2012年8月19日日曜日

◆英語を話す上でとても大事な「言い出し」の瞬間

わたしたち日本人が英語を話すときに、とても大事な瞬間があります。

それは「言い出し」の瞬間です。
時間にするとわずか1、2秒ですが。

この間にパニックを引き起こしたり、混乱状態に陥ってしまう人が非常に多い
ようです。

スムーズに話して行けるかどうかは、この「言い出し」によって決まると言える
かもしれません。


■大事な「言い出し」
つまり、あとがつながらない「言い出し」と、順にフレーズをつなげていけるよう
な話易い「言い出し」とがあります。

自分の言いたい事にあった、且つスムーズにつなげていけるような、適切な
「言い出し」を選ぶ事が大事だと思います。

そのようなことを考えて、以前、一冊の本を買いました。
「頭出し英会話」という本です。

その本にはこのようなことが書かれていました。
「日本人は外国人と向き合うと、緊張状態になる人が多い。
  何かを話そうとすると、つい「名詞」を口に出してしまい、そのあと
  どのように続けていいか、わからなくなってしまうケースがとても多い」

「そしてこのような日本人の共通の欠点をカバーするには、話し手の心に
  浮かんだ感覚と英語のニュアンスを一致させる必要がある。
  その訓練のために、この頭出し英会話を書いた」と。

やはり同じようなことで悩んでいる人は多いようで、第1刊はとても好評だっ
たようです。

そしてCD版の要求も多かったことから、後日CD対応に改編されて再版され
たようです。

この本には、必須フレーズとして5つのパートに分けられて書かれていました。
  1.行動・動作編 (54)
  2.感情・感覚編 (41)
  3.対人関係編  (75)
  4.対物関係編  (37)
  5.旅行と出張編 (51)  ※カッコ内の数字はフレーズ数


■自分の言いたいニュアンスと「言い出し」
自分が相手に何かを言いたい時、そのニュアンスにあった適切な「言い出し」
がサッと出てくるなら、かなり会話がスムーズにできるようになるのでは
ないでしょうか。

いくつか例を上げてみましょう。

1.「‥‥しようと思ってます」というニュアンスで話そうとするとき、
     ⇒「 I'm planning to ‥‥」
    という「言い出し」が頭の中にふっと浮かんでくるということです。
また、

2.「‥‥かな?」というニュアンスのことを話そうとしたら、頭の中に
     ⇒「 I wonder ‥‥」
    と浮かんでくるわけです。

3.「よく考えてみると‥‥」のニュアンスでは、
     ⇒「 I consider ‥‥」

4.「‥‥じゃないかと思います」では、
     ⇒「 I guess ‥‥」

5.「‥‥を期待しています」では、
     ⇒「 I expect ‥‥」

と出てくるわけですね。

この「頭だし英会話(尾山大著) 」には、このような必須フレーズが合計
258載っていました。

わたしはこの中の半分でもすぐに浮かんでくるようなら、随分会話するのが
楽になると感じています。


【お詫び】
上記で説明した内容の本は、すでに休版となっていました。
新版の書籍名は次の通りでした。
    「驚くほど話せる!アタマ出しで通じる英会話
      54の頭出しパターンと応用フレーズさえわかれば、英語なんて
      簡単に話せる‥‥」