2012年4月8日日曜日

◆あきるほど繰り返すことの本当の効果

あなたは英語勉強における繰り返しの大事さを知っていますか?

わたしはいまリピーティングをやっていますが、通常は100回くらいやればかなりやったと
思われるのが普通です。しかしわたしは300回以上はやっています。

なぜそんなにやるかというと、頭が悪いから・・というか、とにかく繰り返さないと頭の中にし
っかりとインプットされないからです。(年がいったから・・というのも事実ですけど)

■繰り返しの回数
皆さんは新しいフレーズや単語、センテンスを覚えたときには、どれくらい繰り返しますか?
300回以上も繰り返しますか?

別に頭が悪いから繰り返すというわけではないのですが、実はちゃんとした理由があります。

大事なポイント:
  要は話したいときにそのフレーズや表現が出てくるのかどうかです。
  出てくるのならば、回数にはこだわらなくとも良いでしょう。

わたしの場合は年をくっている分覚えが悪く、とにかく何度も繰り返さないとだめなのです。
何度も何度もその場面をイメージしながら音読を繰り返しやらないと、イメージしただけで
そのフレーズや表現が出てこないのです。

■海外旅行のときなど
ところで話は変わりますが、もしも海外に行ってその晩に泊まるホテルへ行き、受付カウン
ターの前に行ったら、次のような文章がサッと頭の中に浮かびますか?(◆の部分)

Are you checking in?
チェックインでございますか?

  ◆Yes, my name is Taro Yamada.
     はい。山田太郎と申します。

We have your reservation. One single non-smoking room for 3 nights
本日より3泊、禁煙のシングルルーム、チェックアウトは3月5日、

and checking out / on the morning of Wednesday, March 5.
水曜日の朝ということで承っております。

  ◇Yes.
     はい。

May I have your passport, credit card, and please sign here.
それでは、パスポートとクレジットカードをお願いできますか?  
そして、こちらにサインをお願いいたします。

  ◆Ok, here are my passport and credit card.
     はい。これがパスポートとクレジットカードです。

Thank you, Mr. Yamada. Here is your key.
有難うございます。こちらが山田様のお部屋のキーでございます。

You are in room 403 and the elevator is down that hallway on the left.
403号室で、エレベーターはこの廊下の先、左手にございます。  

  ◇Thank you.
     ありがとう。

あるいは、

  ◆I'd like to make a reservation for tonight.
     今晩の予約をしたいのですが。

  ◆I have a reservation.
     わたしは予約しています。

  ◆I'd like to confirm my reservation.
     予約を確認したいのですが。
            ・
            ・
など、など。もしもレストランの場合ならば、

  ◇I would like to make a reservation for tonight.

  ◆May I have an ocean view table ?
     海の見える席をお願いできますか?

  ◆I have a reservation at 7:30. My name is Taro Yamada.
     7時30分の予約なんだけど。  山田太郎といいます。

  ◆I would like to get New York Steak.
     ニューヨークステーキをお願いします。

というように、レストランに入ると自然に頭の中に浮かび上がってきますか?

頭の中で文を組み立てながら話しても良いのですが、一から組み立てていたのではテンポ
良く会話はできません。余裕のない中での、苦しい会話のやり取りになるかも知れません。

わたしはレストランの風景が目に入ったら、以上のような基本文が頭の中に浮かび上がり、
その一部だけを素早く変更して話すようにしています。

イメージトレーニングを繰り返し
そのような状態になるためには、とにかく繰り返しすことしかないと思っています。
しっかりと繰り返すことで、ようやく「覚えた」が「使える」になっていくのです。

イメージから必要な文や表現がサッと浮かび上がるようにするには体験するのが一番なの
ですが、そう簡単にはできないので何度も繰り返しイメージトレーニングをしているのです。

そしてその何回も繰り返すことはとても大変なことなので、CDを使って音読トレーニングを
やっているのです。CDのスイッチを入れさえすれば、訓練は自動的に開始され繰り返され
るのですから。

CDを使わないと恐らく300回なども繰り返せないでしょう。すぐに飽きてしまって・・。


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        その場面に遭遇するとそれに対応するフレーズが浮かび上がるようになってきま
        した・・・