のが単語の暗記。
メモに書いていつも持って歩き、時間あるときにチラチラ目を通す一般的なやり方
から、コンピューターソフトを使って覚えるようなやや複雑なものまであります。
当然ですが、簡単に覚えることができて、長く忘れない方法がベストですね。
人間の暗記力が最大なのは中学生くらいまで。あとは残念ながら、年を取るととも
にもの覚えが悪くなり、忘れる能力はどんどん発達していきます。
ですから、社会人になりある程度以上の年齢になってから覚えようとする場合は、
若いときと同じようなやり方をしていては、あまり効果が期待できません。
昔と同じやり方で一生懸命に努力しても、覚えたそばから忘れてしまうのでは、
あっという間にやる気を失ってしまいます。
■時間を「細切れ」で使う
しかし、時間を「細切れ」にして使うことさえ覚えれば、驚くほど簡単に覚えること
ができて、長く忘れないコツを身に付けることができます。
それでは時間を細切れに使うとは、具体的にどうやるのでしょうか?
わかり易いように、例を上げて説明しましょう。
例えば、次の五つの例文を覚えてましょう。
日本文と英文を見て、英文を暗記します。
そして日本文が読み上げられたら、対応する文を英語で言えるようにします。
制限時間は30分です。
1)わたしは毎朝6時に起きます。
I get up at 6 am every morning.
2)それは3つ目のブロックの右側にあります。
It's on the third block on your right.
3)図書館には地下鉄でどうやって行くのですか ?
How can I get to the library by subway ?
4)もう少しゆっくり話してもらえませんか ?
Wil you speak more slowly ?
5)そのドレス、よく似合いますよ。
You look so nice in that dress.
■今までのやり方と細切れのやり方
今までのやり方は、この30分を一度に使ってしまっていました。
しかし、新しいやり方は、例えば一回5分として6回に分けて使うようにします。
もちろん、初めの5分では全部覚えられないでしょう。
しかし、5分間集中して暗記したら、とにかく一度やめてしまいます。
そして、しばらく休憩してからまた5分間というように、6回繰り返します。
このように「細切れ」にして繰り返し集中しているうちに、いつの間にか全部が頭
に入ってしまいます。
■好きなとき短時間で
不思議なことに、このように短い時間集中して覚えた記憶は、長く忘れないもので
す。人間の脳は、もともとそのようにできているのだと言えます。
時間があまりないということが、適度なストレス(緊張感)となって脳を刺激して、
良い結果が出るのかもしれません。
この方法は、1日うちの好きな時間に、短時間でできるのでとても便利です。
やってみるとわかりますが、とても効果的なやり方ですので、是非あなたもトライ
してみてください。