本について、ご紹介させていただきました。
さすがAmazonの英語本ジャンルで1位です。本を購入してその内容を
見て、やはりこれは・・と思ったのですが、そこでふと感じたことは、
「英語を話せるようになりたい!」
という人や、
「英語をもっともっとスムーズに話せるようになりたい!」
と強く思っている人が多いなということです。
そういう人が多く、そしてそれらの人が「この本はもしかして・・」と
感じてすぐに反応したことが、Amazon1位という結果につながったのだ
と思います。
言い方を変えると、日本の文法にこだわった正解/不正解という学問と
してのやり方をやってきたのでは、話せるようにならないということで
すね。
その正しい/正しくないという問題を解くということを、あまりにも中
心にしてやってきたため、「正しいとはっきりわかっていなければ話せ
ない病」にかかってしまっていると感じます。
この本を読むと、「もっともっと英語を簡単に考えて、まずは自分で言
えるようなやさしい英語から取り組みなおそうよ!」と著者が述べてい
るように思います。
この本をしっかり読めば、「むずかしい英語」のくびきから解放されて、
「自信なければ話せない病」を克服するきっかけを作ることができると
信じています。
■5歳児日本語の5つのルール
前置きが長くなってしまいましたが、5歳児の日本語で考えるとはどう
いうことなのか、その考え方の5つのルールをご紹介します。
◇ルール1:分けて短くする
・なるべく文を切って、短く話すようにする
・関係代名詞は使用しない
◇ルール2:大胆に省略する
・全部をきっちり伝えようと頑張らない
・大体伝わればいいと割り切る
(完璧主義は英語マスターの敵)
(文法問題100点主義が英会話の足枷)
例:納豆ってなんですか?
発酵した大豆(辞典の説明はこのように少しむずかしい)
⇒大豆/日本の伝統的食べ物・・という簡単な説明でも良い!
◇ルール3:具体的にする
・日本語にはあいまいな表現が多い
・具体的に何が言いたいのか?
◇ルール4:意味を考えて言い換える
・辞書を引くのを我慢
・言葉の意味を考えて言い換えてみる
◇ルール5:そもそも何が言いたいの?
・本当に言いたいことは何か?
・5歳児にわかるレベルに言い換えると・・
■ルール1と2使っての例
ルール1と2を使ったらこうなる・・という例が載っていましたので、
紹介します。
例文:
「前に座っている赤ちゃんが、尋常ではない声で泣きっぱなしだった。」
1)まずは2つの文に分ける。
・前に赤ちゃんが座っていた
・尋常ではない声で泣きっぱなしだった
2)英語にするのがむずかしいところは省略する。
・前に赤ちゃんが座っていた ⇒ 前に赤ちゃんがいた
・尋常ではない声で泣きっぱなしだった ⇒ たくさん泣いていた
3)これを英語にすると、
・There was a baby in front of me.
・The baby was crying a lot.
となり、これで言いたいことは十分に伝わるんだということですね!
☆「英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!」
きこ書房、奥村美里著 から抜粋させていただきました。