2020年10月26日月曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (2)

日常会話をしているときに、気のきいた受け答えができるかどうかはとても大事なことで、話を盛り上げていくためにもしっかり使えるようにしておきたいものです。

今回も、気がきいていて良く使われる受け答えの中から、3つだけピックアップしてみました。


4: Good for you.
 いいじゃない。

「Good for you.」 はよく受け答えで使われますが、直訳すると「あなたにとって良いことです。」となります。何となく上から目線のニュアンスに聞こえますが、実際は特に深い意味もなくサラリと使われる表現なので、気にせずにどんどん使えば良いでしょう。

例えば、「ジムでトレーニングを始めたんだ」というような会話に対して、「Good for you!」 と言った場合は、「へえー、いいじゃない!」という感じで伝わります。

また、「やっと休みが取れたんだ。」と言われたときだと、「よかったね。」という意味で伝わります。いろいろんな文脈に合わせて使える、便利なフレーズです。


5: That was close.
 ぎりぎりだったなぁ。

この文を直訳すると「それは近かった。」となりますが、このフレーズもいろいろんな場面で使えるので便利です。
「あと少しでやばかったけど、あぶないところでセーフだった。」という意味合いだと、理解すれば良いでしょう。

例えば、危うく車をぶつけそうになったけど、何とか避けられたというようなときなどには、ぴったりのフレーズですよね!


6: Hang in there!
 頑張って!

日本語の「頑張れ!」は、いろいろな場面で使われる便利な一言ですが、英語だと何と言えばいいのか、困ったことがあるのではないでしょうか。
「Do your best.」「Go for it!」「Good luck.」・・・
何だか、しっくり来ないなー。

場面にもよりますが、苦しい状況に置かれた人を応援する場合の表現の一つに「Hang in there !」があります。「その (状況の) 中で踏ん張っとけよ!」という感じです。

「Stick with it !」(しがみついとけ!)や「Don't give up !」(あきらめるな)も同じような場面で使われるフレーズです。

2020年10月5日月曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (1)

英語で日常会話をしているときに、どのように思っていることを伝えようか、どんな質問をして話を盛り上げていこうか・・ということについては、誰でも注意していることと思います。

もちろん、そのことはとても大事なことです。

しかし、文の難易度は低いものの、話の流れを盛り上げていったり、逆にマイナス側に働いてしまったりするものに、受け答えのやり方があります。

いつも同じ受け答えを繰り返すだけではなく、話を盛り上げていく、勢いのつくような、会話が楽しくなるような受け答えのフレーズを、さらにうまく使いこなせるよう、学び直すことにしました。

今回はそのスタートとして、とても良く使われるものの中で、自分としてももっと上手に使いこなせるようになりたいと思っている受け答えの文を、まずは3つだけピックアップしてみました。


1: Oh, did you?
 へえ、そうなんだ。

軽い驚きの気持ちを込めて言うのがポイントです。
気のない調子で繰り返すと、無関心ととられる可能性もあるので注意。
相手の言ったことがどんなことでも、過去形のものならいつでも使える、とても便利な表現です。

例えば、
I saw Lucy today.
今日、ルーシーに会ったよ。

とか、
We went for coffee.
お茶しに行ったよ。

などと誰かに言われたなら、 “Oh, did you?” 「へえ、そうなんだ」と返せばよいですね。

注)現在完了形の場合は、Oh, have you? となります。


2: Up to you.
 お任せします。

文脈にもよりますが、Up to you. は「あなた次第です」という意味。
何が食べたいか聞かれたときにこう答えれば、「お任せします」という意味になります。日本人には便利な表現ですね。

ただし、使い過ぎると優柔不断とか、興味がないととられるかもしれないので、ご注意を。


3: Seriously?
 本当ですか/マジで?

Really?「本当に?」は、軽い驚きを表すときによく使われますが、Seriously?「本当ですか/マジで?」と言うこともできます。

他に“For real?” もよく使われます。

声のトーンは、日本語で「本当に?」と言うときのものと同じにしましょう。相手の発言を否定するようなトーンにはならないように!