英語環境の作り方を話す前に大事なことを一言。
「聞く」ということは蓄積すること・・だということです。
テレビでなどでよくCMソングが流れていて、覚えるつもりがないのに自然と
覚えてしまうことがよくありますよね。
あれと同じなのです。覚えようとしなくても聞き続けていれば、蓄積されてい
くのです。無意識のレベルでは、しっかりと記憶されていっているのです。
本人に自覚はなくても。
この無意識を活かすやり方が「英語環境に浸って浴びるということ」なのです。
■英語環境はこうやって作る
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英語が聞こえるようになるためには、
・発音できる単語/フレーズが増える必要があり、
・あるレベル以上の回数、それを聞く(浴びる)必要があります。
その結果、飽和点を超えると突然聞こえるようになるのです。
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・・と前回書きました。
つまり、
①単語やフレーズをコツコツと勉強し、英語の基礎能力を拡大する
②とにかく多くの時間英語に浸る(聞く)
の2つを行うということです。
■基礎能力の拡大
①については、英語をものにしたいと考えている人は、正に実施していること
と思います。
それをより効率的に進めていくために、隙間時間を利用して気楽に取り組もう
とのことで、次のやり方を紹介しました。
・ウォーキングや通勤時間帯を英語勉強タイムにする
・会社でPC操作の際、英単語を使用する
・オンライン英会話をする
・日本のWeb新聞の英語版を読む
そして今日は②のためのやり方について、ご紹介したいと思います。
とにかく一旦やると決めたら、徹底してやりましょう。
その方が心が定まり集中して取り組むことができますので。
■英語を多く浴びるには
実は私達は毎日、日本語をこれでもか・・と浴びています。自然に浴びてしま
う環境にいるからです。ここの部分を変えていく必要があるということです。
その中で人に迷惑をかけることのない、自分だけの判断で変えることができる
部分の全てを、英語環境に変えていきます。
例えば、
◇朝自宅~:
・目覚ましはベルですか? → ラジオ英語ニュース/CD英語音楽にする
・食事の時TV見ますか? → 英語TVニュース
・トイレではどうですか? → ドアの内側に基本構文/1分間スピーチを
貼り、音読をする
・通勤のとき → 車、バス、電車の車内で英語CDを聞く
◇会社で:
・スケジュール、メモ → 英語で書く(間違っても良い)
・ファイル、フォルダ名 → 英単語に少しずつ変更していく
・書類に出てくる単語 → 英語で言ってみる(いくつかピックアップして)
・メール →【毎日1分!英字新聞】などのメルマガを読む
◇昼休み:
・何をしてますか? → 英語音楽を聴き、リラックス
・会議中 → 感じたことをこっそり英文で書いてみる
・メール → 海外の友人に英文メールを出す
(Facebookで友人を作る)
・適当なタイミングで → 今日出てきた英単語を復習
◇退社~:
・通勤(帰宅)のとき → 車、バス、電車の車内で英語CDを聞く
(できたらつぶやいてみる)
・食事の時 → 日本のTVニュースを英語音声で聞く
・お風呂、シャワー → 防水ラジオ/CDで音楽やポッドキャスト・
・・などを聞く
・映画鑑賞 → 好きな映画を英語音声、日本語字幕で見る
ときおり、日本語音声、英語字幕や英語音声、
英語字幕に切り換えて見る(気分転換)
・就寝時 → 英語ミュージックをスリープタイマーセット
して聞きながら眠る
・・どうでしょうか?
海外にいる場合なら普通の環境でしょうが、日本だったら「キチガイ」ですね。
とにかく四六時中、英語を浴びるようにするということです。
■英語を浴びることで期待するもの
勉強して英語を覚えるというよりは、英語環境の中に身を置いて、英語を身に
つけるための訓練をする・・という感じです。
言い方を変えると、意識的に勉強するというよりは、無意識に(潜在意識に)
英語を感じさせる(覚えてもらう)ということ。
意識的に勉強して基礎能力を拡大し、一方で英語環境に身をおいて潜在意識に
英語を聞き取る訓練を少しずつしてもらう・・ということですね。
こうやって続けることで、きっとあなたにもあるとき・・、変化が訪れるはずです!
「継続」がポイントです。まずはできることからすぐにやってみましょう!