2014年5月27日火曜日

出てこない単語を説明する力を養う

さて今回は単語が出てこなかったとき、その意味をどう相手にわかり易
く説明するか・・という課題をやってみます。

ずばりその単語は、「television」。

相手にテレビというものを説明したいのですが、あなたはこの単語を知
りません。あるいはあなたは知っていますが、相手がこの単語を聞いて
も、その意味を知りません。

さてあなたは、どう簡単に説明しますか?

上級者の方にはとても簡単な課題でしょうが、初級の人にとってはある
単語が出てこないときに、いかにそれを知っている単語を使って説明で
きるかということは、とても大事な課題です。

それができるとできないでは、大きな会話力の差になります。

つまり、このことができるようになると、もう初級は卒業して中級への
階段に足を掛けるていることになります。

なので、この説明能力を鍛えることは、自分の会話力を伸ばす上で本当
に必要なことだと考えています。


さてやってみましょう!「television」の説明を。
あなたはどう考え、どのように説明しますか?


■説明の考え方

わたしは単語を説明しようとするときは、いつも2~3つのポイントを
イメージし、それを短文で説明するようにしています。

①所属するグループ: それが何のグループに属するか
②ある場所       : どこにそれがあるか
③機能、特徴     : それはどんな働き、機能を持っているのか

このように説明することで、まずは広すぎる範囲の中で、どのエリアの
ものなのかを絞り込み、イメージさせます。

次に、それを見つけることができる場所を示します。
さらに場所のイメージをさせます。

そして、そのものの働きや機能などを説明し、ターゲットを絞り込みを
させます。   
                                   キーワード1:
  ①所属するグループ → 家電製品の一つ
  ②ある場所        → 居間に置いてある
  ③機能、特徴      → 映像と音声を出す(番組やニュースを映す)

という感じです。

あとはそれぞれを簡単な文にして、順に説明をしていくというやり方で
す。

上の①②③は、説明のためのキーワードですが、このやり方に拘らず、
サッと3つくらいの特徴をイメージして、それを説明するというやり方
もあります。

キーワード2:
  ・四角い箱
  ・電気で作動する
  ・スクリーンがあり画像と音声が出る
  ・ニュースを見れる

キーワード3:
  ・電子装置である
  ・スクリーンがある
  ・面白い番組やニュースを映し出す


■説明をトライ(キーワード3で・・)

  ①それは電子装置です ⇒ It is one of electronic equipment.
  ②スクリーンがある     ⇒ It has a screen.
  ③面白い番組やニュースを映し出す
            ⇒ It shows us some interesting programs and news.

  Television is one of electronic equipment.
 It has a screen which shows us some interesting programs and news.


■ロングマンの説明

さて英英辞典のロングマンで調べてみると、次のようになっていました。

a piece of electronic equipment shaped like a box with a screen,
 on which you can watch

これを参考にして、いくつかの短文にして説明すると、

Television is a piece of electronic equipment.
The shape is like a box.
And it has a screen, on which you can watch.

というよに説明することもできます。

完璧という説明にはほど遠いかも知れませんが、とにかく自分の知って
いる単語を使って、相手にわかり易く説明する。

この力を何としてもものにして、早く中級へステップアップしましょう!


2014年5月18日日曜日

知っている単語で話すための発想法

あるとき、次のような会話があったとします。
それはとても型破りな発想ですね。

サッと英語で言えますか?
      ・
      ・
      ・

やさしそうな文ですが、サッと言おうとするときにポイントとなるのは、
「型破り」と「発想」という言葉。

別に自分で日常会話の際、「型破り」などという単語は知らないので使
わないのですが、あることを言いたいときに肝心の単語を知らないとい
うことは多々あるので、言い方を換えて話すための発想法はとても大事
だと思っています。

なので、まずはクイズのように考え真剣に頭の体操をしてみました。


■「型破り」をどう言い換えるか?

まず「型破り」の意味は「人と大きく違う」「とっぴな」「型にはまら
ない」というあたりが近い意味。

また、ほとんどのケースは「(人の発想を超えた)すばらしい」という
意味でも言うことができると思います。

今回わたしはたまたまですが、「人と大きく違う」に相当する英単語、
unique」を知っていましたので、この単語で言うことにしました。

ちなみに、「とっぴな」は「off the wall」、「型にはまらない」は
unconventional」、「すばらしい」は「amazing」で、これらの単語
を使っても話せそうです。


■「発想」をどういい替えるか?

「発想」の意味は、考え、概念、観念・・などがあり、辞書を引くと
notion」という単語が出てきました。

あいにくこの単語もわたしの頭には出てこなかったのですが、すぐに
思いついたのが「idea」。

「考え」とか「着想」、「思いつき」との意味で考えたのですが、
あとで辞書を引いてみると、しっかり「発想」という意味も上げられ
ていました。


■言い換え文

That is a very unique idea.

拍子抜けするほど簡単な文になりました。



■もう1問!

今度は次の文です。
昨日、仮病だったんでしょう?

サッと英語で言えますか?
      ・
      ・
      ・

ここでのポイントとなる単語は「仮病」ですね。
辞書では「pretended illness(sickness)」と出ていました。

確かに「pretend」は「うその」とか「装う、ふりをする」などの意味
なので、この単語を使い「病気の振りをしていたでしょう」ということ
もできますね。

ですがここでは、もっと簡単な誰でも言えるような表現にすべきと考え、
「仮病」の意味を考えると、「病気でなかった」とか「本当に病気だっ
たの?」と聞くのが良いと判断。

Yesterday, you weren't really sick, were you ?
あるいは、
Were you really sick yesterday ?
としました。

これなら言えますよね!



2014年5月12日月曜日

素早く簡単にシンプル作文しながら話す

日常会話の中で、この手の文章が一番多いような気がします。
意味のあるかたまりが2つか3つのものが。

このくらいの文を日本語を介さずに、すぐに英語でまとめながら話し始
れるようになるのが、第一歩ではないかと思います。


■2グループの文例

1)その悪いニュースを聞いて残念です。
      ↓
日本語文なら上のような文になりますが、すぐに英語で話し始めるのな
ら、まずは(構文)&主語+述語。

・わたしは残念です       ⇒ I was sorry
・その悪いニュースを聞いて ⇒ to hear the bad news.

I was sorry / to hear the bad news.


2)わたしは本を少し借りるため、図書館に行った。
      ↓
これも同じです。まずは主語と述語ですが、目的語までは一気に。

「わたしは行った/図書館に」 となるところですが、このような文は目
的語まで一気に言った方がシンプルな感じがします

・わたしは図書館に行った ⇒ I went to the library
・少しの本を借りるために  ⇒ to borrow some books.

I went to the library / to borrow some books.


3)あなたは何か書くためのものを持ってますか?
      ↓
2)と同じ構成です。一気に目的語まで

・あなたは何か持ってますか ⇒ Do you have anything
・書くためのもの        ⇒ to write with ?

 Do you have anything / to write with ?


■3グループの簡単な例

1)わたしは来年、ロンドンに行くことを決めた。
      ↓
・わたしは決めた    ⇒ I decided
・ロンドンに行くことを  ⇒ to go to London
・来年           ⇒ next year.

I decided / to go to London / next year.


2)わたしは今日、することが無い。
      ↓
・わたしはもっていない ⇒ I don't have anything
・することが        ⇒ to do
・今日           ⇒ today.

I don't have anything / to do / today.


3)彼女はあなたにまた会えて、喜ぶでしょう。
      ↓
・彼女は喜ぶでしょう  ⇒ She will be glad
・あなたに会えて     ⇒ to see you
・また           ⇒ again

She will be glad / to see you / again.


繰り返しになりますが、これから話せるようになりたいと考えている方
は、まずはこのくらいのシンプルな文を、自在に話せるようになるのが
第一ステップではないかと思っています。

2014年5月5日月曜日

文を意味のある固まりで分割するが・・

前回の記事の例2では、
I am going to buy / some alcohol drinks / at the store.
と書きました。

瞬間的に作文し話す場合、まずすぐに「構文」を決めてそのあとに、
「主語+動詞」を話すとしました。まずすぐに言いたいことの結論を言
うのが英語の考え方と。

しかしわたしは応用力を考えた場合、少し違う位置にした方が良いので
は・・という考え方をしています。

それは間違っている・・と言われそうで、あまり口では話さないように
しているのですが。


■考えている分割位置

実はある理由から、わたしは次のように分割するのがより合理的ではな
いかと思っています。

I am going to / buy some alcohol drinks / at the store.

というようにです。
「わたしは~(する)つもりだ」
        「アルコールドリンクを少し買う」「その店で」

1)構文を決める  ⇒ ~つもりだ  ⇒ I am going to
2)言いたいこと   ⇒ ~を買少しう ⇒ buy some alcohol drinks
3)補足表現追加 ⇒ その店で   ⇒ at the store.

わたしは「構文+主語」、そして「動詞+目的語」、さらに「補足」
とした方がやり易いように思うのですが、やはり掟破りなのでしょうか?

この方が「構文」は構文だけを瞬間的に決められるように練習し、言い
たいことについては、「動詞+目的語」をセットで覚えた方が、よりス
ムーズに記憶ができ、スムーズに引き出せると考えています。

もちろん話すときには一気に I am going to / buy some alcohol drinks
まで言い切るようにはするのですが・・。


■もう一つの例

もう一つ例を上げてみます。
次のような文を言いたいとき、どう言うのかです。

Can I borrow a pen ?

「主語+動詞」を先になら、Can I borrow / a pen ? となります。

しかし、わたしは「構文+主語」でまず Can I、そしてペンを借りる
borrow a pen ? だと思うのです。

Can I / borrow a pen ?

やはり、おかしいかなー・・?

この考え方は正しく理解しておくべき重要なポイントだと思うので、次
のオンラインレッスンのときに先生に確認してみたいと思います。