スピーキング力をつけるには、やはり実際に話す訓練をする必要があり
ます。頭で考えただけではスムーズに言葉が出るようにはなりません。
実際に言いたいことを素早く作文し、口を動かして発声して初めて、ス
ピーキングの練習になります。
野球の千本ノックと同じで、話すことを何度も繰り返し練習することで、
思ったことをいつでもスムーズに話せるようになっていくものだと思っ
ています。
ボールが転がってきたら、自然に体が反応してグローブが出てボールを
掴み、流れるように1塁へボールを投げる・・というようになるための
練習と同じだということです。
日本にいて通常の生活をしていると、ほとんどこういった英語を話すと
いう機会がありません。そのままだとどんどん会話力が低下していって
しまいます。
自分でしっかり考え計画し、実践してレベルダウンを防ぐしかありませ
ん。
そういうわたしも今年は、TOEICを意識してスピーキングの練習は
あまりやっていませんでした。リスニング練習はしっかりやっていたの
ですが・・。
するとやはりオンライン英会話レッスンで、その影響が現れてきたので
した。話している文章の構成に自信が持てない・・という形で。
そして結局、次の2つの練習を再開したのでした。
1)基本文の音読:
自己選定した基本110文に臨場感溢れる感情こめて音読
2)瞬間英作文:
ピックアップした138の英作課題を、何度も何度も繰り返す
この2つの練習を繰り返すことにより、英語の語順、各フレーズの構成
について、自信を持って並べ言えるようになりました。
やはりこの「音読」と「瞬間英作文」というのは、スピーキング練習に
は欠かせないものだと思っています。
■スーパースピーキング
あなたは東京SIM研究所の「スーパースピーキング」を知っているで
しょうか?
英語の語順で各パートの翻訳が示され、すかさずその翻訳を英作文して、
発声していきます。
例:
まず最初に「S+V」を話します。
1)「彼は~をしました」⇒(なぜ )という疑問が出る
2)「~なので」 ⇒(どこで) 〃
3)「~で」 ⇒(いつ ) 〃
4)「昨日」 ⇒ 文が完結
という形で、文の構成は「英語の語順で」となっており、話す語順はあ
らかじめ決められています。そのあらかじめ決められた語順で、何度も
繰り返すことが「英語の語順で理解する」ということに繋がっていくと
いうわけです。
■瞬間英作文
しかし、瞬間英作文ではあらかじめ話す順序が決められているわけでは
ありません。通常の日本語課題文が読み上げられ、それを聞いたら素早
く英文に翻訳しながら発声するという、単純なものです。
課題文を聞いたら、できるだけ短時間で翻訳しながら話すというもので、
単純ですが慣れるまでは結構むずかしいところがあります。
一瞬の中で、
・適切な文型を決める(構文を選ぶ)
・SとVを見つけ発声する
・補足部分を次々に付け加えながら発声する
というように進めることになります。
もしも適切な文型を選べなかったり、正しくSとVを見つけられないと、
正しい文章にならなくなったりします。
この「適切な文型の選択」と「正しいS+Vを見つける」が、重要な2
つのキモになるのではないかと思います。
しかし実際の日常会話では、自分の言いたいことを話そうとするときは、
必ずこの2つの作業からが始まりますので、そういう意味でこの練習は
重要な訓練であるとも言えるのではないでしょうか。
現時点、瞬間英作文の本とCDは持っており、スーパースピーキングは
高額なため未購入なので、まずは当分の間、瞬間英作文の練習を継続す
ることにしたのでした・・。