英会話のレベルを上げるためには、バランスの良い練習をする必要が
あります。
リスニングだけ、スピーキングだけ・・というように長期間同じものだ
けを練習していると、どうしてももう片方のレベルがダウンしてきます。
そうならないためには、両方をバランスよく練習する必要があります。
そう言いながらわたしの場合を言うと、リスニングは過去にかなり力を
入れてトレーニングをしたので、聴き取りにはあまり問題ないと思って
います。
なので、練習のウェートは約1:2でスピーキングに力を入れているの
が実状です。
リスニングは朝のウォーキングと夜にウェブで聞くNHK英語ニュース
だけ。その他はもっぱらスピーキングの練習に注力しています。
あっそれから、去年 hulu に入ったので、毎日少しずつアメリカのドラマ
を見ています。できるだけ日本語字幕を見なで内容を理解しようとして
いるので、この時間もリスニングの時間に入ります。
あとはほとんどスピーキングの練習です。
オンライン英会話の前に準備運動としての基本文の音読、レッスンでの
会話、そしてここ最近、しばらくやっていなかった瞬間英作文の練習を
再開しています。
今日はその中でいろいろなやり方をトライし、感じていることについて
書きたいと思います。
■瞬間英作文の練習方法
通常のやり方としては、日本語訳が音声で流れて、その後一定時間の
空白があります。その間に英文を作って話します。
ちょうど話し終わったタイミングに、正しい英文が読み上げられるような
内容になっています。あとはその繰り返しです。
◇トライ1:
日本語文を聞いて、スラスラと全部を言い切れる人は、そのやり方でや
れば良いと思います。レベルが比較的高い中級くらいの人ですね。
◇トライ2:
まだ初級で全文をスラスラと・・というのがむずかしい人は、まずは日本
語文を聞いたら、その「頭出し=構文」をサッと言えるように練習すべき
だと考えています。
会話が上手になっていくためには、ある程度リズム良く会話のキャッチボ
ールが出来るようになる必要があります。
そのためにはまずは言いたいことをイメージしたときに、すぐにそのため
の構文が頭の中にスッと浮かぶようにならなければなりません。
「~をしても良いですか?」と言おうとしたときに、すぐに「Can I ~」
(~できますか)と構文を決めて、話し始めることになるからです。
わたしはこの部分がまずは、初級の人が一皮むける為の一番のキーポ
イントではないかと思っています。
◇トライ3:
もう少しレベルが上がってきたら、「構文」+「フレーズ」までをスラスラと
一気に話せるように、練習するのが良いと思います。
ですが決して「構文+フレーズ」で覚えて話すのではなく、あくまでも
「構文」→「フレーズ」 として話すべきだと考えています。
つまり「構文」を決めて話してから、間髪をいれず「フレーズ」を話して
ショートセンテンスを完成させるということです。
上の例で言うと、
「 Can I 」と言ってから「 make a reservation 」と言うのです。
こうやって、部分部分を考えて話しては、次のパートを考えて付け足すと
いう話し方が重要と考えています。
こういうやり方を意識してやって初めて、話すための応用力がついてくる
のです。
そして次は、そのショートセンテンスに、補足する単語や句を付け加えて、
全文を完成させるのです。
例えば、
「 Can I make a reservation here ? 」、つまり、
「 Can I / make a reservation / here ? 」というように話すのです。
構文を考えて話す。フレーズを考えて話す。補足表現を考えて話す・・・
という話し方ですね。こうしたやり方で練習することにより、自在に構文
やフレーズ、そして補足表現を組み合わせて話せるようになっていきます。
それが会話力のアップということになるのです!