何に気をつけて、どのようにやれば、サッと話せるようになると思いま
すか?
わたしは「主語+動詞」がポイントだと思います。
グロービッシュ英語をやってきて、まず「主語」を何にするのかがとて
も大事だとわかっています。
なので
・適切な「主語」を素早く選び、
・「主語+動詞」という形でサッと言う
ことだと思います。
まずこれを言ってから、そのあとゆっくり副詞句などの補足表現を、順
に話せば良いのです。
次の文型一覧を見てください。
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第1文型 S+V
第2文型 S+V+C
第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C
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誰でも知っている英語の5文型ですね。
ここになってまたこの文型一覧をじっくり見直して、新たに再認識させ
られたことがありました。
それは何かというと、すべての英文を代表する5文型において、どの文
型も最初は「S+V」だということです。つまり「主語+動詞」です。
ほとんどの方は、「何をいまさら!」と思われることでしょう。
ですがここで言いたいことは、どんな文でどう言おうとも、まずは
「主語+動詞」をサッと言えば良いということなのです。
「主語+動詞」をサッと言えれば、まずは50点です。
50点分は相手に意思を伝えることができるということです。
そのあとで「O」や「C」を言えば良いのです。
しかしあくまでも主人公は「主語+動詞」ですが。
従って「主語+動詞」をサッと言えれば、50点ではなく60点くらい
の価値があるでしょう。
話すことに苦戦している人は、あまり欲張らずまずはこの「主語+動詞」
だけをサッと言う練習をして、この60点をしっかりものにするように
したらどうでしょうか?
1)適切な「主語」を素早く決める。
2)「主語+動詞」をサッと言う。
です。
少し練習をしてみましょう。
■1:ここにあるもの、どれでも飲んでいいよ。
1)主語は何?: 誰が飲むのか?⇒「あなた」
2)主語+動詞: You can drink
まずここまでをサッと言えれば60点。
あとは、
・「どれでも」 ⇒ anything
・「ここにあるもの」 ⇒ ややこしく考えない ⇒ from here.
You can drink / anything / from here.
■2:研究発表の準備ができました。
1)主語は何?: 誰が準備したのか?⇒「わたし」
2)主語+動詞: I'm ready (to present)
ここは I'm ready で良いのですが、be ready to ~が熟語なので、わ
たしは一気に I'm ready to present まで一気に言うようにしています。
・「研究」 ⇒ my research.
I'm ready / to present / my research.
■3:到着が遅れましたことを、お詫び申し上げます。
1)主語は何?: お詫びしているのは誰?⇒「わたしたち」
2)主語+動詞: We apologize
・「到着の遅れ」 ⇒ むずかしく考えず、遅れに対して(お詫びする)
⇒ for the delay.
We apologize / for the delay.