2014年6月28日土曜日

暗記は時間を「細切れ」に使うのがコツ

英語力のアップにはボキャブラリ増強が欠かせませんが、意外にみんな悩んでいる
のが単語の暗記。

メモに書いていつも持って歩き、時間あるときにチラチラ目を通す一般的なやり方
から、コンピューターソフトを使って覚えるようなやや複雑なものまであります。

当然ですが、簡単に覚えることができて、長く忘れない方法がベストですね。

人間の暗記力が最大なのは中学生くらいまで。あとは残念ながら、年を取るととも
にもの覚えが悪くなり、忘れる能力はどんどん発達していきます。

ですから、社会人になりある程度以上の年齢になってから覚えようとする場合は、
若いときと同じようなやり方をしていては、あまり効果が期待できません。

昔と同じやり方で一生懸命に努力しても、覚えたそばから忘れてしまうのでは、
あっという間にやる気を失ってしまいます。


■時間を「細切れ」で使う

しかし、時間を「細切れ」にして使うことさえ覚えれば、驚くほど簡単に覚えること
ができて、長く忘れないコツを身に付けることができます。

それでは時間を細切れに使うとは、具体的にどうやるのでしょうか?
わかり易いように、例を上げて説明しましょう。

例えば、次の五つの例文を覚えてましょう。

日本文と英文を見て、英文を暗記します。
そして日本文が読み上げられたら、対応する文を英語で言えるようにします。

制限時間は30分です。

1)わたしは毎朝6時に起きます。
    I get up at 6 am every morning.

2)それは3つ目のブロックの右側にあります。
    It's on the third block on your right.

3)図書館には地下鉄でどうやって行くのですか ?
    How can I get to the library by subway ?

4)もう少しゆっくり話してもらえませんか ?
    Wil you speak more slowly ?

5)そのドレス、よく似合いますよ。
    You look so nice in that dress.


■今までのやり方と細切れのやり方

今までのやり方は、この30分を一度に使ってしまっていました。

しかし、新しいやり方は、例えば一回5分として6回に分けて使うようにします。
もちろん、初めの5分では全部覚えられないでしょう。

しかし、5分間集中して暗記したら、とにかく一度やめてしまいます。
そして、しばらく休憩してからまた5分間というように、6回繰り返します。

このように「細切れ」にして繰り返し集中しているうちに、いつの間にか全部が頭
に入ってしまいます。


■好きなとき短時間で

不思議なことに、このように短い時間集中して覚えた記憶は、長く忘れないもので
す。人間の脳は、もともとそのようにできているのだと言えます。

時間があまりないということが、適度なストレス(緊張感)となって脳を刺激して、
良い結果が出るのかもしれません。

この方法は、1日うちの好きな時間に、短時間でできるのでとても便利です。
やってみるとわかりますが、とても効果的なやり方ですので、是非あなたもトライ
してみてください。


2014年6月19日木曜日

3度目の英語が話せるようになって感激した瞬間

さて英語が話せるようになったと感じて感激した3回目の瞬間とは、
オンライン英会話レッスンをやって、ちょうど1年目になったときで
した。

それ以前まではレッスンを少し負担に感じながら、そしてレッスン中
にはかなり緊張しながらやっていました。

早く上手に話せるようになりたいと、まだまだ頑張って英会話をして
いたときで、英語はまだ自分のものにはなっていないなぁ・・という
ように感じていました。

そして1年間頑張って続けたあるときに、
 「あっ、リラックスして楽しみながら世間話ができるようになった!」
と、ふと感じたのでした。

すごい感激をした1回目とは違いますが、何かふっきれたというか、
ある峠を乗り越えることができたと感じて、何か心にグッとくるよう
な満足感を感じたのでした。

その頃、レッスンを続けてきて5つのポイントについて、次のように
感想を書いていました。


1:レッスンを負担に思う気持ち

夜にまだ予定が残っている・・ということを、少し負担に思っていた
が、今はオンライン英会話をやることについて、ほとんど負担とは思
わなくなった。

それだけ英会話することに慣れて、構えてするような姿勢が取れたか
らだと思っています。


2:説明能力について

特に焦ることがなくなった。「Just a moment, please.」といって確
認してから、落ち着いて会話を続けれるようになりました。

英語で話す相手に対して、自分で自分に特別なプレッシャーを感じる
ようなことがなくなったということ。


3:頭の英語モードへの移行

以前、あれほどいつも「どうやったら早く英語モードに切り換えられ
るんだろう?」と悩んでいたのですが、ここ最近はまったくそういう
ことを考えなくなりました。

英語モードになかなか切り換わらなくて、ドタバタするようなことが
ほとんどなくなったためです。


4:英会話レッスン中の状態(緊張度)

レッスンを始めた頃は、通常の精神状態を100%とすると、1.5
倍の150%程度の精神稼働アップ状態だったと思います。

今は普段よりわずかにアップして110%程度の状態くらい。特に高
ぶった状態ではなく、リラックスして会話ができるようになったなぁ
と強く感じています。


5:会話能力の変化

英語力が上がったという感じよりも、自分のもっている英語力に対し、
活用力が上がったと感じています。

持っている知識を100%としたときに、それを使いこなす力は以前
は5~10%程度と、本当に低いレベルでした。

それがオンラインレッスンをやって1年ほど経ち、40%くらい使え
るようになったかなというレベル。

時間たっぷりでゆっくり吟味できるのなら100%発揮できると思い
ますが、何しろオンラインレッスンはライブで即答する必要があるの
で、まだまだ50%くらいの実力発揮度かなと思っています。


以上のように、やはりオンライン英会話レッスンを続けてやっていた
ので、一皮むけることができたように感じています。

現在でも、英語のレベルアップを図るというよりは、知っている中学
英語を100%、実践で使いこなせるようになることが、まだ当面の
目標です。

楽しく日常会話をするためには、まずはそれで十分だと考えています。

2014年6月14日土曜日

2回目の英語を話せての感激は香港で

英語がしっかり通じて感激した2回目は、香港でのことでした。

慣れた日常会話とは違う場所での、今までまったく話したこともない
ような話題の会話でした。

そして、それがしっかり通じて目的を達成することができたので、ホ
ッとしながら自分の英語にさらに少し自信が出てきたのでした。


■香港

ときは2011年、場所は香港国際空港内のHSBC銀行支店。



すでに英語は話せるようになっていたのですが、もっぱら日常会話だ
けだったので、銀行に行って口座解約の手順を教えてもらい、そして
それを実行してもらうことに、少しだけ不安を感じていたのでした。

単純な口座解約ではなく、Savings(HK$の預金)とCurrent(当座預金)、
それからJPY Savings(日本円の預金)の3つを活用してきており、そ
れぞれ両替や移動の操作を先にしてもらう必要がありました。

それらを精算してから、口座の解約をする必要があったからです。


■銀行での会話

時間さえかければ問題は無いのですが、何分窓口に立ってその一連
の話をする必要があり、ガラス壁のマイクとスピーカを通しての会話で、
とても聞き取りにくかったのです。

さらには、そのうしろに大勢の順番を待っているお客さんが並んでい
て、みんながこちらに「早く終わらないかなー」と、強い視線を投げか
けてくる前で話を進める必要があったからです。

そんなプレッシャーの中でマイクとスピーカーを通じて会話し、順に
作業を進めてもらいました。

パスポートを提出したあと、何度も質問と返答を繰り返して、ようやく
全作業を終了したのでした。


■緊張と集中の中で

時間でいうと20分くらいだったと思います。

そんなに長い時間ではありませんが、他のお客さんのプレッシャーの
前で、担当員の言うことを一言一句聞き漏らさないよう集中して聞き
取りました。

返答には、誤解されることのないよう、できるだけシンプルで明確な
話し方をするようにしました。長々とした文で話すと、言いたいことを
間違える心配があるからです。

作業がすべて終わって窓口から離れたときは、緊張して疲れたなと
いう気持ちよりも、普段慣れない場所でしっかり英語で対応し、目的
を達成できた充実感がみなぎっていました。

「あー、英語が話せて良かった!」

2014年6月3日火曜日

初めて英語が話せるようになったと感じた瞬間

まったく英語が話せなかった自分が、中年になってからあるきっかけで
勉強を再開し、そして
  「俺は英語が話せるようになったんだ
  「英語が話せて良かった!
と感じた瞬間が3回ありました。

1回目は、本当に英語で話したとき。
2回目は、海外で銀行のアカウントのクローズができたとき。
そして3回目は、オンライン英会話レッスンが苦しくなくなったとき
でした。

つまりその3回というのは、実際に英語を使う体験をすることで、自分
の会話レベルがアップしたと感じたときでした。

人それぞれ環境が違うので、同じ英語を話せるようになる過程であって
も、そのシチュエーションはまったく違うことが多いでしょう。

しかし、何をやってどういう体験をしたので、英語が少しずつ話せるよ
うになって行ったのか、何がそのときのポイントだったのかは、参考に
なるのではないかと思います。

昔のその頃を懐かしみながら、そのときのことを少し細かく書いてみた
いと思います。


■第1回目:ベトナム日本人クラブ編

かつて仕事の関係でベトナムへ派遣されたことがありました。
スポットの海外出張を別にすると、これが初めての海外長期間滞在でし
た。

そのときに一緒に仕事をすることになったリーダーは、かつてシンガポ
ールでの滞在経験があり、英語がスラスラ話せる人でした。

シンガポールで英語を覚え、シングリッシュが堪能になっていたのでし
た。

あるとき、夕方5時に仕事終わった後、「今晩、一緒に食事どう?」と
誘われて、二つ返事でついて行きました。行き先は日本料理店。

味付けが微妙に違うのですが、それはまさに日本料理の数々。久しぶり
に懐かしい日本料理をたべました。もちろんビールなどもたっぷり飲ん
でほろ酔い気分。

そして終りに近づくと、「さて、英語の練習に行くか?」と誘われまし
た。どういう意味かわからなかったので聞いてみると、日本人クラブに
行くとのこと。

そこでは女性スタッフが横に座って、話し相手になってくれるようです。
言葉は「ベトナム語」か「英語」、そしてほんの数人は「日本語」を話
せるようです。

そのリーダー曰く、英語の話せるスタッフを指名し英語の雑談をしなが
ら、英語の感覚を取り戻したいのだとのこと。

そして、
「君も練習したらどう?」
「ベトナムでは日本語は通用しないし、通じるのは英語だけ」
「この際、覚悟を決めて英語をやってみたら?」
・・と。


■さあ、出発!

そして・・・まっすぐその日本人クラブへ向かったのでした。
その店の名は「You」。どうも日本人が経営している店のようでした。

タクシーが店の前に到着すると、すぐにボーイさん?が出てきて、タク
シーのドアを開けてくれました。降りるとすぐに店のドアを開けてくれ
て奥の小部屋に案内されました。

店の雰囲気は少しうす暗くなっていて、ところどころスポットの照明で
部分的にボーっと明るくなっています。

落ち着いた雰囲気で、相手がムードたっぷりに見えるような演出になっ
ているようでした。

小部屋に入ると四角くソファが置かれていて、横に座った人と親しく
話ができ、そして他のソファに座ったメンバーとも会話ができるような
セッティングになっていました。

ソファに座るとすぐに数人の女性スタッフが入ってきて、順に紹介され
相手を指名しました。わたしは日本語が話せず英語が話せる人を確認し、
その人を選びました。

スタッフが横に座りいよいよ英会話です。
ずい分ドキドキしながら話していたのを覚えています。

Nice to meet you. My name is ○○. Please call me △△.」
 ・
 ・
とまずはお互いに自己紹介。そして英語での雑談です。


■戦闘開始!

頭の中で文を組み立て、できたらそれを相手に話す。
相手が返答してきたら、聞き洩らさないよう必死に集中してその文を訳
して意味を掴む・・・ということを繰り返しました。

今考えると、本当に疲れるような緊張した会話だったと思います。

そしてお酒もまわり相手に対する警戒心もほぐれ、少しずつ会話もギク
シャク感が消えていきました。

Where do you live now ?
How did you come here today ?
Hanoi is your hometown ?
What do you do on the weekend ?
Do you like driving your motor-bike ?
        ・
       ・
別に先手必勝ではありませんが、会話が途切れて空白のシラーっとした
瞬間ができないよう、とにかく質問を繰り返していたのを覚えています。

相手はネイティブの英会話学校の先生ではないので、ずい分くだけた話
もしました。

How old are you ?」を言ったのは、会話開始してすぐに聞きましたし、
Do you have a boyfriend ?」など、少し突っ込んだ質問もしました。

相手のスタッフは大学出てすぐに方で、学校で英文科を選んだようで、
かなり発音も聞き易かったと思います。

会話の練習をするのなら、ノンネイティブの女性が気楽に会話ができて
本当に良かったと思いました。

だんだんくだけた話もするようになると、雰囲気も盛り上がってきます。
そうなると早いもので、あっという間に終了です。

正味50分程度の時間だったと思いますが、1対1でこんなに長く話し
たのは初めてでした。

このとき、自分で自分にすごく感動しながら、

自分もついに英語が話せるようになった!
50分も1人で話し続けた・・」
英語で海外の人と話すのは楽しい!

と感じたのでした。


■きっかけになった海外生活

当時、ベトナムのハノイで何かをするにはベトナム語を話すか、英語を
話すかのどちらかでした。

ローカルの店や食堂、床屋などはベトナム語で、ホテルやレストラン、
スーパーマーケットなどは英語が通じました。

とにかく英語を少しでも話せるようになろうと考え、毎朝5分間基本文
の音読をしており、それがしっかり頭に入っていたから、今回の50分
の会話ができたのでした。

このときに本当に強く感じたことがあります。
早朝5分の基本文音読、恐るべし!

(続く)