相手の言っていることが理解できず、あるいは相手のスピードについていけないため、
おそらくきちんとした会話ができないことでしょう。
■大事な2つの点
それだけまずはリスニング力というものは大事だと思っています。
そしてそのリスニング力を高めるためには、次の2つの点が重要だと思っており、現在
リピーティングをやっていますが、この2点を意識して続けています。
・何度も何度も繰り返し浴びるということ(絶対量が重要)
・スピーキングの練習はリスニングの練習
文をまるまる覚えるということが、リスニング力アップのためのやり方とは思っていませ
ん。また、単語を理解できるようななることでも、それを覚えてしまうことでも不十分だと
思っています。
■望ましいレベル
わたしはその音声を聞いたら、瞬間的にその意味を理解することができるようにならな
いといけないと考えています。
瞬間的に理解できるか、イメージができてから理解するかのどちらかかと。
できたら単語でよりも単語+目的語でのフレーズ単位で取り組むのが良いと思っていま
す。文型とフレーズをそれぞれ瞬間的に理解できていけば、必ずリスニング能力はアッ
プするはずなので。
難しい聞きなれない単語の場合は、どうしてもあいだに日本語で考える作業が入ったり、
翻訳する作業が入ってしまいます。
しかし、ものすごく聞きなれたフレーズの場合は、瞬間的に意味やニュアンスを理解で
きるものです。
■瞬間的に理解できる例
例えば、誰でも「Good morning!」や「Good by.」のフレーズは瞬間的に理解できますね。
聞き慣れ過ぎてもう日本語化していますよね。
極端な例かも知れませんが、このように聞き慣れる・・ようになるということです。
そのためにはとにかく何度も浴びるように聞いて、慣れていく必要があります。
そういう意味で、浴びる絶対量が必要なのだと考えています。だから何度も何度も繰り
返し聞くようにしているのです。
それから大事と思っているポイントがもう一つあります。
それは自分が話せるフレーズは聞き取れるということです。
したがってリスニングのトレーニングだけでなく、スピーキングのトレーニングも実は
リスニングの訓練になるということです。
■リンキングに注意
これらのリスニングトレーニングを行う中で、注意すべきというか意識して慣れるべき
という部分は二つの単語が隣り合わせのため、あたかも一つの単語のように繋がり、
別の発音のようになるということです。
例えば、「come on」は「カモン」と繋がって聞こえたりします。
あるいは「get it」は「ゲリットゥ」みたいな感じですね。
わたしはこの部分は、実際のネイティブの音声で聞き取れないときに、その文章を確
認するとやはり2つの単語がリンクした結果、聞き取れない(わからない)発音となって
いたことに気がつきます。
そしてそのときにそのフレーズと発音をノートに書いておき、以後、時々見るようにし
て頭にインプットしていくようにしています。
この部分はとても大事な部分とは思いますが、そんなにあちこちで頻繁に・・というわ
けではないので、あまりこの部分だけを意識して恐れるという必要はないでしょう。
だいたいは前後の文が聞き取れていれば、その部分がわからなくても全体の意味と
しては、大方はわかるからです。