2012年4月26日木曜日

◆効果的な単語学習のやり方について考える

英語と接触のある人、とくに英語を身につけたいと考えている人は、単語をいつも
覚えようとしているのではないでしょうか。

わたし自身もまったく同じです。オンラインレッスンでいろいろと会話をしていて、
途中で詰まってしまうのは、やはり単語が出てこなくてというものが一番多いです。

もちろん「どういったら良いのかなー」と文型を考える場合もありますが、圧倒的
に単語が出てこなくて一瞬考えこんでしまうというのが多いですね。

なので、いつも少しずつでも使える単語を増やしていこうと思っています。
ですが、ただ単語を覚えていくと言うのは単調でつまらないですよね・・。


■単語学習について
わたしの場合は、単語帳をにらんでわからない単語を次々と覚えていくというやり
方はしていません。

どうしてかと言うと、1日もたたずに忘れてしまうからです。年のせい?(汗;)

どうしてもという単語だけは、語呂合わせをしてでも記憶しようとするのですが、
それ以外は普通に勉強したのでは「あっという間に・・・」です。よほど繰り返さない
と覚えれません。自慢ではないですが。。。

そしてその作業は・・勉強というよりは作業と思ってしまうくらい、単調でまったく楽
しくないですね。

それでは・・どうやっているのか?

■わたしの単語勉強
わたしの単語勉強のやり方は、おもに2つあります。

一つ目は、SIM英語をやりながら覚えるというもの。そして、
二つ目は、実戦を通して・・オンライン英会話を通して覚えるというものです。

今日は、その一つ目のやり方について説明したいと思います。

わたしは毎朝ウォーキングをしており、その時にいつもSIM英語(スーパーエルマ
ー)の音声を聞きながら歩いています。英文の内容はCBSニュースですね。

いつも聞いているのは、150%スピードのskipでフレーズとフレーズの間に間が
入っているものです。何度も何度も繰り返し聞いています。

■具体的なやり方
いつもSIM英語の新しい文をやり始めた時に、当然わからない、あるいは思い出
せないという単語がいくつも出てきます。その時にすぐに辞書で調べるということ
はしません。

まずはそのわかならい単語を良く聞いてスペルをイメージして、それを知らない単
語で覚えるべき対象として、頭にインプット(登録する)するようにします。
いずれあとで調べるために、覚えておこうとしているのです。

しかし全体の文章の流れを聞いている中で覚えようとしているので、ウォーキング
が終わってから食事など別のことをすると、すぐに忘れてしまうのがほとんどです。

しかし次にまた聞くと「あーそうだった。この単語がわからないのだった」となり、
再度覚えようとします。

それを何度か繰り返すと、いずれ意味はわからないものの前後の文から何となく
意味を推定できるようになり、スペル(または読み方)は頭の中に入ります。

つまりまだ正確ではありませんが、先にスペルと読み方を記憶するということにな
ります。

■重要なポイント
そしてここがポイントだと思っていますが、
  ・わからない。知りたい。どうしても知らないと全体の意味がはっきりしなく
    てスッキリしない・・。
というように、
  ・知りたいという感情を熟成していきます。

そして行くところまでいってから、テキストや辞書でその意味を調べます。すると、
  「あーやはりそういう意味か・・」ということもありますし、
  「えっそんな意味なのか・・」と外れていることもあります。

とにかく何かしらの感情を伴いながら、単語の意味を理解することになります。

このように感情がリンクし、さらにはストーリィとリンクして覚えた単語は、しっかり
と記憶にインプットされて、簡単には忘れないようになります。

もちろんそのように強く記憶されたものは、必要があるときにはすぐに引き出しか
ら引っ張り出して、再生することも比較的容易です。

わたしはこのようなやり方で、単語勉強・・というよりは、リスニング訓練の中で
単語を少しずつ覚えていくようにしています。

■欠点、だけど・・
ですが、唯一つ欠点があります。

それは何かと言うと、1回に処理する単語の数が少ないということです。
わたしの場合は、1回1ストーリィとして記憶する単語は、5個くらいです。

1ストーリィに1週間くらいかけていますので、1週間にたった5個の単語を覚え
るという程度のインプットなのです。

そう考えると効率が悪いように見えるのですが・・わたしはそれ以上に強くインプ
ットすることにこだわっています。


2012年4月24日火曜日

◆リスニング力アップで大事な2つのこと

楽しく会話をする上でリスニング力というのは必須です。このリスニング力が弱いと
相手の言っていることが理解できず、あるいは相手のスピードについていけないため、
おそらくきちんとした会話ができないことでしょう。

■大事な2つの点
それだけまずはリスニング力というものは大事だと思っています。
そしてそのリスニング力を高めるためには、次の2つの点が重要だと思っており、現在
リピーティングをやっていますが、この2点を意識して続けています。

  ・何度も何度も繰り返し浴びるということ(絶対量が重要)
・スピーキングの練習はリスニングの練習

文をまるまる覚えるということが、リスニング力アップのためのやり方とは思っていませ
ん。また、単語を理解できるようななることでも、それを覚えてしまうことでも不十分だと
思っています。

■望ましいレベル
わたしはその音声を聞いたら、瞬間的にその意味を理解することができるようにならな
いといけないと考えています。

瞬間的に理解できるか、イメージができてから理解するかのどちらかかと。

できたら単語でよりも単語+目的語でのフレーズ単位で取り組むのが良いと思っていま
す。文型とフレーズをそれぞれ瞬間的に理解できていけば、必ずリスニング能力はアッ
プするはずなので。

難しい聞きなれない単語の場合は、どうしてもあいだに日本語で考える作業が入ったり、
翻訳する作業が入ってしまいます。

しかし、ものすごく聞きなれたフレーズの場合は、瞬間的に意味やニュアンスを理解で
きるものです。

■瞬間的に理解できる例
例えば、誰でも「Good morning!」や「Good by.」のフレーズは瞬間的に理解できますね。
聞き慣れ過ぎてもう日本語化していますよね。

極端な例かも知れませんが、このように聞き慣れる・・ようになるということです。
そのためにはとにかく何度も浴びるように聞いて、慣れていく必要があります。

そういう意味で、浴びる絶対量が必要なのだと考えています。だから何度も何度も繰り
返し聞くようにしているのです。

それから大事と思っているポイントがもう一つあります。
それは自分が話せるフレーズは聞き取れるということです。

したがってリスニングのトレーニングだけでなく、スピーキングのトレーニングも実は
リスニングの訓練になるということです。

■リンキングに注意
これらのリスニングトレーニングを行う中で、注意すべきというか意識して慣れるべき
という部分は二つの単語が隣り合わせのため、あたかも一つの単語のように繋がり、
別の発音のようになるということです。

例えば、「come on」は「カモン」と繋がって聞こえたりします。
あるいは「get it」は「ゲリットゥ」みたいな感じですね。

わたしはこの部分は、実際のネイティブの音声で聞き取れないときに、その文章を確
認するとやはり2つの単語がリンクした結果、聞き取れない(わからない)発音となって
いたことに気がつきます。

そしてそのときにそのフレーズと発音をノートに書いておき、以後、時々見るようにし
て頭にインプットしていくようにしています。

この部分はとても大事な部分とは思いますが、そんなにあちこちで頻繁に・・というわ
けではないので、あまりこの部分だけを意識して恐れるという必要はないでしょう。

だいたいは前後の文が聞き取れていれば、その部分がわからなくても全体の意味と
しては、大方はわかるからです。

2012年4月21日土曜日

◆SIM英語でリスニング力がアップ


リスニング力養成用の教材にはいろいろありますが、わたしは東京SIM外語研究所
スーパーエルマーSim English)を選んで、勉強を行いました。

■選んだ理由
「英語の語順で理解」「帰り読みをしない」という考え方が、自分の求めていた方向と
一致したためです。

わたしはTOEICの勉強用としてでは無く、実際のネイティブとの会話で聞き逃しを
したくないというのが本当の動機でした。

楽しく余裕を持って会話ができるようにするためには、なんといってもリスニング力が
不可欠です。

以前は会話をしていてはっきり聞き取れず、何度も聞き直したものでした。

そのときの聞き逃がしの主な原因は、文の意味を高速で日本語に訳して理解いくので
すが、途中からついていけなくなり、前半を訳しているうちに相手は後半の文を言い終
わってしまい、聞き逃してしまうというものでした。

■わたしのSIMのやり方
わたしのやり方ですが、最初の頃はテキストをよく読んで内容を理解してから、CDを
聞くようにしていました。そのように指導書に書いてあったので。

教材としては結構ボリュームがあるので、どんどん進んでいくべきだったのですが、自
分はいつでも納得するまで続けるというスタンスなので、最初はなかなか次のセッショ
ンへ進めませんでした。

しかし同じ部分をじっくりとやったためか、意外に早く慣れていったと思います。

慣れてくるとテキストはサット目を通すだけで、ほとんどCD音声を聞くことに集中する
ようにしていました。いつもmp3プレーヤーに吹き込み直しをして、毎朝ウォーキング
のときに聞きながら歩くだけです。

ウォーキングをしているときは、歩くこと以外ほかのことができませんので、そのよう
なできることが制限されているようなときこそ、雑念が湧かず集中してできるものです。

歩きながら何度も何度も何度も・・集中して聞きました。

最初の1/3を6ヶ月かけて、残りの2/3を3ヶ月でやってしまったようなイメージで
すね。

しかしそれが良かったと思うのですが、そのときのストーリィやフレーズは、今でもし
っかり頭の中に残っています。6ヶ月で一通りやるべきところを、9ヶ月しっかりとか
けてやりました。

■還付金
話はそれますが、当時9ヶ月以内で終了しテストレポートを出すと終了証がもらえて、
さらにハローワークに終了証を添えて申し込むと、文部省から一定の補助金が還付さ
れるというのがありました。

ぎりぎり目一杯の期限までやって、何とか還付金をもらうこともできました。

■やってみての効果
わたしは一つのことを決めると、とにかく効果を確認するまで継続して取り組むという
性格です。継続力だけが取り柄というところですね。

そのためこのSIM英語も年単位で取り組み、そのおかげで最近よく言われている英語
耳ができたからなのか、日常会話では聞き逃しはほとんどありません。

ここ2年近くRarejobhanasoでオンライン英会話をやっていますが、聞き逃しがなく
楽しく会話ができているのは、本当にこのSIM英語のおかげだと思っています。

2012年4月18日水曜日

◆会話力アップに役立った2つの英会話教材

わたしが英会話ができるようになるきっかけを作った教材が、ピンズラーアメリカ
英語Ⅰです。この教材をやったおかげで、英会話話せる人間の仲間入りができまし
た。

また、スムーズな会話をする上で絶対に必要なのがリスニング力ですが、その能力
を一番延ばすことができたのは、SIM英語スーパーエルマー)のおかげです。

わたしにとってとても重要な位置を占めるこの2つの教材について、書いてみたい
と思います。

■ピンズラーアメリカ英語
まず今回はユーキャンのピンズラーアメリカ英語Ⅰです。教材の構成はCDで16
枚あって、1課~30課までが15枚、その他ABで1枚になっています。
レッスンでは、テキストは原則使用していません。

詳細はユーキャンのホームページでご確認ください。
http://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/93/about.html

■進め方
ピンズラーはCDを聞いて、その指示に従って同じ文章を発声したり、あるいは
返答をしたりするというような進め方で、英会話を覚えていく教材です。

ネイティブイングリッシュの先生二人が、英語で説明や質問をしています。
その会話を聞きながら単語や文章、会話の内容を覚え、そしてCDの指示に従い
ながら自分で練習して行きます。

■ピンズラーの良い点
ピンズラーの素晴らしいところは、少しずつ先に内容が進んでいくのですが、
記憶に定着させるために進んだ先々で何度も前の復習のための質問が繰り返さ
れます。

本当に記憶に定着し易くなるよう考えられた構成となっており、人間の記憶され
るための法則が組み込まれた、すぐれた教材だと思います。

■勉強のやり方
毎日30分程度、継続して学習することで、自然に英語が身について行きます。
わたしは毎日通勤途上の自家用車の中で再生し、声を出して練習していました。

その結果、まったく会話に自信がなかった自分が、海外旅行へ行ったときにかな
り話せるようになっていることに気づき、とてもうれしかったのを覚えています。

その気持が強かったので、その後もピンズラー英語のⅡ~Ⅴを続けて購入し、
現在も継続学習をしています。

最初に購入してからもう3年以上にもなります。今はskypeでオンライン
英会話レッスンを、毎日のように楽しんでいます。

■スピーキング力がアップ
いろいろな教材がありますが、スピーキング力が伸びていく教材は、他には少な
いと思います。スピードラーニングなどが有名ですが、ビンズラーとは目指すと
ころが明らかに違います。

スピードラーニングは、リスニング力は伸びていくとは思いますが、会話力(ス
ピーキング)は期待できないです。ただ聞き流すだけで、スピーキングの訓練が
ないので。

自分で長い間英会話の勉強を続けてきてよくわかるのですが、スピーキングは実
際に声を出して話す訓練をしないと、いつまでもできるようにはなりません。

千本ノックのように何度も実戦練習をしないと、体が自然にボールをさばけるよ
うにはならないのと同じなのです。

ピンズラーは会話(特にスピーキング)に特化した教材です。
会話を重点に考えている方に、ぴったりの教材だと思います。

2012年4月14日土曜日

◆”日本語を一切使わない瞬間”について考える(2)

今回は、ネィティブと接触のない現在の環境で、
  ・「隣にネィティブ+会話のキャッチボール」状態が作り出せるのか?
  ・どうやったら作り出せるのか?
ということについて、検討した結果を述べたいと思います。

■まず始めに
普段、いろいろな形で英語勉強をやっていますが、その際にまったく日本語を使
っていない瞬間があるかどうかを確認してみました。

  ・オンライン英会話レッスンのとき
  ・SIM英語(CBCニュース)のリスニングのとき
  ・音読パッケージでリピーティングをしているとき
  ・英語の本やテキストを読んでいるとき、など

■hanasoでオンライン英会話レッスン
1)会話をしているとき
  頭の中で英文を作っているときは、日本語は使っていません。

2)相手が話しているとき
  英文のまま内容を理解しようと集中しているときも、日本語は一切使っていま
  せん。

3)何か一人で考え事をするようなとき
  日本語を使って考えていますね。

次々と会話を継続しているときは、ほとんど日本語を使っていません。
間をおくと日本語が出てきてしまうという結果でした。

朝のウォーキングで SIM英語
次々に正確に聞き取ろうと集中している状態のときは、日本語は使っていません。
英語だけの状態でした。

そのときのやり方ですが、わたしは英語音声を訳そうとはしていません。
150%skipのCD再生音声から、正しく英文を聞き取ろうとしているだけ。

単語やフレーズのスペルを、正しく聞き取とるところに重点を置いています。
そしてフレーズからそのシーンをイメージして、内容を理解しようと練習してい
ます。

集中して次々にリスニングを行っているときは問題ありませんが、ふと別のこと
を考えたりなどすると、そのときは日本語で考えていることに気がつきました。

■車の中でリピーテング (音読パッケージ/体験記
やはりリピーティングを集中してやっているときは、英語だけのモードになって
います。日本語は使っていません。集中が途切れ考え事をしてしまうと、日本語
が出てきます。

■英語の本やテキスト、他
英語の本やテキストを見て勉強しているときは、英語モードと日本語モードが
混在しています。しかし Side by Side のテキストを集中して勉強しているとき
だけは、日本語の使用はほとんどありません。 (Side by Side/選んだ理由

やはり日本文がまったく無くて、絵が非常に多いからだと思います。また音読を
集中してやっているときは、まったく日本語は使っていません。

それから、集中して英文の小説を読んだりしているときも、日本語は使っていま
せんね。

しかし全て自分のペースで進めていくものは、途中で集中力が途切れてしまい、
そこから日本語が出てくるようになります。

以上が、わたしの英語関係のときの日本語/英語モードの調査結果でした。

■英語環境作りの方法
いろいろ考えた中で良いなと思った英語環境の作り方は、次の4つでした。

1)オンライン英会話レッスン
    やはりこの方法がまずは一番でしょう。会話のキャッチボールの環境の中で、
    日本語を使わずに素早く英語で対応していく練習ですね。そして勉強した内
    容が残り再度復習できるように、テキストを使うのが良いと思います。

2)集中してリピーティング
    よけいなことを考えると日本語が出てくるので、CDのペースで進められてい
    くのが良く、やんわりと追われる中でリピーティングを続けるやり方。
    とにかく何度も何度も繰り返すこと。

3)英文字幕付き映画鑑賞
    画像と音声、字幕の3つを見ながらストーリィをアバウトで理解していくやり
    方。この方法はなかなかお勧めです。字幕を訳さないように注意。
    「Good morning!」は誰も訳さずに理解できると思いますが、同じやり方で
    ストーリィを理解するように努めます。

4)集中してリスニング
    時間を決めて集中してmp3の音声を聞き続けるやり方。時間を長くし過ぎ
    ると集中力が途切れ、別のことを考えて日本語が出てしまいます。
    最初は3分程度から始め、徐々に長くしていくのが良いと思います。

いずれのやり方も自分のペースではなく、相手のペースでどんどん進んでいく
やり方です。その方が雑念が浮かばず、日本語が出てこない状態が続きます。

また、相手のペースで進んで行くほうが、自分としても楽に続けられるのではな
いでしょうか。

■最後に
自分も参加して(スピーキング)会話のキャッチボール訓練になるのは、やはり
1)オンラインレッスンと2)リピーティングです。

2)リピーティングは会話のキャッチボールではありませんが、以前の記事で書
いたように、リピーティングの途中で単語を瞬間的に変更するやり方で行えば、
スピーキングのための訓練となります。

オンラインレッスンができない方は、2)のリピーティングと3)の映画鑑賞の
両方を行うのが効果的だと思います。

2012年4月11日水曜日

◆”日本語を一切使わない瞬間”について考える

どっぷり日本環境に浸っている普通の日本人が、英語環境を作ったからといって、
まったく日本語を使わないで過ごすことができるのでしょうか?

あるいは英語環境に身を置く時間を長くしていくと、日本語を一切使わないでいら
れるようになるのでしょうか?

■わたしの結論は
結論からいうと「Yes」です。

英語ではそれほど実感として感じたことは少ないのですが、かつて中国に長期滞在
していたときは、その瞬間があちこちにありました。

あえて場所を特定してみると、中国の友人達といるときで回りに日本人が一人もい
ないときですね。

横に中国の友人がいて、始終中国語で会話のやり取りしているときは、まったく日
本語を使わなかったですね。

頭の中で日本語で次の話すことを考えて、そして中国語に翻訳して・・・などという
頭の使い方はまったくしていませんでした。

終始、言いたいことをイメージするというか、そのような気持ちになるとその関係
の中国語の単語やフレーズが浮かび上がってきて、その中からより適当なものを
選んで話していました。

そうやって言いたい単語やフレーズを、順に並べて文章を作り上げていくことが、
つまりは話していることになっていました。

■ではどうやれば・・?
それではどうやったらそのような日本語を使わない状態になるのでしょうか?

中国で滞在していたとき、いろいろな場面でどうだったかを考えてみると、
  1.宿泊先の部屋に一人でいるとき  → 日本語で考えている
  2.会社オフィスにいるとき          → 日本語で考えている
  3.オフィス中国人スタッフと話す時   → まったく日本語を使わず
  4.スーパーなどへ移動するとき    → 日本語で考えている
  5.スーパーで店員に確認するとき  → まったく日本語を使わず
  6.中国人と電話の応対するとき   → まったく日本語を使わず
  7.中国友人と一緒に食事をするとき → まったく日本語を使わず
という結果でした。

まとめると、間違いないのは
  ・中国人と一緒にいるときで、回りに日本人が一人もいないとき
  ・リズム良く会話を繰り返しているとき
ですね。

例外は、友人と一緒にいても会話がない状態で、一人で考え事をするようなときは
日本語で考えていたように思います。

■モードの切り換え
中国にいるときに、近くに日本人がいる日常生活では日本語モードで、場所を変え
て中国人オンリーのところに身を置くと中国モードとなり、その切り換えは意外と
スムーズだったように思います。

英語モードにするときになかなか切り換えがむずかしく、モタモタしていたようにも
思います。バイリンガルはスムーズだけど、トリリンガルは結構むずかしいとい
うのがわたしの印象です。

■それでは日本でどうやる?
現在日本にいるわけですが、ネィティブのいないこの場所で、「隣にネィティブ+
会話のキャッチボール」状態が作り出せるのでしょうか?
どうやったら作り出せるのでしょうか?

続きは、次回に書きたいと思います。

2012年4月8日日曜日

◆あきるほど繰り返すことの本当の効果

あなたは英語勉強における繰り返しの大事さを知っていますか?

わたしはいまリピーティングをやっていますが、通常は100回くらいやればかなりやったと
思われるのが普通です。しかしわたしは300回以上はやっています。

なぜそんなにやるかというと、頭が悪いから・・というか、とにかく繰り返さないと頭の中にし
っかりとインプットされないからです。(年がいったから・・というのも事実ですけど)

■繰り返しの回数
皆さんは新しいフレーズや単語、センテンスを覚えたときには、どれくらい繰り返しますか?
300回以上も繰り返しますか?

別に頭が悪いから繰り返すというわけではないのですが、実はちゃんとした理由があります。

大事なポイント:
  要は話したいときにそのフレーズや表現が出てくるのかどうかです。
  出てくるのならば、回数にはこだわらなくとも良いでしょう。

わたしの場合は年をくっている分覚えが悪く、とにかく何度も繰り返さないとだめなのです。
何度も何度もその場面をイメージしながら音読を繰り返しやらないと、イメージしただけで
そのフレーズや表現が出てこないのです。

■海外旅行のときなど
ところで話は変わりますが、もしも海外に行ってその晩に泊まるホテルへ行き、受付カウン
ターの前に行ったら、次のような文章がサッと頭の中に浮かびますか?(◆の部分)

Are you checking in?
チェックインでございますか?

  ◆Yes, my name is Taro Yamada.
     はい。山田太郎と申します。

We have your reservation. One single non-smoking room for 3 nights
本日より3泊、禁煙のシングルルーム、チェックアウトは3月5日、

and checking out / on the morning of Wednesday, March 5.
水曜日の朝ということで承っております。

  ◇Yes.
     はい。

May I have your passport, credit card, and please sign here.
それでは、パスポートとクレジットカードをお願いできますか?  
そして、こちらにサインをお願いいたします。

  ◆Ok, here are my passport and credit card.
     はい。これがパスポートとクレジットカードです。

Thank you, Mr. Yamada. Here is your key.
有難うございます。こちらが山田様のお部屋のキーでございます。

You are in room 403 and the elevator is down that hallway on the left.
403号室で、エレベーターはこの廊下の先、左手にございます。  

  ◇Thank you.
     ありがとう。

あるいは、

  ◆I'd like to make a reservation for tonight.
     今晩の予約をしたいのですが。

  ◆I have a reservation.
     わたしは予約しています。

  ◆I'd like to confirm my reservation.
     予約を確認したいのですが。
            ・
            ・
など、など。もしもレストランの場合ならば、

  ◇I would like to make a reservation for tonight.

  ◆May I have an ocean view table ?
     海の見える席をお願いできますか?

  ◆I have a reservation at 7:30. My name is Taro Yamada.
     7時30分の予約なんだけど。  山田太郎といいます。

  ◆I would like to get New York Steak.
     ニューヨークステーキをお願いします。

というように、レストランに入ると自然に頭の中に浮かび上がってきますか?

頭の中で文を組み立てながら話しても良いのですが、一から組み立てていたのではテンポ
良く会話はできません。余裕のない中での、苦しい会話のやり取りになるかも知れません。

わたしはレストランの風景が目に入ったら、以上のような基本文が頭の中に浮かび上がり、
その一部だけを素早く変更して話すようにしています。

イメージトレーニングを繰り返し
そのような状態になるためには、とにかく繰り返しすことしかないと思っています。
しっかりと繰り返すことで、ようやく「覚えた」が「使える」になっていくのです。

イメージから必要な文や表現がサッと浮かび上がるようにするには体験するのが一番なの
ですが、そう簡単にはできないので何度も繰り返しイメージトレーニングをしているのです。

そしてその何回も繰り返すことはとても大変なことなので、CDを使って音読トレーニングを
やっているのです。CDのスイッチを入れさえすれば、訓練は自動的に開始され繰り返され
るのですから。

CDを使わないと恐らく300回なども繰り返せないでしょう。すぐに飽きてしまって・・。


【関連記事】
「覚えた」と「使える」の違い
        覚えたと使えるとはまったく違います。オンライン英会話レッスンでフリートーキン
        グをやっているとき、その差がはっきりと出てきます・・・
リピーティングの効果が少し見えてきた
        その場面に遭遇するとそれに対応するフレーズが浮かび上がるようになってきま
        した・・・

2012年4月5日木曜日

◆リピーティングの効果が見えてきた

現在リピーティングにトライして3番目のセッションをやっています。
最初から順にやっているわけではなく、自分が話す機会が多いと感じる場面
を選び、ランダムに行っています。

■最近の状況
そして自分なりのリピーティングのやり方を整理してからは、第2番目のセ
ッションとなります。すでに10日ほど繰り返しており、200回近くにな
っていると思います。

ここまでやると当然ですが、全ての文は頭に入りCD音声がスタートすると
最初の単語を聞くだけで続く文がスラスラ出てくる状態になっています。

簡単に終わらないでしつこく繰り返してリピーティングをすることで、ここ
最近少しだけその効果を感じるようになってきました。

■わたしのリピーティングのやり方
今日は再度わたしのやり方のポイントを、実例を挙げて紹介したいと思いま
す。まずセッション全文は次の通りです。

My job is quite stressful. So when I get home, I am often exhausted.
After I take a shower or a bath to feel refreshed. I open the fridge
and take out a bottle of wine. I pour wine into a glass and take the
first sip. This is the moment I have looked forward to all day.
Then I turn on the stereo and move to the sofa. I usually play jazz.
It's my favorite. I make myself comfortable on the sofa and enjoy my
wine while I listen to music. Soon I begin to get a little tipsy.
I feel that wine and music together sink into me like a tender drizzle
and that all the stress flows out of me. This is the happiest time of 
the day for me. After this I can drift off to a sound sleep to get 
myself ready for the next day.



■具体的なやり方
具体的なやり方としては、各センテンスを暗記しようとは、まったくしてい
ません。強く意識しているのは「フレーズ」と「補足表現」です。

会話の応用力を考えているからです。

単純な文を素早く作れるようにすることや、そこに補足表現をくっつけたり、
さらには他の短文をスピーディにくっつけたりできるようにしたいからです。

例えば、フレーズだと
  feel refreshed
  take out a bottle of wine
  pour wine into a glass
  take the first sip
 ・・・・
などです。

補足表現の場合だと、
  After I take a shower
  while I listen to music
  After this
  for the next day
 ・・・・
などです。

■一番のポイント
そのセンテンスをリピーティングしているときは、強くその場面をイメージ
しながらやるようにしています。

あるフレーズを話しているときは、そのシーンを強く頭の中に思い浮かべて
やっています。動きがあるものの場合は、ジェスチャーも交えてやるように
しています。

フレーズとイメージを結びつけたいと思っているからですね。

後日、実際に同じようなシーンに遭遇した時に、自動的にそのフレーズが頭
の中に浮かび上がってくるようにしたいからです。

■少しずつ効果が
実際、以上のポイントを意識してトライして、飽きるほど繰り返していると
しっかりと頭にインプットされているのだと思いますが、その場面に遭遇す
るとそれに対応するフレーズが浮かび上がるようになってきました。

例えば、
冷蔵庫を開けるとき  open the fridge
ワインが見えると      take a bottle of wine
ワインをグラスに注ぐときは   pour wine into glass

と出てくるようになりました。
これはフラッシュバック効果だと思います。