今回は、ネィティブと接触のない現在の環境で、
・「隣にネィティブ+会話のキャッチボール」状態が作り出せるのか?
・どうやったら作り出せるのか?
ということについて、検討した結果を述べたいと思います。
■まず始めに
普段、いろいろな形で英語勉強をやっていますが、その際にまったく日本語を使
っていない瞬間があるかどうかを確認してみました。
・オンライン英会話レッスンのとき
・SIM英語(CBCニュース)のリスニングのとき
・音読パッケージでリピーティングをしているとき
・英語の本やテキストを読んでいるとき、など
■hanasoでオンライン英会話レッスン
1)会話をしているとき
頭の中で英文を作っているときは、日本語は使っていません。
2)相手が話しているとき
英文のまま内容を理解しようと集中しているときも、日本語は一切使っていま
せん。
3)何か一人で考え事をするようなとき
日本語を使って考えていますね。
次々と会話を継続しているときは、ほとんど日本語を使っていません。
間をおくと日本語が出てきてしまうという結果でした。
■朝のウォーキングで SIM英語
次々に正確に聞き取ろうと集中している状態のときは、日本語は使っていません。
英語だけの状態でした。
そのときのやり方ですが、わたしは英語音声を訳そうとはしていません。
150%skipのCD再生音声から、正しく英文を聞き取ろうとしているだけ。
単語やフレーズのスペルを、正しく聞き取とるところに重点を置いています。
そしてフレーズからそのシーンをイメージして、内容を理解しようと練習してい
ます。
集中して次々にリスニングを行っているときは問題ありませんが、ふと別のこと
を考えたりなどすると、そのときは日本語で考えていることに気がつきました。
■車の中でリピーテング (音読パッケージ/体験記)
やはりリピーティングを集中してやっているときは、英語だけのモードになって
います。日本語は使っていません。集中が途切れ考え事をしてしまうと、日本語
が出てきます。
■英語の本やテキスト、他
英語の本やテキストを見て勉強しているときは、英語モードと日本語モードが
混在しています。しかし Side by Side のテキストを集中して勉強しているとき
だけは、日本語の使用はほとんどありません。 (Side by Side/選んだ理由)
やはり日本文がまったく無くて、絵が非常に多いからだと思います。また音読を
集中してやっているときは、まったく日本語は使っていません。
それから、集中して英文の小説を読んだりしているときも、日本語は使っていま
せんね。
しかし全て自分のペースで進めていくものは、途中で集中力が途切れてしまい、
そこから日本語が出てくるようになります。
以上が、わたしの英語関係のときの日本語/英語モードの調査結果でした。
■英語環境作りの方法
いろいろ考えた中で良いなと思った英語環境の作り方は、次の4つでした。
1)オンライン英会話レッスン
やはりこの方法がまずは一番でしょう。会話のキャッチボールの環境の中で、
日本語を使わずに素早く英語で対応していく練習ですね。そして勉強した内
容が残り再度復習できるように、テキストを使うのが良いと思います。
2)集中してリピーティング
よけいなことを考えると日本語が出てくるので、CDのペースで進められてい
くのが良く、やんわりと追われる中でリピーティングを続けるやり方。
とにかく何度も何度も繰り返すこと。
3)英文字幕付き映画鑑賞
画像と音声、字幕の3つを見ながらストーリィをアバウトで理解していくやり
方。この方法はなかなかお勧めです。字幕を訳さないように注意。
「Good morning!」は誰も訳さずに理解できると思いますが、同じやり方で
ストーリィを理解するように努めます。
4)集中してリスニング
時間を決めて集中してmp3の音声を聞き続けるやり方。時間を長くし過ぎ
ると集中力が途切れ、別のことを考えて日本語が出てしまいます。
最初は3分程度から始め、徐々に長くしていくのが良いと思います。
いずれのやり方も自分のペースではなく、相手のペースでどんどん進んでいく
やり方です。その方が雑念が浮かばず、日本語が出てこない状態が続きます。
また、相手のペースで進んで行くほうが、自分としても楽に続けられるのではな
いでしょうか。
■最後に
自分も参加して(スピーキング)会話のキャッチボール訓練になるのは、やはり
1)オンラインレッスンと2)リピーティングです。
2)リピーティングは会話のキャッチボールではありませんが、以前の記事で書
いたように、リピーティングの途中で単語を瞬間的に変更するやり方で行えば、
スピーキングのための訓練となります。
オンラインレッスンができない方は、2)のリピーティングと3)の映画鑑賞の
両方を行うのが効果的だと思います。