なポイント(だけ)をご紹介しました。
まだ詳細については書いていなかったので、引き続き説明していきたいと
思います。
■意味を捉えていく単位について
英語耳を作っていく訓練をする上で、とても大事なことがあります。
それは何かというと、意味を理解していくためのかたまりを、どうするかと
いうことです。
ある英語をリスニングするときに、単語単位で意味を理解していくのか、
それとも一気に全文を翻訳していくのかということです。
結論からいうと、わたしはある適当な長さのフレーズ単位で、意味を捉える
ようにしています。
例をあげます。
たとえば次のような文があるとします。
・ It is easy for me to drive a car.
わたしには車を運転することはやさしいです。
この文章をどうやって理解していくかというと、次のように3つのパートに
分け、そしてその語順で意味を理解していくというふうにしています。
3つというのがポイントではなく、ある適当な意味のあるかたまりごとに、
というのがポイントです。
・ It is easy / for me / to drive a car.
英文をリスニングしているときに、各パートごとに瞬時にその意味を理解
していきます。
理解するというのは「日本語に翻訳する」ではなく「 意味を認識する 」と
いう感じです。
言い換えると、「 意味をイメージする 」というふうにも言えますね。
・ It is easy / for me / to drive a car.
↓ ↓ ↓
それはやさしい / わたしにとって / 車を運転することは
■意味を掴む上で大事なこと
ここで大事なことがひとつあります。(自分で思っているだけですが)
意味を日本語に翻訳すれば、はっきりクリアに意味を理解できます。
しかし翻訳しないようにして、意味をイメージする(=感じる)というだけだ
と、クリアではないアバウトな感じでの理解になります。
少しもどかしく感じると思いますが、わたしはこの感覚に慣れていく必要
があると思っています。
それはなぜかというと、相手の速いトークスピードについていき、同じスピ
ードで理解をしていくためです。
いちいちクリアに理解して・・とやっていると、まったく相手のスピードには
ついていけません。
そしていずれは、あまりにも遅れてしまい、まったく意味が掴めない状態
になってしまいます。
最初はそのアバウトさがもどかしく感じられるのですが、何度もそのフレ
ーズを聞いているうちに、かなりクリアに認識できるようになってきます。
繰り返しですね。
前に書いたように、「グッドモーニング」は翻訳せずにクリアに意味が理解
できる・・ということと同じです。
■語順の通りに理解
それからもうひとつ意識したことがあります。
何かというと、 英語の語順で理解していく ということです。
日本語の語順に直してやらないと、やはりアバウトな理解となり少しもどか
しい気がしたものです。
しかし、これも相手の速度についていくため、および大事な順に理解して
いくという観点から、慣れていく必要があるのです。
わたしは東京SIM英語をやっていますが、そこでは anticipation(期待)
が重要・・と言っています。
つまり最初のフレーズ(多くの場合は主語と動詞)を聞いて、まずは一番
言いたいことを理解し、次に何がくるのか・・と期待して次のフレーズを聞
くことが大事だ・・というものです。
「なるほど!」と思いました。
今日はここまでです。
次は英語ニュースをBGMにしていることについて、書きたいと思います。