2014年1月27日月曜日

スラッシュ入れてシンプルスピーキング(続き)

前回「チーズと悪夢は無関係」という記事の途中まで、スラッシュスピ
ーキングをしました。今回はその続きとなります。


前回終了した部分:
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就寝前にチーズを食べると悪夢を見ると昔から言われています。
英国のチーズ製造業者の団体が、この言い伝えについて実験を行いまし
た。
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今回対象の部分:
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調査では200人が一週間、就寝直前に少量のチーズを食べました。
しかし、悪夢を見た人は1人もいませんでした。
それどころか、72パーセントがよく眠れたと答えました。
チーズには熟睡を促す成分が含まれています。
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■1:調査では200人が一週間、就寝直前に少量のチーズを食べました。

まずは意味のあるかたまりごとに細分化します。
一番最初は「主語と動詞」です。

・「200人が」+「食べました」

 ⇒ 何を?  → 「少量のチーズを」

 ⇒ いつ?  → 「就寝直前に」

 ⇒ どのくらい?  → 「1週間」 

・200人が食べました / 少量のチーズを / 就寝直前に / 1週間      

これを英訳しますが、この文章の最初には「調査では」という表現があ
るので、まずはこれを接続の語句として話します。

・調査では       ⇒ In the study,
    ・200人が食べました ⇒ 200 people ate
        ・少量のチーズを   ⇒ a small amount of cheese
            ・就寝直前に     ⇒ just before going to bed
                ・1週間        ⇒ for one week.

というように、(接続詞や副詞句の部分は別として)

まず最初に「主語+動詞」をすぐに話し、そしてそれに「何を?」や
「いつ?」、「どこで」・・などにあたる補足表現をどんどん付け加え
ていく話し方を練習します。

単に全文を暗記するよりも、会話の応用力がついていくでしょう。


■2:しかし、悪夢を見た人は1人もいませんでした。

この文はどう言うべきか、少し考えてしまいます。
  ・人は一人もいなかった / 悪夢を見た  there is no -
と言うべきか、
  ・誰も見なかった / 悪夢を         no one had -
というべきか・・。

簡単なので後者の方で言うことにします。

文頭には副詞の「しかし」があるので、
  ・しかし / 誰も見なかった / 悪夢を
となり、

・しかし、      ⇒ However,
  ・誰も見なかった ⇒ no one had
    ・悪夢を      ⇒ bad dreams.


■3:それどころか、72パーセントがよく眠れたと答えました。

・それどころか / 72パーセントが答えた / 良く眠れたと

・それどころか      ⇒ In fact,
    ・72パーセントが答えた ⇒ 72 percent said
        ・良く眠れたと       ⇒ they slept well.


■4:チーズには熟睡を促す成分が含まれています。

・チーズには含まれている / 成分が / 人々を助ける / ぐっすり寝る
  ことを(=熟睡を促す)

・チーズには含まれている ⇒ Cheese contains
    ・成分が           ⇒ an ingredient
        ・人々を助ける      ⇒ that helps 
            ・ぐっすり寝る      ⇒ to sleep soundly.