2012年4月11日水曜日

◆”日本語を一切使わない瞬間”について考える

どっぷり日本環境に浸っている普通の日本人が、英語環境を作ったからといって、
まったく日本語を使わないで過ごすことができるのでしょうか?

あるいは英語環境に身を置く時間を長くしていくと、日本語を一切使わないでいら
れるようになるのでしょうか?

■わたしの結論は
結論からいうと「Yes」です。

英語ではそれほど実感として感じたことは少ないのですが、かつて中国に長期滞在
していたときは、その瞬間があちこちにありました。

あえて場所を特定してみると、中国の友人達といるときで回りに日本人が一人もい
ないときですね。

横に中国の友人がいて、始終中国語で会話のやり取りしているときは、まったく日
本語を使わなかったですね。

頭の中で日本語で次の話すことを考えて、そして中国語に翻訳して・・・などという
頭の使い方はまったくしていませんでした。

終始、言いたいことをイメージするというか、そのような気持ちになるとその関係
の中国語の単語やフレーズが浮かび上がってきて、その中からより適当なものを
選んで話していました。

そうやって言いたい単語やフレーズを、順に並べて文章を作り上げていくことが、
つまりは話していることになっていました。

■ではどうやれば・・?
それではどうやったらそのような日本語を使わない状態になるのでしょうか?

中国で滞在していたとき、いろいろな場面でどうだったかを考えてみると、
  1.宿泊先の部屋に一人でいるとき  → 日本語で考えている
  2.会社オフィスにいるとき          → 日本語で考えている
  3.オフィス中国人スタッフと話す時   → まったく日本語を使わず
  4.スーパーなどへ移動するとき    → 日本語で考えている
  5.スーパーで店員に確認するとき  → まったく日本語を使わず
  6.中国人と電話の応対するとき   → まったく日本語を使わず
  7.中国友人と一緒に食事をするとき → まったく日本語を使わず
という結果でした。

まとめると、間違いないのは
  ・中国人と一緒にいるときで、回りに日本人が一人もいないとき
  ・リズム良く会話を繰り返しているとき
ですね。

例外は、友人と一緒にいても会話がない状態で、一人で考え事をするようなときは
日本語で考えていたように思います。

■モードの切り換え
中国にいるときに、近くに日本人がいる日常生活では日本語モードで、場所を変え
て中国人オンリーのところに身を置くと中国モードとなり、その切り換えは意外と
スムーズだったように思います。

英語モードにするときになかなか切り換えがむずかしく、モタモタしていたようにも
思います。バイリンガルはスムーズだけど、トリリンガルは結構むずかしいとい
うのがわたしの印象です。

■それでは日本でどうやる?
現在日本にいるわけですが、ネィティブのいないこの場所で、「隣にネィティブ+
会話のキャッチボール」状態が作り出せるのでしょうか?
どうやったら作り出せるのでしょうか?

続きは、次回に書きたいと思います。