前回「チーズと悪夢は無関係」という記事の途中まで、スラッシュスピ
ーキングをしました。今回はその続きとなります。
前回終了した部分:
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就寝前にチーズを食べると悪夢を見ると昔から言われています。
英国のチーズ製造業者の団体が、この言い伝えについて実験を行いまし
た。
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今回対象の部分:
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調査では200人が一週間、就寝直前に少量のチーズを食べました。
しかし、悪夢を見た人は1人もいませんでした。
それどころか、72パーセントがよく眠れたと答えました。
チーズには熟睡を促す成分が含まれています。
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■1:調査では200人が一週間、就寝直前に少量のチーズを食べました。
まずは意味のあるかたまりごとに細分化します。
一番最初は「主語と動詞」です。
・「200人が」+「食べました」
⇒ 何を? → 「少量のチーズを」
⇒ いつ? → 「就寝直前に」
⇒ どのくらい? → 「1週間」
・200人が食べました / 少量のチーズを / 就寝直前に / 1週間
これを英訳しますが、この文章の最初には「調査では」という表現があ
るので、まずはこれを接続の語句として話します。
・調査では ⇒ In the study,
・200人が食べました ⇒ 200 people ate
・少量のチーズを ⇒ a small amount of cheese
・就寝直前に ⇒ just before going to bed
・1週間 ⇒ for one week.
というように、(接続詞や副詞句の部分は別として)
まず最初に「主語+動詞」をすぐに話し、そしてそれに「何を?」や
「いつ?」、「どこで」・・などにあたる補足表現をどんどん付け加え
ていく話し方を練習します。
単に全文を暗記するよりも、会話の応用力がついていくでしょう。
■2:しかし、悪夢を見た人は1人もいませんでした。
この文はどう言うべきか、少し考えてしまいます。
・人は一人もいなかった / 悪夢を見た there is no -
と言うべきか、
・誰も見なかった / 悪夢を no one had -
というべきか・・。
簡単なので後者の方で言うことにします。
文頭には副詞の「しかし」があるので、
・しかし / 誰も見なかった / 悪夢を
となり、
・しかし、 ⇒ However,
・誰も見なかった ⇒ no one had
・悪夢を ⇒ bad dreams.
■3:それどころか、72パーセントがよく眠れたと答えました。
・それどころか / 72パーセントが答えた / 良く眠れたと
・それどころか ⇒ In fact,
・72パーセントが答えた ⇒ 72 percent said
・良く眠れたと ⇒ they slept well.
■4:チーズには熟睡を促す成分が含まれています。
・チーズには含まれている / 成分が / 人々を助ける / ぐっすり寝る
ことを(=熟睡を促す)
・チーズには含まれている ⇒ Cheese contains
・成分が ⇒ an ingredient
・人々を助ける ⇒ that helps
・ぐっすり寝る ⇒ to sleep soundly.