前回に続きシンプルな基本文に副詞をくっつけることで、表現の幅を少
しだけ広げるやり方について、学習をしていきます。
■大事なポイント
あまり一辺に多くのものを覚えようとするのではなく、
「まずはこれとあれを使えるようにしよう!」
というように、当面の対象候補を決めて、少しずつものにしていくこと
をお薦めします。
それからただ暗記する・・というのではなく、いろいろなところででき
るだけ使って、身につけていくようにするのが良いと思っています。
頭で覚えるのではなく、トレーニングして体で覚える・・というような
感覚ですね。それでこそ、必要な場面で必要なときに、出てくるように
なります。
わたしの場合は、真っ先にオンライン英会話レッスンで使うようにして
います。パソコンの前に、その単語を書いたポストイットを貼っておき、
それを見ながらやっています。
■12の例文(参考)
01) その結果 : Accordingly
・Accordingly, our income decreased.
その結果、我々の収入は減った。
02) 近いうちに : Anytime soon
・She should be getting to my place anytime soon.
まもなく彼女はあなたのところに着くでしょう。
03) とにかく : Anyway
・Anyway I will try.
とにかくやってみます。
04) 実のところ : As a matter of fact
・As a matter of fact, I've read it.
実のところ、わたしは読んだよ。
05) さらには : Besides
・I have two sisters besides her.
わたしには、彼女以外に二人姉がいます。
06) ところで : By the way
・By the way, nothing has changed for me.
ところで、わたしにとっては何も変わってはいません。
07) その上 : Furthermore
・Furthermore, I want to cultivate my mind.
さらに、わたしは精神面も磨きたいです。
08) しかしながら : However
・However, it is unclear whether this is correct or not.
しかしながら、これが正しいかどうかはっきりしない。
09) 特に、とりわけ : in particular
・In particular, many people like to drink beer after taking a hot bath.
特に多くの人が熱い風呂の後にビールを飲むのを好みます。
10) 一方 : On the other hand
・On the other hand, most of the students don't like studying.
一方、ほとんどの学生が勉強嫌いだ。
11) 従って : Therefore
・Therefore, he aims to hit 30 home runs this season.
そのため彼は今シーズン、ホームランを30本打つことを目指しています。
12) 思い出したんだけど: That reminds me,
・That reminds me, I'm out of milk.
そういえば、牛乳が切れてたな。
2013年7月23日火曜日
表現力を拡張するための語句について
10年以上前のことですが、英会話が話せるようになった頃には次の
ように考えていました。
「まずは体裁を考えずに、思っていることをきちんと伝えることだけ
に集中しよう。そしてそのあとに、会話力をアップさせていくための
取り組みをして行こう」と考えていました。
もう少しわかり易く書くと、
■ステップ1:
・まずはシンプルな「主語+動詞+目的語」などの5つの基本文型で
しっかりと思っていることを伝える。
それができるようになったら、次は
■ステップ2:
・文と文を接続詞でつなぎ、複数の文による幅のあることを言えるよ
うにしよう。
そして、
■ステップ3:
・それぞれの文に、いろいろな補足表現を付け加えて表現の幅を広げ
ていこう。
・・と。
そのため、まずはシンプルな基本文型を、タイミング良く話せるよう
に練習し、その後、補足表現の一覧表をまとめて、それを使いこなせ
るように取り組んだものでした。
ずい分後になってからですが、接続詞、副詞、副詞句・・などを本文
の補足部分として上手に使いこなせるようになってから、本当に自分
の表現力がアップしたなぁと実感したものでした。
■12の例文(参考)
ここには比較的よく使う12の例をあげておきますので、たとえ一つ
でも自分のものになるよう、使いこなしの練習をしてみてください。
01) ~にもかかわらず : In spite of ~
・In spite of bad weather, we went out for a drive.
悪天候にもかかわらず、わたしたちはドライブに出かけた。
02) ~の代わりに : Instead of ~
・Instead of avoiding them, accept them.
それらを避けるのではなく、受け入れること。
03) ~に関して : Regarding ~
・Regarding the new employee, we were all amazed by his outspoken nature.
その新しい従業員に関しては、思ったことをずばずば言う性格に私たちは驚きました。
04) ~によると : According to ~
・According to my friend, there is a good restaurant around here.
私の友達によると、この辺りにいいレストランがあります。
05) ~と言えば : Speaking of ~
・Speaking of chicken, it's on sale today at ABC supermarket.
鶏肉と言えば、今日ABCスーパーで鶏肉の安売りしています。
06) ~という意味では : In terms of ~
・In terms of solutions, what do you see as the way forward?
解決法に関しては、今後の方法としてどういったことが考えられますか?
07) ~のせいで : Because of ~
・Because of the rain, she wasn't able to come to the party.
雨のせいで、彼女はパーティーに来ることができなかった。
08) ~のおかげで : Thanks to ~
・I can go to college thanks to my uncle's help.
私は叔父の援助のおかげで大学に通うことができる。
09) たとえ~でも : Even if ~
・Even if Jim is not rich, I still want to marry him.
ジムが金持ちでなくても、やはり彼と結婚したい。
10) ~にもかかわらず : Even as ~
・Even as he lay dying, they argued over his estate.
本人が死にかけているのに、彼らは相続の相談をしていた。
11) たとえ~でも : Even though ~
・Even though you may hate me, I love you.
たとえあなたが憎んでいるかも知れないけど、わたしはあなたを愛する。
12) ~する時はいつでも: Whenever ~
・Whenever I hear his music, I feel good.
彼の音楽は、いつ聞いても気分がよくなる。
ように考えていました。
「まずは体裁を考えずに、思っていることをきちんと伝えることだけ
に集中しよう。そしてそのあとに、会話力をアップさせていくための
取り組みをして行こう」と考えていました。
もう少しわかり易く書くと、
■ステップ1:
・まずはシンプルな「主語+動詞+目的語」などの5つの基本文型で
しっかりと思っていることを伝える。
それができるようになったら、次は
■ステップ2:
・文と文を接続詞でつなぎ、複数の文による幅のあることを言えるよ
うにしよう。
そして、
■ステップ3:
・それぞれの文に、いろいろな補足表現を付け加えて表現の幅を広げ
ていこう。
・・と。
そのため、まずはシンプルな基本文型を、タイミング良く話せるよう
に練習し、その後、補足表現の一覧表をまとめて、それを使いこなせ
るように取り組んだものでした。
ずい分後になってからですが、接続詞、副詞、副詞句・・などを本文
の補足部分として上手に使いこなせるようになってから、本当に自分
の表現力がアップしたなぁと実感したものでした。
■12の例文(参考)
ここには比較的よく使う12の例をあげておきますので、たとえ一つ
でも自分のものになるよう、使いこなしの練習をしてみてください。
01) ~にもかかわらず : In spite of ~
・In spite of bad weather, we went out for a drive.
悪天候にもかかわらず、わたしたちはドライブに出かけた。
02) ~の代わりに : Instead of ~
・Instead of avoiding them, accept them.
それらを避けるのではなく、受け入れること。
03) ~に関して : Regarding ~
・Regarding the new employee, we were all amazed by his outspoken nature.
その新しい従業員に関しては、思ったことをずばずば言う性格に私たちは驚きました。
04) ~によると : According to ~
・According to my friend, there is a good restaurant around here.
私の友達によると、この辺りにいいレストランがあります。
05) ~と言えば : Speaking of ~
・Speaking of chicken, it's on sale today at ABC supermarket.
鶏肉と言えば、今日ABCスーパーで鶏肉の安売りしています。
06) ~という意味では : In terms of ~
・In terms of solutions, what do you see as the way forward?
解決法に関しては、今後の方法としてどういったことが考えられますか?
07) ~のせいで : Because of ~
・Because of the rain, she wasn't able to come to the party.
雨のせいで、彼女はパーティーに来ることができなかった。
08) ~のおかげで : Thanks to ~
・I can go to college thanks to my uncle's help.
私は叔父の援助のおかげで大学に通うことができる。
09) たとえ~でも : Even if ~
・Even if Jim is not rich, I still want to marry him.
ジムが金持ちでなくても、やはり彼と結婚したい。
10) ~にもかかわらず : Even as ~
・Even as he lay dying, they argued over his estate.
本人が死にかけているのに、彼らは相続の相談をしていた。
11) たとえ~でも : Even though ~
・Even though you may hate me, I love you.
たとえあなたが憎んでいるかも知れないけど、わたしはあなたを愛する。
12) ~する時はいつでも: Whenever ~
・Whenever I hear his music, I feel good.
彼の音楽は、いつ聞いても気分がよくなる。
2013年7月19日金曜日
英語勉強のモチベーションを維持する方法
英語勉強は終りの無い戦いのようなものです。
満足のいくゴールというものは、いつでも見えてきません。
そのため惰性になり易く、モチベーションが続かずに「断念」してしま
うという人が、あまりにも多いのではないでしょうか。
今日は、そのモチベーション維持のための、一つのアイデアを紹介した
いと思います。普段わたしが2ヶ月に1回、行っていることです。
■実力の見える化
何をするのかというと、
「定期的に自分の実力をチェックする」
ということです。
・自分の英語力が「少しずつアップしている」とわかり、
「よーし、さらに・・!」と モチベーションをアップします。
・英語力が「横ばい状態である」と見えたら、
「何か新しいやり方を考えなければ・・!」と自分を刺激します。
・「少し下降気味である」と理解したならば、
悔しさを感じながら「よーし、これからは・・!」と発奮する。
というわけです。
■具体的なやり方
自分の英語力を知るためには、いろいろなやり方があります。
1) 公的機関の試験を受けるという方法
2) TOEICやTOEFL、英検など
3) 書店で問題集を買ってきて、それで実力を測るというやり方
などがあります。
しかし、できるだけ自分だけでできて、簡単に短時間でできるやり方を
考えるのが、ベターだと思います。
自分で伸ばしたいと思っている部分について、できるだけ客観的且つ公
平に判定できるやり方を、各人で考案されるのが良いと思います。
わたしの場合は、リスニングとスピーキングに力点を置いて取り組んで
いますので、次のようなやり方をしています。
決して十分というやり方ではないので、参考ということでご理解下さい。
1) リスニングテスト :(NHK英語ニュース)
自分で何%聞き取れたかを10段階のレベルで自己チェック
その日のNHK英語ニュースを集中して聴き、何%聞き取れたかを
10段階で自己チェックする。
2) スピーキングテスト:(セルフスピーキング練習用質問カード)
質問カードをランダムに5回。1分以内に返答できたものをOKに
単語暗記カード1枚1枚に違う質問文が書いてあり、100枚1束と
なっている。その中の適当なカードを開いて、そこに書いてある質
問文に1分以内で返答する。
3) ボキャブラリテスト:(グロービッシュ基礎英単語)
グロービッシュの1500語をチェック。何語を知っているのか
確認し、チェック
「驚異のグロービッシュ英語術」の本の巻末に載っている、1500
基礎単語を1つずつ知っているかチェックする。知っている単語の
数を点数とする。(チェックは学習も兼ねている)
4) ライティングテスト:(説明問題カード)
説明問題カードをランダムに5回。説明文を1分以内に書く。
スピーキングを意識したライティングテストで、単語カードの1枚1
枚に、1個の名詞が記入されている。例えば「バナナ」と書かれて
いたら、「甘くておいしい果物」「厚い皮があり、色は黄色い」・・・
などのように説明する。
5) リーディングテスト:
☆現在お休み中。
リスニングとスピーキングに特化して勉強をしていますので、
現在やっていません。必要のある方はTOEICの問題集を使うの
も良いと思います。
■結果の見える化
ネイティブのように話せる・・という目標は、はるか雲の彼方となりま
すが、やはり現実的には遠い先を目標とするのではなく、階段状に細分
化をして、1つ1つクリアーしていくやり方が良いと思います。
そういう意味で、この英語力判定結果もグラフにして貼り出し、その中
に結果の点を記入していきます。結果と傾向が見れるようになります。
そしてただ記入するだけではなく、「○月までに△点を超える」という
階段1ステップの目標を決めて、そのラインをグラフにマークしておき、
それに向かってクリアするよう取り組んでいくのが良いです。
■実施の期間について
最初、テストするインターバルをどうしようかと考えましたが、そのと
きには、
・「1ヶ月に1回」は少し早く感じる
・「3ヶ月に1回」だと少し長く感じる
それで「2ヶ月に1回」としました。
すると、1年に6回のポイントが示されるようになります。
6ポイントあれば、自分の1年間の勉強の結果と傾向が読み取れます。
この結果を自分のモチベーションにつなげるよう、トライを継続中です。
満足のいくゴールというものは、いつでも見えてきません。
そのため惰性になり易く、モチベーションが続かずに「断念」してしま
うという人が、あまりにも多いのではないでしょうか。
今日は、そのモチベーション維持のための、一つのアイデアを紹介した
いと思います。普段わたしが2ヶ月に1回、行っていることです。
■実力の見える化
何をするのかというと、
「定期的に自分の実力をチェックする」
ということです。
・自分の英語力が「少しずつアップしている」とわかり、
「よーし、さらに・・!」と モチベーションをアップします。
・英語力が「横ばい状態である」と見えたら、
「何か新しいやり方を考えなければ・・!」と自分を刺激します。
・「少し下降気味である」と理解したならば、
悔しさを感じながら「よーし、これからは・・!」と発奮する。
というわけです。
■具体的なやり方
自分の英語力を知るためには、いろいろなやり方があります。
1) 公的機関の試験を受けるという方法
2) TOEICやTOEFL、英検など
3) 書店で問題集を買ってきて、それで実力を測るというやり方
などがあります。
しかし、できるだけ自分だけでできて、簡単に短時間でできるやり方を
考えるのが、ベターだと思います。
自分で伸ばしたいと思っている部分について、できるだけ客観的且つ公
平に判定できるやり方を、各人で考案されるのが良いと思います。
わたしの場合は、リスニングとスピーキングに力点を置いて取り組んで
いますので、次のようなやり方をしています。
決して十分というやり方ではないので、参考ということでご理解下さい。
1) リスニングテスト :(NHK英語ニュース)
自分で何%聞き取れたかを10段階のレベルで自己チェック
その日のNHK英語ニュースを集中して聴き、何%聞き取れたかを
10段階で自己チェックする。
2) スピーキングテスト:(セルフスピーキング練習用質問カード)
質問カードをランダムに5回。1分以内に返答できたものをOKに
単語暗記カード1枚1枚に違う質問文が書いてあり、100枚1束と
なっている。その中の適当なカードを開いて、そこに書いてある質
問文に1分以内で返答する。
3) ボキャブラリテスト:(グロービッシュ基礎英単語)
グロービッシュの1500語をチェック。何語を知っているのか
確認し、チェック
「驚異のグロービッシュ英語術」の本の巻末に載っている、1500
基礎単語を1つずつ知っているかチェックする。知っている単語の
数を点数とする。(チェックは学習も兼ねている)
4) ライティングテスト:(説明問題カード)
説明問題カードをランダムに5回。説明文を1分以内に書く。
スピーキングを意識したライティングテストで、単語カードの1枚1
枚に、1個の名詞が記入されている。例えば「バナナ」と書かれて
いたら、「甘くておいしい果物」「厚い皮があり、色は黄色い」・・・
などのように説明する。
5) リーディングテスト:
☆現在お休み中。
リスニングとスピーキングに特化して勉強をしていますので、
現在やっていません。必要のある方はTOEICの問題集を使うの
も良いと思います。
■結果の見える化
ネイティブのように話せる・・という目標は、はるか雲の彼方となりま
すが、やはり現実的には遠い先を目標とするのではなく、階段状に細分
化をして、1つ1つクリアーしていくやり方が良いと思います。
そういう意味で、この英語力判定結果もグラフにして貼り出し、その中
に結果の点を記入していきます。結果と傾向が見れるようになります。
そしてただ記入するだけではなく、「○月までに△点を超える」という
階段1ステップの目標を決めて、そのラインをグラフにマークしておき、
それに向かってクリアするよう取り組んでいくのが良いです。
■実施の期間について
最初、テストするインターバルをどうしようかと考えましたが、そのと
きには、
・「1ヶ月に1回」は少し早く感じる
・「3ヶ月に1回」だと少し長く感じる
それで「2ヶ月に1回」としました。
すると、1年に6回のポイントが示されるようになります。
6ポイントあれば、自分の1年間の勉強の結果と傾向が読み取れます。
この結果を自分のモチベーションにつなげるよう、トライを継続中です。
2013年7月15日月曜日
英語の語順も大事。しかし基礎能力も重要
「英語の語順で意味を理解する」というはとても重要なことです。
ですが、「わからないものは・・・理解できない」・・なのです。
つまり何を言いたいかというと、英語の語順で理解することは、意味の並べ替え
をしないでそのまま掴み取っていくのですから、早い英語にもついていける可能
性が高くなります。
しかし、使われている単語が「わからない単語だらけ」なら、言っていることの
意味を汲み取ることができない・・ということです。
■目立たないけど重要なこと
今回言いたいことは、「英語の語順で理解できる」という重要な能力の他に、と
ても当たり前のことですが、
1) ボキャブラリ増強 という基礎能力の強化
2) 英単語が自分にとって日本語化するほど聞き慣れる
ということが必要だということです。
■日常会話を100%聞き取れるわけ
わたしはオンライン英会話レッスンで話している日常会話は、ほぼ100%聞き
取れています。それは日常会話で出てくるような文や会話を、飽きるほど見てき
たからです。
CDも飽きるほど聞いたから、英単語が自分の頭の中で日本語化するほど聞き慣
れています。日本語化という意味は、その英単語があたかも日本語の単語のよう
に、まったく翻訳しなくても意味が理解できるという意味です。
「グッドモーニング」「グッバイ」「ランチ」などと同じです。
「go shopping」という単語は、翻訳しなくても「買い物に行く」という意味で、
直接、理解することができるようになっています。
このように聞き慣れた単語やフレーズが増えた上で、英語の語順で早く聞けるよ
うになったからだと思っています。
■本当に大事なこと
つまり、「英語の語順で理解」というようなキーワードに人の目が行ってしまい
ますが、絶対に避けて通れないのは、
「コツコツとボキャブラりを増やしていくこと」
と、
「翻訳する必要がないほど聞き慣れること」
なのです。
そういう意味で重要になってくるのは、
1) コツコツと単語を1つまた1つと覚えていく「習慣作り」
2) 浴びるほど聞くための「環境作り」
なのではないかと思っています。
とても地味なことなので、大変ですが・・・。
ですが、「わからないものは・・・理解できない」・・なのです。
つまり何を言いたいかというと、英語の語順で理解することは、意味の並べ替え
をしないでそのまま掴み取っていくのですから、早い英語にもついていける可能
性が高くなります。
しかし、使われている単語が「わからない単語だらけ」なら、言っていることの
意味を汲み取ることができない・・ということです。
■目立たないけど重要なこと
今回言いたいことは、「英語の語順で理解できる」という重要な能力の他に、と
ても当たり前のことですが、
1) ボキャブラリ増強 という基礎能力の強化
2) 英単語が自分にとって日本語化するほど聞き慣れる
ということが必要だということです。
■日常会話を100%聞き取れるわけ
わたしはオンライン英会話レッスンで話している日常会話は、ほぼ100%聞き
取れています。それは日常会話で出てくるような文や会話を、飽きるほど見てき
たからです。
CDも飽きるほど聞いたから、英単語が自分の頭の中で日本語化するほど聞き慣
れています。日本語化という意味は、その英単語があたかも日本語の単語のよう
に、まったく翻訳しなくても意味が理解できるという意味です。
「グッドモーニング」「グッバイ」「ランチ」などと同じです。
「go shopping」という単語は、翻訳しなくても「買い物に行く」という意味で、
直接、理解することができるようになっています。
このように聞き慣れた単語やフレーズが増えた上で、英語の語順で早く聞けるよ
うになったからだと思っています。
■本当に大事なこと
つまり、「英語の語順で理解」というようなキーワードに人の目が行ってしまい
ますが、絶対に避けて通れないのは、
「コツコツとボキャブラりを増やしていくこと」
と、
「翻訳する必要がないほど聞き慣れること」
なのです。
そういう意味で重要になってくるのは、
1) コツコツと単語を1つまた1つと覚えていく「習慣作り」
2) 浴びるほど聞くための「環境作り」
なのではないかと思っています。
とても地味なことなので、大変ですが・・・。
2013年7月11日木曜日
毎日5分を2回、繰返しの大きな効果
英会話ができるようになってから、一つ強く思ったことがあります。
英語を習得する上でとても大事なことです。会話力のアップに大きく
影響すること。
それは何かというと、「繰り返し」です。
英語をいろいろな形で勉強している人は、大勢いると思います。
しかしその中で会話ができるようになったり、スムーズに会話力を伸
ばしている人は、もしかしたら少ないかも知れません。
勉強の仕方にはコツがあると思います。
それを意識して行うことで、勉強したことが少しずつ身についていき
ます。しかしそれを意識せずにやった場合には、せっかく勉強したこ
とのほとんどが身に付かずに消えてしまいます。
■効果に差が出るやり方は
英語勉強を苦労しながら続けて、それなりの成果を出している人なら、
おそらくはわかってはいることだと思いますが。
つまり、「1カ月に1日だけ5時間勉強」ではなくて、
「1日10分ずつ毎日」ということです。
同じ時間の長さですが、その効果には雲泥の差があります。
覚え使えるようにするためには、どうしても「繰り返し」復習が必要
なのです。繰返さないと記憶されませんし、定着もしません。
一番良いのは実践を繰り返すことですが、なかなかそれができない場
合は、勉強の仕方を工夫して効率を上げていく必要があります。
■長年やっていること
わたしは学生時代以来、10数年間(ブランクの年数は除く)も英語
勉強をしているので、英語本は部屋から溢れるほどになっています。
しかし、いつもベースにして使っているものは1冊に決めています。
その本を使ってオンライン英会話もしていますし、何度も復習をする
ようにしています。
オンライン英会話をしていてわからないことや、講師に教えてもらっ
たことなどは、全てこのテキストに書き込んでいます。
また、オンライン英会話以外でやったことは、全て1冊のノートに書
き込んでいます。これだけは絶対の覚える・・とした部分には、目立
つように蛍光ペンでマークをしています。
■わずかな復習による大きな効果
そして、このテキストとノートだけを、毎日5分×2回、サラサラっ
と見て復習するようにしています。
この短い時間の「サラサラッ」の「繰り返し」が、記憶の悪くなった
中高年のわたしにとって、本当に大きな効果につながったと感じてい
ます。
勉強の効果を高めるには、「繰り返しの復習が大事」だということで
す。
ちなみにこの2冊は、いつどこへ行くときでもカバンの中に入れて持
ち歩いています。辞書と一緒に。
英語を習得する上でとても大事なことです。会話力のアップに大きく
影響すること。
それは何かというと、「繰り返し」です。
英語をいろいろな形で勉強している人は、大勢いると思います。
しかしその中で会話ができるようになったり、スムーズに会話力を伸
ばしている人は、もしかしたら少ないかも知れません。
勉強の仕方にはコツがあると思います。
それを意識して行うことで、勉強したことが少しずつ身についていき
ます。しかしそれを意識せずにやった場合には、せっかく勉強したこ
とのほとんどが身に付かずに消えてしまいます。
■効果に差が出るやり方は
英語勉強を苦労しながら続けて、それなりの成果を出している人なら、
おそらくはわかってはいることだと思いますが。
つまり、「1カ月に1日だけ5時間勉強」ではなくて、
「1日10分ずつ毎日」ということです。
同じ時間の長さですが、その効果には雲泥の差があります。
覚え使えるようにするためには、どうしても「繰り返し」復習が必要
なのです。繰返さないと記憶されませんし、定着もしません。
一番良いのは実践を繰り返すことですが、なかなかそれができない場
合は、勉強の仕方を工夫して効率を上げていく必要があります。
■長年やっていること
わたしは学生時代以来、10数年間(ブランクの年数は除く)も英語
勉強をしているので、英語本は部屋から溢れるほどになっています。
しかし、いつもベースにして使っているものは1冊に決めています。
その本を使ってオンライン英会話もしていますし、何度も復習をする
ようにしています。
オンライン英会話をしていてわからないことや、講師に教えてもらっ
たことなどは、全てこのテキストに書き込んでいます。
また、オンライン英会話以外でやったことは、全て1冊のノートに書
き込んでいます。これだけは絶対の覚える・・とした部分には、目立
つように蛍光ペンでマークをしています。
■わずかな復習による大きな効果
そして、このテキストとノートだけを、毎日5分×2回、サラサラっ
と見て復習するようにしています。
この短い時間の「サラサラッ」の「繰り返し」が、記憶の悪くなった
中高年のわたしにとって、本当に大きな効果につながったと感じてい
ます。
勉強の効果を高めるには、「繰り返しの復習が大事」だということで
す。
ちなみにこの2冊は、いつどこへ行くときでもカバンの中に入れて持
ち歩いています。辞書と一緒に。
2013年7月6日土曜日
セルフスピーキング:付け足しトレーニング
いよいよスピーキングトレーニングそのものになります。
何かを話すときには、ある程度の内容を一辺に説明できるようになり
たいものです。
しかし、一辺に全文を考えて文を構成していくのはむずかしく、時に
は混乱すると思います。
そこで文を作っていくときには、意味のあるフレーズごとに分けて文
を作り、次々に付け足していくようにしています。
これを自分では「付け足しトレーニング」と呼んでやっています。
具体的なやり方としては、次のような感じでやっています。
■第1ステップ:
まず最初は一番言いたいことを、シンプルにまとめます。
主語と動詞あたりですね。
I go shopping
わたしは買い物に行った
一番シンプルで重要なこの文を、すぐに言えるように練習します。
この辺りは、誰でも割合スムーズにできるのではないでしょうか。
■第2ステップ:
そして次にその補足文を考えます。
通常は次のようなことを言うケースが多いと思います。
「どこへ?」
「何のため(何を買いに)?」
「いつ?」
ここでは「どこへ?」を付け足してみます。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
■第3ステップ:
更に補足していきます。
次は「何のため(何を買いに)?」を付け足します。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
3: to buy some foods
食べ物を買いに
■第4ステップ:
次は「いつ?」を付け足してみます。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
3: to buy some foods
食べ物を買いに
4: yesterday.
昨日
■まとめ:
わたしはいつも以上のようなやり方で、スピーキングをやっています。
スラスラスラと長い文を一気に言いたいのはやまやまですが、それは
まだ先のことと思っています。
今はできるだけシンプルに英語を捉えて、メリハリのある言い方をし
て、しっかり思っていることを伝えることを第一に考えています。
ここで大事なことは、いつでも英語の語順でものごとを処理していく
ということです。
「わたしは買い物に行った」
「スーパーマーケットへ」
「食べ物を買いに」
「昨日」
という語順で理解した、考えをまとめ文を組み立てていくということ
です。並べ替えは一切やりません。
リスニングしかり。スピーキングしかり。
最初はしっくりこないかも知れませんが、意識して練習をするうちに、
必ず慣れてきます。
そしてそのやり方が身についてくると、リスニング力もスピーキング
力も急激に伸びていきます。早いスピードだと思った音声データにも、
しっかりとついていけるようになってきますよ。
あとは使える構文を少しずつ増やすことと、ボキャブラリの増強です
ね。
何かを話すときには、ある程度の内容を一辺に説明できるようになり
たいものです。
しかし、一辺に全文を考えて文を構成していくのはむずかしく、時に
は混乱すると思います。
そこで文を作っていくときには、意味のあるフレーズごとに分けて文
を作り、次々に付け足していくようにしています。
これを自分では「付け足しトレーニング」と呼んでやっています。
具体的なやり方としては、次のような感じでやっています。
■第1ステップ:
まず最初は一番言いたいことを、シンプルにまとめます。
主語と動詞あたりですね。
I go shopping
わたしは買い物に行った
一番シンプルで重要なこの文を、すぐに言えるように練習します。
この辺りは、誰でも割合スムーズにできるのではないでしょうか。
■第2ステップ:
そして次にその補足文を考えます。
通常は次のようなことを言うケースが多いと思います。
「どこへ?」
「何のため(何を買いに)?」
「いつ?」
ここでは「どこへ?」を付け足してみます。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
■第3ステップ:
更に補足していきます。
次は「何のため(何を買いに)?」を付け足します。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
3: to buy some foods
食べ物を買いに
■第4ステップ:
次は「いつ?」を付け足してみます。
1: I go shopping
わたしは買い物に行った
2: to the supermarket
スーパーマーケットへ
3: to buy some foods
食べ物を買いに
4: yesterday.
昨日
■まとめ:
わたしはいつも以上のようなやり方で、スピーキングをやっています。
スラスラスラと長い文を一気に言いたいのはやまやまですが、それは
まだ先のことと思っています。
今はできるだけシンプルに英語を捉えて、メリハリのある言い方をし
て、しっかり思っていることを伝えることを第一に考えています。
ここで大事なことは、いつでも英語の語順でものごとを処理していく
ということです。
「わたしは買い物に行った」
「スーパーマーケットへ」
「食べ物を買いに」
「昨日」
という語順で理解した、考えをまとめ文を組み立てていくということ
です。並べ替えは一切やりません。
リスニングしかり。スピーキングしかり。
最初はしっくりこないかも知れませんが、意識して練習をするうちに、
必ず慣れてきます。
そしてそのやり方が身についてくると、リスニング力もスピーキング
力も急激に伸びていきます。早いスピードだと思った音声データにも、
しっかりとついていけるようになってきますよ。
あとは使える構文を少しずつ増やすことと、ボキャブラリの増強です
ね。
2013年7月3日水曜日
スピーキングのためのスラッシュ・リピーティング
今回はステップ1の「スラッシュ・音読」に続いて、ステップ2の
「スラッシュ・リピーティング」について説明します。
耳で聞いた英語をすぐにそのままオウム返しに言うのが「シャドーイング」
英語が聞こえ始めたらすぐにその英語を少しだけ遅れて、繰り返します。
そして、英語の発声が一区切りついてから、オウム返しに言い出すのは、
「リピーティング」。全文読み上げられてからリピーティングするのは、
かなりむずかしくなります。
なぜなら、全文読み上げられたあとにスタートする場合は、途中までリピ
ーティングをしているときに、聞いて覚えたつもりの記憶が薄れて思い出
せなくなっていくからです。
それでもっと細分化してリピーティングをやり易くし、且つ英語の語順を
しっかりと意識して行うことで、リピーティングと英語の語順で話すこと
によるダブル効果を狙うのが「スラッシュ・リピーティング」です。
■英語の語順を意識する
わたしは長い文を一辺に考えていくのではなく、意味のあるフレーズごと
に順番に処理していくことが、英語を早く習得する上での一つのコツだと
思っています。
ですから、リスニングをするときも、音読をするときも、リピーティング
をするときも、スピーキングをするときも、すべて意味のあるフレーズご
とに、英語の語順で進めていくべきだと考えています。
なので「リピーティング」は同じなのですが、意味のある短いフレーズ毎
に英語の語順をしっかり意識して練習するのが「スラッシュ・リピーティ
ング」なのです。
やることは簡単です。聞いたまま繰り返せばいいのですから。
手間がかかるのは、意味のあるフレーズごとに、リピーティングするため
の空白を、音声データに挿入することです。
それができたなら、あとは英語の語順でその意味をしっかりと意識しなが
ら、リピーティングを何度も何度も繰り返すだけです。
■具体的な例
例えば次のような文があったとします。
They went to a small town on the coast of Hokkaido that one of Kenji's co-workers had recommended.
彼らはケンジの同僚の一人が薦めた北海道の海岸にある小さな町に行った。
(音読パッケージ、中級レベルより抜粋)
この文をやる場合に、一つの例ですが次のようにします。
They went to a small town / on the coast of Hokkaido / that one of Kenji's co-workers had recommended.
彼らは小さな町に行った / 北海道の海岸にある / (それは) ケンジの同僚の一人が薦めた
文中の「スラッシュ」の部分に、リピート用の空白を挿入します。
スラッシュ=空白ということです。
They went to a small town
彼らは小さな町に行った
on the coast of Hokkaido
北海道の海岸にある
that one of Kenji's co-workers had recommended.
(それは) ケンジの同僚の一人が薦めた
ポイントとしては、最初は十分な長さの空白を入れて、しっかりと塊ごと
の意味を意識して行うことです。3つ目の終わりの文は、長ければさらに
2つに分けても良いでしょう。
■よりレベル高い練習方法
リピーティングなので音声を聞いてからオウム返しするのですが、慣れて
きたなら一旦その意味を理解したあと単純にオウム返しするのではなく、
理解した意味から瞬間的に英文を作り出して、声にして出すという練習を
します。
これはかなり効果のあるスピーキングのトレーニング方法になります。
お薦めです。
なお、自分で音声データを編集し、空白を挿入できるのならば問題ないの
ですが、もしもむずかしいなら 音読パッケージ の本を購入すれば良いで
しょう。
リピーティング用に空白が挿入されたCDが付属しているので。
「スラッシュ・リピーティング」について説明します。
耳で聞いた英語をすぐにそのままオウム返しに言うのが「シャドーイング」
英語が聞こえ始めたらすぐにその英語を少しだけ遅れて、繰り返します。
そして、英語の発声が一区切りついてから、オウム返しに言い出すのは、
「リピーティング」。全文読み上げられてからリピーティングするのは、
かなりむずかしくなります。
なぜなら、全文読み上げられたあとにスタートする場合は、途中までリピ
ーティングをしているときに、聞いて覚えたつもりの記憶が薄れて思い出
せなくなっていくからです。
それでもっと細分化してリピーティングをやり易くし、且つ英語の語順を
しっかりと意識して行うことで、リピーティングと英語の語順で話すこと
によるダブル効果を狙うのが「スラッシュ・リピーティング」です。
■英語の語順を意識する
わたしは長い文を一辺に考えていくのではなく、意味のあるフレーズごと
に順番に処理していくことが、英語を早く習得する上での一つのコツだと
思っています。
ですから、リスニングをするときも、音読をするときも、リピーティング
をするときも、スピーキングをするときも、すべて意味のあるフレーズご
とに、英語の語順で進めていくべきだと考えています。
なので「リピーティング」は同じなのですが、意味のある短いフレーズ毎
に英語の語順をしっかり意識して練習するのが「スラッシュ・リピーティ
ング」なのです。
やることは簡単です。聞いたまま繰り返せばいいのですから。
手間がかかるのは、意味のあるフレーズごとに、リピーティングするため
の空白を、音声データに挿入することです。
それができたなら、あとは英語の語順でその意味をしっかりと意識しなが
ら、リピーティングを何度も何度も繰り返すだけです。
■具体的な例
例えば次のような文があったとします。
They went to a small town on the coast of Hokkaido that one of Kenji's co-workers had recommended.
彼らはケンジの同僚の一人が薦めた北海道の海岸にある小さな町に行った。
(音読パッケージ、中級レベルより抜粋)
この文をやる場合に、一つの例ですが次のようにします。
They went to a small town / on the coast of Hokkaido / that one of Kenji's co-workers had recommended.
彼らは小さな町に行った / 北海道の海岸にある / (それは) ケンジの同僚の一人が薦めた
文中の「スラッシュ」の部分に、リピート用の空白を挿入します。
スラッシュ=空白ということです。
They went to a small town
彼らは小さな町に行った
on the coast of Hokkaido
北海道の海岸にある
that one of Kenji's co-workers had recommended.
(それは) ケンジの同僚の一人が薦めた
ポイントとしては、最初は十分な長さの空白を入れて、しっかりと塊ごと
の意味を意識して行うことです。3つ目の終わりの文は、長ければさらに
2つに分けても良いでしょう。
■よりレベル高い練習方法
リピーティングなので音声を聞いてからオウム返しするのですが、慣れて
きたなら一旦その意味を理解したあと単純にオウム返しするのではなく、
理解した意味から瞬間的に英文を作り出して、声にして出すという練習を
します。
これはかなり効果のあるスピーキングのトレーニング方法になります。
お薦めです。
なお、自分で音声データを編集し、空白を挿入できるのならば問題ないの
ですが、もしもむずかしいなら 音読パッケージ の本を購入すれば良いで
しょう。
リピーティング用に空白が挿入されたCDが付属しているので。
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