています。


そして最後に、その箇所を英語のできる人に聞いてもらい、結果を確認すること
ができればなお良いでしょう。